この記事はMichael Barras, Soum DasguptaによるOracle Database@AWS Adds a Second AWS Availability Zone and Exadata X11M を日本語に翻訳したものです。

2025年5月7日


2024年9月のOracle CloudWorldにおいて、Amazon Web Services(AWS)とのパートナーシップにより、Oracle Database@AWSを発表しました。 このサービスは、AWS内のOracle Exadata Database on Dedicated Infrastructureへのアクセスを、管理、運用、課金、カスタマーサポートを統合的に提供する画期的なサービスです。最適化されたExadataハードウェア上のOracle DatabaseをAWSデータセンターに直接配置することで、Oracleのエンタープライズ機能とAmazon Bedrock、Amazon Q、Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)などのAWSクラウドネイティブサービス間の低レイテンシーかつ高速なアクセス接続が可能になります。

発表以来、OracleとAWSは限定プレビュー(Limited Preview)の段階で、多くのお客様と協力し、オファーとオンボーディング・プロセスの改良に取り組んできました。 AWS米国東部(バージニア北部)リージョン内に完全なOCI子サイトを構築し、AWSマネジメントコンソールにサービスをオファリングを統合し、それぞれの仮想ネットワーク・テクノロジーを接続し、Amazon CloudWatchにモニタリング機能を追加し、一括請求(コンソリデーションビリング)のためにOracle Database@AWSをAWS Marketplaceに掲載しました。

しかし、当社は迅速に行動し、顧客からのフィードバックに基づいてサービスをさらに強化する勢いを維持しています。

AWS Transit Gatewayとの統合により、お客様はより広範な接続オプションを活用できるようになりました。お客様は、異なるAWSアベイラビリティゾーンやリージョンで稼働しているアプリケーションやオンプレミス・アプリケーションを、Oracle Database@AWSの一部としてAWS上で稼働しているExadataハードウェアに接続できるようになりました。

Oracle Exadataは、その高い可用性と耐障害性で広く知られています。お客様の災害復旧ニーズに対応するため、AWS米国東部(バージニア北部)リージョンの2つ目のAWSアベイラビリティゾーンでExadataのサポートを開始しました。これにより、お客様はアベイラビリティ・ゾーンをまたいだの災害復旧を実行できるだけでなく、この2つ目のアベイラビリティゾーンにホストされているアプリケーションを、Oracle Database@AWSの一部としてExadataに低レイテンシで接続できるようになります。

2025年1月、最新世代のOracle Exadata X11Mを発表しました。この世代を直ちにOracle Database@AWSに組み込み、比類ないパフォーマンスと機能を提供できることをうれしく思います。これにより、Oracle Database@AWSのお客様は、パフォーマンスの高速化、効率性の向上、持続可能性の実現を通じて、より大きな価値を得ることができるようになります。Exadata X11Mでは、AIワークロードを最大30倍高速化するAI Vector Searchなどの強化機能も利用できます。

2025年の一般提供開始に向けて、お客様と直接連携を続けられることを大変嬉しく思っております。OracleとAWSのチームは、5月6日のOracle CloudWorld Tour New York Cityと7月16日のAWS Summit New York Cityに参加します。ご参加を予定されているお客様は、ぜひ当社の製品チームまでお気軽にお問い合わせください。ブースにお立ち寄りいただき、より詳しいお話をご希望の場合は、担当のアカウントチームまでご連絡いただき、専用の打ち合わせの日程を設定してください。

Oracle Database@AWSの詳細をご覧ください。まだOCIのお客様でない場合は、トライアルアカウントにサインアップしてOracle Cloud Infrastructureサービスをお試しください 。