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Oracle API Gateway、Oracle Logging、およびOracle StreamingのKafka互換機能の発表

Ryusaburo Tanaka
Business Development, Cloud Native Services

※本ページは、"Announcing Oracle API Gateway, Oracle Logging, and Kafka Compatibility for Oracle Streaming"の翻訳です

 

昨年、Cloud Native Framework、を発表し、Cloud NativeなシステムをOracle Cloud上のみならず、オンプレミスや他社のクラウド上で稼働させることの出来る可能性を示しました。Oracle Linux Cloud Native EnvironmentOracle Cloud Native Servicesの両方で、この進化に大きな成果を上げました。

 

Oracle Cloud Native Servicesを使用すると、コンテナ、サーバーレス、Infrastructure-as-Code、イベント・ドリブン・アーキテクチャといった、次世代アプリケーションを開発、デプロイおよび管理できます。 モニタリングやメッセージング機能と組み合わせると、非常にスケーラブルで、グローバル規模でエンタープライズ・レベルのシステムの稼働が可能です。

 

2018年にOracle Cloud Infrastructureには、米国、イギリス、ドイツのリージョンがありました。 その後、カナダ、スイス、サンパウロ、インド、韓国、日本、およびオーストラリアにサービス範囲を拡大し、2020年末までに36のリージョンを持つ予定です。これらのデータ・リージョンは、他のベンダーでは利用できない災害復旧機能(ディザスタ・リカバリ)を提供します。また、Cloud Native サービスを展開するための地理的な選択の幅が広がります。

 

 

また、MicrosoftVMwareSUSE、Ubuntu、Palo Alto Networks、Fortinet、およびその他のベンダーとのパートナーシップを拡大しました。 Microsoftとのパートナーシップは、マネージドなKubernetesのシナリオを含む、マルチクラウド・シナリオに対するOracleの認識を強調しています。 Oracle Cloudのエコシステムの認定ソリューションは、OSと仮想化、アプリケーションとマイグレーション、ネットワークとセキュリティ、データ、分析、AI / ML、HPCにまたがります(これらの分野のOracleのソリューションを含む)。さらに、Oracle Cloud Marketplaceでは、Oracle Cloud Infrastructure内の3rdパーティのアプリケーションを簡単に起動できます。

 

 

Oracle Cloudを活用すると、他にも次の利点があります。

  • 開発者の生産性を向上させるマネージドサービス
  • 優れた柔軟性、パフォーマンス、および可用性を提供するGen 2 infrastructure
  • さまざまなソースからデータを収集し、それらを分析し、人の介入なしで脅威を低減・削除するエンタープライズ・グレードのセキュリティ
  • オープン性/可搬性/相互運用性:KubernetesやサーバーレスなどのCloud Nativeサービスは、アプリケーションの可搬性と相互運用性を最大限にするため、オープンソースのコードベースを拡張。オラクルは、オープンソースのMySQL、Java、Oracle VM VirtualBox、Oracle Visual Builder、およびその他のテクノロジーも備えており、アプリケーションをどこでも実行できるように、可能な限りデファクト・スタンダードな技術を活用

 

Cloud Nativeサービスに関する発表

Oracle StreamingのKafka互換機能、Oracle API Gateway、およびOracle Loggingを発表します。

Oracle Streamingは、開発者向けに今年の初頭にCloud Nativeのメッセージング・プラットフォームとして発表されました。OracleのCloud Nativeサービスは開始以来、オープンソースを採用しています。来たる、Apache Kafka互換機能の正式リリースを発表します。Apache Kafkaは業界標準のメッセージング・プラットフォームで、イベント・ドリブン型のアプリケーションと、分析のためのリアルタイム・ビッグデータ・インフラストラクチャを構築することが出来ます。このサービスは、これら両方のプラットフォームのユニークな付加価値を組み合わせたものです。

  • Kafka APIともにKafkaのエコシステムを活用して、ベンダーのロックインを排除
  • Oracle Cloudの Auth NおよびAuth Zと統合して、エンタープライズのセキュリティに対するニーズを満たす
  • 従量課金制により、自ら管理するKafka実装よりも最大20~40%安価

詳細については、Kafka Compatibility for Oracle Streamingの発表(英語)をご覧ください。

 

API Gateway(制限付き利用提供)は、可用性が高くフル・マネージドなゲートウェイで、開発者はガバナンスの効いたHTTP/Sのインターフェースを作成し、それをOracle Functions、Oracle Container Engine for KubernetesやOracle Cloud Infrastructure Compute(仮想マシン)を含む他のサービスへ公開することが出来ます。Oracle API Gatewayでは、認証やHTTP/S endpointsレート・リミットに関してポリシー適用の強制が可能です。 API Gatewayの発表(英語)を通じて、サービスの詳細を確認できます。

 

Logging(制限付き利用提供)は、すべてのログに対して非常にスケーラブルな単一のビューを提供します。 Loggingを使用すると、リソースおよびアプリケーションによって生成されたログの投入および管理ができます。 強力な分析エンジンを活用してログを検索・分析し、直感的なルールエンジンを使用して、ほぼすべてのログイベントに対してリアルタイムでアクションを実行できます。 Loggingに関する発表内容(英語)にて、詳細を確認できます。

 

これら3つのCloud Nativeのオファーに興味にある方は、Limited Availability sign-up formを通じてアクセスのリクエストが出来ます。

 

Oracle Cloud Nativeサービスの採用

Oracle Cloud Nativeサービスは、この1年で採用が大幅に増加しました。科学機関、医療機関、大規模な金融サービス会社、革新的なAIのスタートアップ企業、ロジスティクスと輸送の企業、政府機関などが含まれます。 Oracle内部での最大のCloud Nativeのクラスターは、500を超えるノードで構成されています。

