本日、「Oracle Utilities Opower Energy Efficiency」プログラムのサポートを受ける世界各地の一般家庭において、約23テラワット時(TWh)の累計節電量を達成したと発表しました。これは、大阪府の全世帯に必要な電力約1年分、または日本におけるすべての個人用携帯電話を74年間充電できる電力に匹敵します。発表資料はこちら

「Oracle Utilities Opower」は、消費者エネルギー効率プログラムを2008年に初めて市場に発表しました。これには、世界初の行動情報に基づく家庭向け省エネレポート(HER)が含まれます。これらのレポートは、データ分析と行動科学を組み合わせ、電力消費者がエネルギー消費についてより深く理解できるだけでなく、自分たちにとって意味がある場合に無駄を減らす行動をとるように促します。プログラム発表から10年、累計23 TWhというマイルストーンとなる節電量を達成したことは、エネルギー事業者とその消費者がこれらのプログラムを積極的に受け入れ、行動変容を促すことで、電力の浪費とそれに伴う二酸化炭素排出を大幅に削減できることを証明しています。

2017年に日本の環境省の委託を受けたオラクルは日本の大手エネルギー事業者5社と連携し、「Oracle Utilities Opower Energy Efficiency Cloud Service」を利用して電力消費に関するパーソナライズされた洞察と、効率に関するアドバイスが記載された家庭向け省エネレポート(HER)を年に4回、エネルギー事業者あたり6万世帯(合計30万世帯)に送付しました。

2018年4月、環境省は家庭向け省エネレポート(HER)を受け取っている家庭とそうでない家庭を比較した結果、電力消費量が平均で2%、少なかったことを発表しました。わずかな効果に見えるかもしれませんが、環境省の計算では、日本の全家庭が1年間で2%節約することは、古い冷蔵庫2,600万台を交換する(そのためのコストは約3兆円)または80万世帯に太陽光発電パネルを設置する(そのためのコストは約1.4兆円)ことに匹敵します。