皆様こんにちは。

先日の1回目の投稿ではオラクルが提供する生成AIの全体像をお伝えしました。今回の投稿では、具体的なユースケースをいくつかご紹介します。

※ 本記事は、Fusion Developmentチームによる”New—2-min previews of GenAI at work in Fusion HCM“を翻訳/意訳したものです。


オラクルは、Oracle Fusion Cloud Applications Suiteの一部としてAIイノベーションを提供することを約束しており、HCMも例外ではありません。以前、「オラクル、ジェネレーティブAIで Fusion HCMを強化」を発表しました。今回は、Oracle Cloud HCMの一部としてAIがどのように提供され、活用できるのかをより理解頂くために具体的な3つのユースケースをご紹介します。動画もご用意しておりますので、併せてご覧ください。

 

1. マネージャ:より魅力的な職務記述書の作成を支援

多忙なマネージャは、生成AIを利用して職務記述書を具体的に且つ簡潔に迅速/簡単に作成することができ、それにより適切な人材の獲得と採用につなげることができます。 

注目ポイント: 「AI Assist」ボタンにより生成AIの利用を明確にしています。これにより、マネージャは、仕事や職務に必要な資格や具体的な仕事内容のドラフト案が提示され、内容を簡単に確認・修正できます。 

見えないポイント:AIモデルは、望ましくない表現を減らしながら、より適切な結果を出力するような手段を提供しています。

 

 

2. 求職者:よりスムーズな応募プロセスを提供

求職者の観点から、応募プロセスがどのようにスムーズに実施できるか見てみましょう。

※ここでの「求職者」は、会社に応募される方の視点になります。(動画内は、会社側視点で「候補者」と表記しております。)

注目ポイント: AIは求職者の履歴書から多くの情報を取得・整理し、応募プロセスをより簡単に進められるようにサポートしています。求職者は最小限の入力のみで、自身の情報登録が完了します。経験や学歴などに基づいた職務が推奨され、募集中のポジションに応募し、面接を設定できます。 

見えないポイント:画面右下隅にあるAI搭載のチャットボットは、コンテキストを使用して、福利厚生・企業文化などについて関する情報を求職者に提供します。さらに、応募属性に基づいて、求職者の応募プロセスを自動的に進捗させるような「ターゲット人材選考の自動化」を構成できます。例えば、人の判断が介入することなく、自動的かつ即座に面接を実施できるように設定できます。これは、大量採用のポジションでも優先度や重要性の高い求職者の獲得でも、同様に役立ちます。

 
 
 

 

 

3. マネージャ:部下の評価レビューの重要な部分に集中

部下への評価レビューに多くの時間を費すマネージャにとって、AIがどのように活用できるかご紹介します。  

注目ポイント: マネージャは、部下に対して様々な視点で評価コメント・レビューを実施します。特に、管理する組織が大きく、レビューする部下が多い場合は、膨大な時間を要することになります。AIは関連データを要約して評価コメントのドラフトを生成します。その結果、効率的なレビューを実施することができます。 

見えないポイント: 望ましくない表現を減らしながら、より適切な表現を出力する手段を提供します。

 

 

Oracle Cloud HCMは多くの生成AIをご用意しています

以下は、Oracle Cloud HCMの一部として提供している生成AI機能の例です。以前に発表された機能は次になります。

  • オーサリング支援
    • 従業員プロファイル(自己紹介)
    • 従業員へのレコグニション(称賛や共感)
    • 目標の設定
    • 職務記述書、および募集要項作成
    • セルフサービス向けナレッジ記事(社内FAQ)
  • 提案
    • サーベイの質問項目
    • 能力開発のヒント
  • 要約
    • 評価レビューの要約
    • 求職者の適格性

まとめ

オラクルは、AIを使用してOracle Cloud HCMを再構築し、求職者・従業員・マネージャが時間とエネルギーをより付加価値の高い活動に費やすことを支援します。AIは人間に取って代わったり、人間の判断を無効にしたりするものではなく、エラーや望ましくない表現に対する安全対策や保護手段とともに展開されます。Oracle Cloud HCMの一部としてAIを継続的に提供する中で、仕事の未来はかつてないほどの変化が期待できます。

オラクルのパートナーの方で詳細をお知りになりたい場合は、Oracle Partner Communityをご覧ください。


Fusion Development

Fusion Developmentチームは、Oracle ERP、EPM、SCM、HCM、CXを含むOracle Fusion Cloud Applications Suiteのイノベーションの構築、維持、推進を担当しています。本部は米国、インド、メキシコ、フィリピン、ルーマニアにあり、メンバーは世界中に拠点を持っています。