Oracle CloudWorld 2022

2022年12月20日更新

Oracle CloudWorld 2022に関連したオンラインセミナーのご案内です。

  • [11/9実施] 最新情報を日本語で解説!特別開催・Oracle CloudWorld 2022 最新情報フィードバック:資料 / 動画
  • [12/7実施] 【日本語で解説!】Oracle CloudWorldで待望のOracle Database 23c発表!その魅力に迫る!:資料 / 動画
  • [12/14実施] 【日本語で解説!】Oracle CloudWorldで発表されたマルチクラウド戦略と他社クラウド連携の魅力とは!:資料 / 動画

基調講演に加え、多数のセッションがYouTubeで視聴できるようになりました。OCI&PaaS (50セッション)、Database (58セッション)、Developer Technology (51セッション)がご覧いただけます。


オラクルの年次イベントである「Oracle CloudWorld 2022」が2022年10月17日から20日に開催されました。オンサイトイベントとしては3年ぶりになります。

日本からも多くのユーザー企業・パートナー企業の皆さまにご参加やご講演をいただきました。

このページでは、主要な発表をまとめてお知らせします。なお、各発表のステータスは、「発表のみ(今後予定)/既に提供開始」があります。

なお、日本オラクルでは、その内容を凝縮してお伝えするオンラインセミナーを開催します。

基調講演の動画はイベント登録なしでご覧いただけます。イベント登録いただくと、より広範なセッションをご覧いただけます。(Digital Discoveryでの登録は無償です)


目次


Oracle Excellence Awards:日本のお客様も多数選出

Oracle Cloud Infrastructureを活用いただき、卓越した取り組みを行われているお客様を表彰するOracle Excellence Awardsにおいて、以下の日本のお客様が選出されました。

  • Application Modernization Champion Award:ユー・エス・イー様 (ファイナリスト)
  • Business Transformation Award:野村総合研究所様 (ファイナリスト)
  • Cloud Security Champion Award:マイネット様 (Award受賞)
  • Data Analytics Leader of the Year Award:ティ・ジョイ様 (ファイナリスト)
  • Eureka Award:広島大学様 (ファイナリスト)
  • Game Changer Tech Service Delivery Partner of the Year Award:TIS北海道様 (ファイナリスト)
  • Visionary ISV Partner of the Year Award:ソフトマックス様 (ファイナリスト)

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)

OCI(パブリック・クラウド):リージョン拡張とサービス・拡張を継続

現在OCIは、5大陸22カ国で、40の商用および政府向けのリージョンを展開しています。この1年間で10リージョンを開設してきましたが、今後さらに7つのリージョンを開設予定です。また、民間企業および公共機関の両方の規制対象ワークロードおよび機密ワークロードに対応する、2つのEUのパブリック・ソブリン・リージョンをドイツとスペインに追加する予定です。

そして、過去2年間で数百の新機能がOCIコアサービスに追加されてきました。その中でもOCIは「卓越した柔軟性」を提供しています。「Flexible Compute」では、「クラウド=固定されたシェイプしか選べない」という概念を変え、任意のCPU数/メモリサイズを選択できる柔軟性の高いインスタンスを利用できます。そして「ブロック・ボリュームの自動チューニング」では、必要な性能に応じて自動チューニングを行う機能を業界で初めて実装しています。

今回以下のサービスを発表しています。

上記はごく一部の新サービス・機能になりますので、今後にご期待いただければと思います。

OCIリージョン

専用クラウド環境:採用が増加しているOCI Dedicated Regionと新たに提供するOracle Alloy

OCI Dedicated Regionは、オラクルによるマネージド・クラウド・サービスのフルセットをお客様のデータセンター内で実行可能にし、OCIが運用する統合ハードウェアおよびソフトウェアとともに、独立した専用クラウドとして提供しています。OCI Dedicated Regionのお客様は増加し続けておりVodafone野村総合研究所Tonomusなどでご利用いただいています。

そして、新たに発表したのが、Oracle Alloyです。Oracle Alloyは、サービスプロバイダー、インテグレーター、ISVパートナー、および金融機関や通信事業者などの組織がクラウド・プロバイダーとして自社の顧客に新しいクラウド・サービスの提供を可能にする、新しいクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォームです。これらの企業はOracle Alloyを利用することで、フルセットのクラウド・サービスや、ブランド、カスタマイズした体験を提供できるようになり、付加価値の高いサービスやアプリケーションをパッケージ化して、それぞれの市場や業界特有のニーズに対応できます。また、自社のデータセンターでOracle Alloyを独立して使用し、特定の規制要件の対応するためにオペレーションを完全にコントロールすることも可能です。

