本日、株式会社ファンコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:柳澤 安慶)が、同社が展開する成功報酬型アドネットワークの主要サービスであり、約2万社の広告を260万のサイトに24時間365日配信する*アフィリエイト・ネットワークサービス「A8.net(エーハチネット)」のデータベース基盤として自律型データベース「Oracle Autonomous Database」を採用したことを発表しました。発表資料はこちら。
新しいデータベース基盤により、基盤部門の手を煩わせることなく、広告主企業およびメディア会員のデータ増加に対応する拡張性を備え、より優れたデータ活用基盤を実現します。ファンコミュニケーションズでは、「Oracle Autonomous Database」の自律機能および「Rapid Start Service」を活用し、より迅速かつコスト効率の高いデータベース基盤移行を行っています。
* ファンコミュニケーションズ調べ(2019年6月調べ)
同社では、アフィリエイト・ネットワークサービス「A8.net」を支える基盤を他社クラウド上で稼働する「Oracle Database」で構築し、外部のデータベース管理者に委託し、運用してきました。しかし、広告主企業およびメディア会員増加によるデータの急増に伴い、成功報酬型広告事業で重要なプロセスとなる広告配信およびアクションをベースとした課金集計や広告主企業やメディア会員への提案に活用する月次データ分析処理速度の低下が課題となっていました。これらの改善を他社クラウド上で稼働する既存システムで行うには、一度インスタンスを停止させ移行作業を行う必要がある上に、インスタンス・サイズあたりのスループット容量に上限があるため、月額課金も倍以上となることが判明し、これに代わる対応策が必要となりました。
ファンコミュニケーションズではこれらの課題解決に向け、拡張性およびパフォーマンスに優れ、社内運用管理およびデータ加工業務の効率化を実現するシステム強化を前提に、自社開発・運用可能なソリューションの導入を目指し、選定および検証を開始しました。複数のクラウド・サービスを比較検討した結果、これまでの「Oracle Database」の利用実績に加え、既存クラウドより優れたIOPSのスループット性能、自動化による容易なデータベース構築、運用、管理を高く評価し、「Oracle Autonomous Database」を採用しました。