この記事はPhani TurlapatiによるMaximize your Exadata Cloud Infrastructure investment with Multi VMを日本語に翻訳したものです。
2023年11月29日
Exadata Cloud Infrastructure上でOracle Databaseを動かしていますか?Oracle Autonomous Databaseに興味はありますか? それなら、複数仮想マシンの機能をがぴったりです!Oracleは最近OCIのExadata Cloud Infrastructure上で複数仮想マシンの利用を開始しました。 Multi VMを利用し、ADB-Dとも呼ばれる専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseと、同じExadata Cloud Infrastructure上で専用Exadataデータベース・サービス(ExaDB-D)の両方を実行できます。 どちらのデータベースも同じインフラストラクチャ上で稼働させることで、投資を最大限活用し、データベースのクラウド移行の柔軟性を高め、アプリケーションのをよりモダナイゼーションしたり、競争優位性をもたらす優れたアプリケーションを構築できたりします。
Multi VMがどのように役立つか
どのように機能するか見ていきます。まずはじめに、Lift and Shift(L&S)により、このプラットフォーム上でアプリケーションを動かすためにコードを変更したり、回避策を考えることなく、オンプレミスからクラウドにそのまま移行することができました。 ExaDB-DへのL&Sは、高いパフォーマンス、セキュリティに加えて、バックアップ、リカバリ、パッチ適用など種々のクラウド自動化のメリットが得られます。 ただ、Oracle Cloudの機能を最大限に活用するにはもう一歩踏み込んでMove and Improveを使用してAutonomous Databaseの移行する必要があります。
Move and Improveでは、アプリケーションをADB-D上で実行し、最新化することができます。 L&Sのメリットだけでなく、パフォーマンス、機能、コスト、ユーザーエクスペリエンスなどなど、さまざまな面でワークロードを改善することができます。 self-tuning、self-maintaining、self-securingといったADB-Dの自律的な機能をフル活用できるため、perfect home for modern application development最新のアプリケーション開発に最適です。
Multi VMは、すでにご利用いただいているExadata Cloud Infrastructure上にAutonomous VMクラスタ(AVMC)を作成できるため、ADB-Dへの移行や改善は簡単です。 つまり、利用可能なコンピュートやストレージ容量を持つExadata Cloud Infrastructure上に追加コストなしでADB-Dを導入できます。 アプリケーションをOCIに移行し、ADB-Dを使用してデプロイすることで、投資を最大限活用し、アプリケーションをより簡単に最新化できます。 運用チームはデータベースの保守、管理、パッチ適用に費やす時間を削減し、データベースやアプリケーションのアーキテクチャについて開発チームを直接指導し、利用率の向上とコストの最適化を図り、よりよいものの構築を支援する時間を増やすことができます。 例えば、Mongo DBアプリケーションをAutonomous Databases上で開発して運用効率を上げたい場合、JSONデータ、Spatial、Graph、IoT、その他あらゆる種類のデータを使ってより良い新しいアプリケーションを構築したい場合、生産性を向上させるローコードアプリケーションを構築したい場合、既存のExadata Cloud Infrastructure上にMulti VMを導入することで、完璧なプラットフォームを提供することができます。 Multi VMは、究極のデータベース・クラウドで究極の柔軟性を提供します。

最大限の投資を実現するMulti VM
Exadata Cloud Infrastructure上のMulti VM機能は、既存のExadata Cloud Infrastructureのお客様にとって、Autonomous Databaseへの従量課金による最も低コストなエントリーポイントです。 ExaDB-Dでは、VMを作成する際にOCPUを割り当てる必要があり、価格はその割り当てに基づきます。 MultiVMの柔軟性により、Autonomous Databaseのオートスケールを利用することができます。これにより、ワークロードの要求に応じて秒単位でOCPUを割り当てたり割り当てなかったりすることで、使用した分だけ料金を支払うことができます。 AVMCやAutonomous Container Databaseに割り当てられたOCPUに対する支払いは不要です。またBring Your Own License(BYOL)であればエントリー価格はさらに1/4になります!
Multi VMは、X8M以降から利用可能であり、Exadata Cloud Infrastructureへの投資の価値を最大化できます。 何を待っているんですか?Exadata Database – DedicatedへアプリケーションをLift and Shiftしましょう!ADB-DへMove and Improveしましょう!Multi VMを利用すると限界はありません。 LiveLabsを使用して、Exadata Cloud InfrastructureやExadata Cloud@Customer上でADB-Dを開始することで、ハンズオンの経験を積み、技術スキルを向上させることができます。 Oracle Cloud Infrastructureを試す準備ができたら、Autonomous DatabaseなどAlways Free Tierで利用できます。