Becoming an Oracle Alloy partner  diagram, description below

オープン・マルチクラウド:AWS/Azureユーザへ向けたサービス

大多数の企業が複数のクラウド・サービスを活用することが一般的になる中で、OCIは「オープン・マルチクラウド」戦略の元、以下のサービスを発表しました。

AWSユーザ向け

Azureユーザ向け

OCIの極めてユニークなデータベース・サービスである、Autonomous DatabaseやExadata Database Servie、MySQL HeatWaveを他のパブリック・クラウド組み合わせて利用いただくことが容易になります。

オープン・マルチクラウド戦略

Snowflakeの17倍、Redshiftの6倍高速なクエリ性能を提供するMySQL HeatWave Lakehouse

お客様は、CSVやParquet、AuroraおよびRedshiftのバックアップなど、各種ファイル形式でオブジェクト・ストアに保存されている数百テラバイトのデータに対して処理およびクエリ実行ができるようになります。「MySQL HeatWave Lakehouse」は、単一のMySQLデータベース内にトランザクション処理、アナリティクス、機械学習、機械学習をベースとした自動化を組み合わせた唯一のクラウドサービスである「MySQL HeatWave」ポートフォリオに追加される最新の製品です。

MySQL HeatWave

ミッションクリティカル・システムの保護を強化するソリューションを拡充

Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」は、OCIで実行しているOracle DatabaseサービスおよびAutonomous Databaseのセキュアなバックアップと、高速かつ予測可能なリカバリを提供します。データベース処理内容に対するインテリジェンスと自動化により、発生したトランザクションの保護、運用中のデータベース・サービスのオーバーヘッド削減、データベースの復元可能性の検証、バックアップとリカバリの両プロセスの自動化などを支援します。この新しいサービスを利用することで、組織は、ランサムウェア、サービス停止、ヒューマン・エラーの影響を軽減し、攻撃、停止、エラーの発生直前の時点にデータベースをリストアできるようになります。

OCI Full Stack Disaster Recovery Service」は、テクノロジー・スタック全体のあらゆるディザスタ・リカバリ・プロセスをお客様がOCIコンソールから監視、管理できるようにします。1回のクリック操作で、アプリケーション、ミドルウェア、ネットワーク、ストレージ、コンピューティングなど、さまざまなディザスタ・リカバリ・トポロジーを管理できます。リージョン間の関係や災害復旧(DR)計画を迅速に作成するインテリジェントな機能を提供し、災害復旧(DR)計画の実行前に総合的なチェックを行うことでスタンバイ・リージョンでの成功を確実にします。

Images shows a high-level overview of Recovery Service


Oracle Database

Oracle Database 23c Betaを発表

Oracle Databaseの最新バージョン「Oracle Database 23c」のベータ版を発表しました。コードネーム「App Simple」という名の通り、アプリケーションと開発の簡素化に重点を置いています。

Oracle Database 23cでは、次世代のミッションクリティカルで高性能なデータベース・アプリケーションを構築する開発者を支援する新機能を提供します。開発者、データ・エンジニア、DBA向けの完全かつシンプルなコンバージド・データベースであるOracle Database 23cは、JSON Relational Duality、JavaScriptストアド・プロシージャ、オペレーション・データのプロパティ・グラフ分析、分散マイクロサービス・トランザクション(sagas)の自動処理、強化された自動マテリアライズド・ビュー、リアルタイムSQL計画管理、True Cache、機械学習によって強化されたデータ統計予測によるSQL実行の最適化、データベース・シャードのネイティブ・レプリケーションに対応しています。その他の機能には、Oracle Databaseに対してKafkaアプリケーションを直接実行する機能や、Oracle Databaseに組み込まれた新しいSQLファイアウォールを利用した、あらゆる実行経路からの未認証SQLに対する保護などがあります。現在は、ベータ・サインアップの手続きを完了したオラクルの全世界のお客様向けにベータとして提供されています。

Oracle Database 23c


改めまして、日本オラクルでは、その内容を凝縮してお伝えするオンラインセミナーを開催します。ぜひご参加ください。