オラクルをはじめ調達を行う組織は、サプライヤーとの関わりを通じて気候変動に影響力を有します。またCDPは、グローバルな情報開示システムを運営し、気候変動に関してそのような組織とサプライヤーとのエンゲージメントを評価しています。オラクルは、7年連続でCDPのサプライヤー・エンゲージメント・リーダーとして評価されたことを誇りに思います。オラクルは、2022年のCDP開示おいて、気候変動に関するサプライヤーのエンゲージメントで評価された上位8%に入りました。オラクルのバリューチェーン全体における排出量削減への貢献が評価されています。
また、CDPは、気候変動に関する質問に回答したすべての企業に対して、サプライヤー・エンゲージメント・レーティング(SER)を付与しています。 CDPのサプライヤー・エンゲージメント・レーティングは、企業が気候変動問題に関してサプライヤーとどれだけ効果的に関わっているかを評価するものです。CDPは、ガバナンス、ターゲット、スコープ3の排出量、バリューチェーンへの関与に関する質問に対する企業の回答を照会し、サプライヤーとのエンゲージメントに関するパフォーマンスを評価します。サプライヤー・エンゲージメント・レーティングが最も優秀な企業は、サプライヤー・エンゲージメント・リーダーとして表彰され、今年は、気候に関する質問に回答した企業の上位8%で構成されています。
オラクルは、今年のサプライヤー・エンゲージメント・リーダーに選出されました。オラクルは、持続可能なビジネスには持続可能なサプライチェーンが必要であると考えており、サプライヤーと協力して調達方針を確立し、二酸化炭素排出量を削減するための協力的なプログラムを推進することに取り組んでいます。オラクルは、Responsible Business Alliance(RBA)のメンバーとして、RBAの行動規範に従って、ハードウェアのサプライチェーンを管理および監視しています。
オラクルは毎年、戦略的サプライヤーと連携し、RBAプラットフォームを通じて炭素、水、廃棄物のフットプリントに関するデータを報告しています。オラクルはまた、RBA Environmental Sustainabilityワーキンググループのアクティブなメンバーでもあり、環境影響測定の改善、資源効率の促進、業界の能力とパフォーマンスの構築のための戦略やツールの開発を支援しています。
CDPの2022年版Supplier Engagement Leaderboardにおけるオラクルの評価は、これら取り組みと、サプライチェーンにおける排出量削減を推進するためのすべての取り組みを評価したものです。
CDPのバリューチェーン・グローバルヘッドであるソーニャ・ボーンスレー氏は次のように述べています。
「今年の報告書は、多くの企業の環境対策が、世界の気温上昇を1.5度に抑えるために必要なスピード、規模、範囲でまだ行われていないことを示しています。また、多くの企業は、自分たちが環境に与える影響が、自社の事業や気候変動だけにとどまらないことをまだ認識していません。」
「COP15では、自然に関する企業報告について、これ以上ないほど明確な行動喚起がなされました。もし企業がサプライチェーンにおける、自然に関連した規制に備えていなければ、さまざまな企業リスクにさらされるだけでなく、自然保護によってもたらされる機会も逃してしまう可能性があります。もし企業が将来的にビジネスを続けたいのであれば、調達に関しても自然保護の観点を取り入れ、サプライヤーと協力してサプライチェーンでの自然保護の行動を推進する必要があるのです。」
「したがって、気候変動と自然環境影響に共に取り組み、自然保護の観点を標準として取り入れた統合的な方法でサプライヤーと協力し、また、組織内でこの取り組みを奨励することによって、環境におけるリーダーシップを企業が今すぐ発揮することが必要です。」

