こんにちは。日本オラクルのクラウド・エンジニアの小西です。
はやくも11月が終わりそうで、今年も残すところあと一か月です。毎年のことですが月日が流れるのが早くてびっくりします。
さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では、隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。
それでは、前回以降のリリースノートに掲載されているOCIの新機能を見ていきましょう!
[OKE] クラスタ・アドオンとしてKubernetes Cluster Autoscaleのデプロイが可能
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クラスタ・アドオンとしてKubernetes Cluster Autoscalerを使用できるようになりました。Cluster Autoscalerをスタンドアロン・プログラムとしてではなく、クラスタ・アドオンとして使用することで、構成やメンテナンスが簡単になります。
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以下の点が可能です。
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Cluster Autoscalerの有効または無効化
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Oracleによる自動更新のオプトインとオプトアウト
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Cluster Autoscalerアドオンのバージョン選択
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承認されたキーと値のペア構成引数を使用して、アドオン固有のカスタマイズを管理
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詳細: Working with the Cluster Autoscaler as a Cluster Add-on.
[Secure Desktops] セキュア・デスクトップの新リリース
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このリリースには、次の機能改善および不具合修正が含まれています。
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Azure ADとフェデレーションされている環境で、デスクトップ・プールを作成してデスクトップを起動
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新しいボリュームおよびネットワーク・エンドポイント作成のエラー・レポートおよび診断機能の改善
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コンピュート・インスタンスへのストレージ・ボリュームのアタッチに関連するデスクトップ起動失敗の問題の修正
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プライベート・ネットワーク・エンドポイントの削除に関連するプール管理の問題の修正
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[Operations Insights] 自動ワークロードリポジトリ(AWR)ハブ
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AWRハブを使用すると、Oracle Autonomous Databasesの自動ワークロード・リポジトリから、詳細なパフォーマンス・データを統合して格納できます。新しいAWRハブのオンボーディング・プロシージャにより、ウェアハウスおよびハブをルート以外のコンパートメントに配置でき、ポリシーをサブ・コンパートメントに作成できるようになりました。
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詳細:Analyze Automatic Workload Repository (AWR) Performance Data
[Compute] High Performance Computingの新機能
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High Performance Computing (HPC)では、ベア・メタル・サーバー、超低レイテンシのクラスタ・ネットワーキング、高パフォーマンスのストレージ・オプションおよびパラレル・ファイル・システムを使用し、AI、ディープ・ラーニング、データ分析、科学シミュレーションなどのワークロードに対する並列処理が可能です。
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HPCの新機能として、Oracle Cloud AgentのHPCプラグインが利用可能になりました。OCAのHPCプラグインによって以下が可能になりました。
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RDMAネットワークインターフェースの自動構成
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Cluster NetworkのRDMA認証/構成
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GPUとRDMAのパフォーマンス・メトリックの取得
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[OCI] 新規リージョン Bogota, Colombia
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Colombia Central (Bogota) リージョンがオープンしました。
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リージョン識別子 sa-bogota-1
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リージョン・キー BOG
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[Cloud Advisor] クラウド・アドバイザでサポートされるコンピュート・シェイプの追加
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クラウド・アドバイザの推奨事項「使用率の低いコンピュート・インスタンスの縮小」、「アイドル・コンピュート・インスタンスの削除」および「コンピュート・インスタンスのサイズ変更」で、他の20を超えるコンピュート・シェイプに加え、VM.Standard3.Flexがサポートされるようになりました。
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詳細:Cloud Advisor Cost Management Recommendations、 Cloud Advisor Performance Recommendations
以上が本日の新機能ハイライトです。
今回は新機能の数は少なめでしたね。
今後も引き続き新機能をお伝えしていきたいと思います。
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