 

Cloud Native Framework ブログが指摘しているように、文化、コード、クラウドは、根本的にアプリケーションの開発、デプロイ、実行の状況を変えました。組織は、従来のソフトウェア開発プロセスから進化しながら、最新のアプリを提供することに直面しています。 コンテナ、サーバーレス、Infrastructure-as-Code、およびストリーミングなどのイベント・ドリブン・アーキテクチャを、アプリケーションのライフサイクルに組みこまなければならず、多くの場合、それには高いコストと多くの労力が必要となります。ヨーロッパに拠点を置く金融サービス会社のEntercardは、Oracle Container Engine for Kubernetesを含むOracle Cloudを活用して、大きなメリットを実現しました。

 

「アプリケーションをマイクロサービスに移行して、パフォーマンスと開発のリードタイムのパフォーマンスを改善したいと考えています。 コンテナ化、APIゲートウェイ、イベント・ドリブン・アーキテクチャ、およびMySQLにOracle Cloudを使用して、これらの目標を達成し、ROIを改善し、市場投入までの時間を短縮しました。 (クラウドではなく)従来のコロケーションのソリューションでは、数倍のコストがかかりました。」
Axel Lefebure
Head of Digital Proposition & Design, Entercard

 

Cloud Nativeアプリケーションの開発の複雑さに加えて、既存の環境でのセキュリティ、ログ、および監視機能は言うまでもなく、場合によってはパフォーマンスとスケーラビリティの欠如の問題があります。 業界をリードする主要なSaaSプロバイダーは、クラウドの移行とハイブリッドクラウドのシナリオに役立つ実証済みのソリューションを採用することで、俊敏性を向上させることができました。

 

「当社のビジネスは、革新的なソフトウェアソリューションをグローバル市場に提供することに依存しています。」Oracle Cloud Infrastructure上のOracle Container Engine for Kubernetesは、データセンターの統合を容易にし、スケールを追加しましたが、マイクロサービス・アーキテクチャのパフォーマンスとセキュリティも大幅に改善しました。 実際、これは今回のマイグレーションの最も分かりやすい部分です。」
VP of Enterprise Architecture, Large Software-as-a-Service Provider

 

 

前述したように、オープンソースはCloud Nativeワークロードの重要な教義です。Oracleは、あらゆるクラウド環境またはオンプレミス環境で実行できるオープンソースプラットフォームであるFn Projectをリードしています。

 

「オラクルが、Oracle Functionsのようなオープンソースおよびクラウドネイティブテクノロジーを採用し続けることを楽しみにしています。 Oracle Functionsの新機能により、企業データを利用する際のコストのかかる古い方法から脱却することができます。 Oracle FunctionsとOracle Cloud InfrastructureおよびOracle Autonomous Databaseのパワーを組み合わせることで、顧客がデータからさらに多くの価値を引き出すことを支援する新しい方法が提供されます。」
Chris Pasternak
Managing Director, North America Oracle Technology Lead, Accenture

 

Infrastructure-as-CodeのためのOracle Resource Managerは、オープンソースのTerraformでの記述を向上させ、Oracle Cloud Infrastructureのリソースのstackを簡単にデプロイできるようにします。 Moleculaは、米国に拠点を置くAIの新興企業であり、Resource ManagerとContainer Workloadsを活用して、インフラストラクチャのデプロイとアップデートを自動化しました。

 

「私たちは、データをAI対応にするための支援に焦点を当てた最先端のスタートアップ企業です。 コスト・パフォーマンスベースでベンチマークを行ったところ、Oracle Cloud Infrastructureは他のすべてのベンダーよりも優れていました。 Container EngineでKubernetesを活用し、Resource ManagerでTerraformを活用することで、SLAを満たすための俊敏性と回復性が得られました。
H.O. Maycotte、Molecula CEO

 

その他のCloud Nativeサービスとしては、Oracle StreamingOracle MonitoringOracle NotificationsOracle Eventsがあり、メッセージング、可観測性、モダンなアプリケーション向けの運用機能などを提供しています。これらのサービスは、Oracle Cloud Infrastructureの大手のユーザー企業の一部で使用されており、Eventsの機能は、Streaming、Functions、Notificationsの機能を向上させます

 

無料利用枠

Oracle Cloud Free Tierは、価値の高いOracleクラウドを30日間提供します。 Always Freeサービスを使用すると、開発者、学生、企業など、誰でもAutonomous Database、Compute、Storage、Networking / Load Balancing、Monitoring / Notificationsに無制限にアクセスできます。 今日からStart for freeで始めましょう。

 

 

 

Cloud Nativeサービスに関するその他のアップデート

 

  • Service Broker for Kubernetes を利用すると、Oracle Autonomous Database、Object Storage、およびStreamingとOracle Container Engine for Kubernetesの利用が簡単に
  • Datadog monitoringNeuVector securityAqua Securityのコンテナ・インフラストラクチャ上での利用
  • Oracle Streamingにて、Key Management Service(KMS)を使用して保管時のデータセキュリティを提供し、プライベートエンドポイントを使用して安全なデータアクセスを提供
  • Notificationsにて、Slackと、3rd パーティのWebhookおよびWeb APIのためのHTTPSエンドポイントとの統合
  • Resource Managerにおける、Stack作成のガイドとMarketplaceとの統合の導入
  • Oracle Cloud Marketplaceでの、simple billingsecurity + networking solutionsenterprise appsおよび big data + analytics

 


以上の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。

オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

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