※ 本記事は、Michelle Mengによる”What’s New in Oracle AI? October 2026 Edition“を翻訳したものです。
2026年11月1日
Oracle AI Worldの開催が間近に迫り、充実した10月に向けて準備を進めています。ラスベガスに向かう前に、新しいGrokモデル、Smart Model Router、Model Discovery、Model Importの選択肢の拡大など、先月のOCI Enterprise AIの最新情報をご確認ください。そのうえで、おすすめセッションと、OCIのAI機能を実際に活用できるハンズオン形式のハッカソンをチェックし、AI Worldに備えましょう。
新しい更新情報と機能:
xAI Grok 4.6とGrok 4.7がOCI Enterprise AIで利用可能に
xAI Grok 4.6とGrok 4.7が、OCI Enterprise AIでオンデマンド推論に利用できるようになりました。これらのモデルは、コーディング、エージェント型タスク、推論、知識労働向けに設計されており、お客様は基盤となるインフラストラクチャを管理することなく、xAIの最新機能にアクセスできます。
これらの追加により、組織は複雑なワークロードにモデルを対応させる際の選択肢が増え、OCI Enterprise AIで利用可能な他のモデルと並べて、最新のxAIモデルを評価しやすくなります。
Smart Model RouterでクロスリージョンのAI推論を簡素化
OCI Enterprise AIでSmart Model Routerが提供されるようになりました。モデルを利用できる、お客様が選択した複数のOCIリージョンにまたがって、オンデマンド推論リクエストをルーティングします。お客様は、モデルと承認済みリージョンを定義するルーティングプロファイルを作成し、そのプロファイルをChat APIまたはResponses APIで使用します。
AIアプリケーションを大規模に実行するお客様にとって、これは、チームが独自のクロスリージョンルーティングロジックを構築、保守することなく、承認済みリージョンにある利用可能なモデルの処理容量にアプリケーションがアクセスするうえで役立ちます。推論を実行できるリージョンの範囲は、引き続きお客様が管理します。
Model Discoveryで適切なモデルを見つけやすく
OCI Enterprise AIはModel Discoveryをサポートするようになり、開発者はAPIを通じて、特定のリージョンで利用できるモデルを検索し、機能、入力と出力の種類、提供形態、サポートされるパラメータ、提供終了日などの詳細を取得できます。手作業で管理されたモデル一覧や構成に頼る代わりに、開発者は利用可能なモデルをプログラムで検出し、その情報をアプリケーションの構築に活用できます。これにより、新しいモデルや機能が利用可能になった際にも対応しやすくなります。
Model Importで利用できるモデルが拡大
OCI Enterprise AIは9月もModel Importを拡充し、Alibaba、DeepSeek、Google、Z.aiのモデルのサポートを追加しました。新たに追加されたモデルは、以下のとおりです。
- Alibaba Qwen3.8-27BとQwen3.5-397B-A17B
- DeepSeek V4 Pro 0813とDeepSeek V4.1 Flash
- Google Gemma 4 31B ITとGemma 4 26B A4B IT
- Z.ai GLM-5.3とGLM-5.3-Flash
カタログの拡充により、お客様は、すべてに同じモデルを当てはめるのではなく、各ワークロードに必要な機能、パフォーマンス、経済性に基づいてモデルを選択するための、より多くの選択肢を得られます。
インポート可能なモデルを確認:Models for Import
OCI Responses APIがインポート済みモデルのサポートを追加
OCI Responses APIは、Model Importを通じてデプロイされた一部のモデルを呼び出せるようになりました。まず、Alibaba Qwen3.6-35B-A3BとGoogle Gemma 4 31B ITが対象となります。お客様は、互換性のある専用AIクラスタにモデルをインポートしてホストした後、Responses APIを通じてアクセスできます。
これにより、開発者はOCI Enterprise AIのさまざまなモデルで、より一貫したAPIの利用体験を得られます。また、すでにResponses APIを使用しているアプリケーションに、インポート済みモデルを組み込みやすくなります。
詳細:OCI Responses APIでのインポート済みモデルの利用
OCI IAMによる、よりきめ細かなモデルアクセス制御
お客様は、OCI Identity and Access Management(IAM)ポリシーを使用して、各グループが呼び出せるOCI Enterprise AIモデルを制御できるようになりました。ポリシーでは、特定のモデルIDやパターンを許可したり、選択したモデルを除外したりでき、モデルへのアクセスをよりきめ細かく制御できます。
これにより、組織は、クラウドアクセスの管理にすでに使用している使い慣れたOCI IAMの枠組みを使いながら、モデル単位のアクセス制御を適用できます。たとえば、組織の要件に基づいて、どのチームが特定のモデルを使用できるかを制御できます。
Cohereのマルチモーダルモデルがドバイに拡大
Cohere Command A VisionとCohere Embed 4が、UAE東部(ドバイ)リージョンでオンデマンド推論に利用できるようになりました。同リージョンでは、専用AIクラスタを通じても利用できます。
リージョンでの提供拡大により、同地域のお客様は、アプリケーションやデータに近い場所でマルチモーダルAIワークロードを実行するための選択肢が増えます。これには、画像とテキストの理解や、マルチモーダル埋め込みを扱うユースケースが含まれます。
OCIのAIに関する新しいリソース:
Oracle AI WorldハッカソンでOracle AIを使って構築
10月25日(日)にベネチアンホテルで開催される、4時間のチーム形式のハッカソンで、アイデアを形にしましょう。参加者は、AI、データ、アプリケーション開発、クラウドネイティブサービスにまたがるOCIの機能を使用し、業務上の問題を解決するもの、日常的な課題に取り組むもの、まったく新しいものなど、実際に動作するアプリケーションを構築します。イベントを通じて、Oracle AIとOCIの専門家によるメンタリングとライトニングトークも行われます。
推論、記憶、情報検索、ツールの使用、アクションの実行ができるAIを試したい方にも、独自の創造的なアプローチを持ち込みたい方にも、Oracleのテクノロジーを実際に使い、アイデアを動作するアプリケーションに変える機会となります。
イベント詳細: 10月25日(日) | 午後1時~5時 | ベネチアンホテル
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AI Worldのおすすめセッション:
Oracle AI WorldでAIをさらに深く学ぶ機会をお探しですか。最新のOCI AIイノベーション、実用的なユースケース、AI投資からより多くの価値を引き出すための戦略を扱う、おすすめのセッションをいくつかまとめました。
基調講演:業界のリーダー、革新的な取り組みを行うお客様、Oracleの経営幹部が、AI、ビジネス変革、技術戦略の未来を共有する、将来の展望を示すセッションです。
Learnセッション:Oracleの専門家、お客様、同じ分野の参加者から、実践的な指針、実例、一般的なユースケース、実装に関する知見を学びます。
- 企業の自律化への道:次世代AIエージェントの構築
- オープンモデルが企業のワークロードで選ばれる理由
- AIによるアプリ作成を誰もが利用できるようにする
- AIとエンターテインメントの未来
- デモだけでなく実際の業務でAIを活用:Oracleの本番運用の実践手法
- 成果を数字で示す:大規模なAIコスト最適化
- オープンなデータ、オープンなモデル、企業による統制
ブートキャンプ:Oracleの専門家の案内の下、ハンズオン環境でOracleアプリケーションを2時間かけて詳しく学び、実際のワークフローを体験します。
Hubセッション:Hubフロアのオープンエアシアターで、TEDトーク形式の20分間のセッションに参加できます。
Oracle AIのその他のニュース:Oracle AIの最新情報:2026年9月版
