今年8月にSafety One Intake 23.3をリリースしました。Safety One Intakeは弊社オラクルが2019年にリリースしたAI/MLを搭載した最新のソリューションです。

 

業界全体の共通課題として、症例数が年々増加する中、人的リソースをこれ以上増やすことができない一方で、コンプライアンスを遵守する必要があるという課題があります。

Safety One Intakeはその課題を、インテイクの自動化によりサポートするために開発されました。

ある検証結果では、手作業では1症例あたり20分かかる入力作業を、Safety One Intakeを利用することによって1分に削減することができました。

自動化ソリューションを活用することで、人はより重要かつ高度な作業にあたることができるようになります。

 

このブログではSafety One Intake の基本機能と23.3で新しく搭載した機能を紹介します。

safety one intake_overview

 

  1. 文書の自動アップロード:
    REST APIを用いて、人手を介さず文書を自動でSafety One Intakeにアップロードすることが可能です。(マニュアルアップロードも可。)


     
  2. OCR & NLPによる有害事象情報の抽出:
    構造化文書からのデータ抽出はOCRが、文章からのデータ抽出にはNLPが対応します。
    NLPのモデルは、文章の係り受けから有害事象を判断するようモデルをトレーニングされています。本番稼働前にお客様の実データを用いたトレーニングを行うことで、より精度をあげます。


     
  3. レビュー画面:
    Safety One Intakeへの文書アップロードやArgusへの連携は全て自動で行うことが可能ですが、”Confidence Score”(トレーニング結果をもとに自動算出される確からしさ)が閾値を下回った場合、レビュー用画面をご利用いただけます。自動抽出された内容を人が確認し、必要に応じて変更することが可能です。

    safety one intake_review record

 

  1. 管理者向け画面 [New]:
    モニター画面を23.3で刷新しました。標準のダッシュボードではプロセスに24時間以上かかっている文書を確認するグラフが実装されています。リスト画面では様々なクライテリアで取り込まれた文書の状況を確認できます。
    safety one intake_intake monitor

 

  1. Argusとの統合:
    先のブログ(Argus 8.4.1紹介)で紹介したとおり、今後Safety One IntakeはArgusの1モジュールとして提供する方向で製品開発を進めております。今回のリリースでは事始めとして以下に対応しました。
    – Intakeのユーザー管理をArgusに統合
    (Argusのユーザー管理画面にIntake用のUser Role追加)
    – Intake Document ID / Case IDの相互連携

    今後、よりシームレスな統合機能を追加してまいります。


 

What’s New Video:Safety One Intake 23.3の新機能を紹介するビデオをぜひご確認下さい。

 (Link)

 

 

Safety One Intakeについてご興味・ご関心を持っていただけましたら、ぜひ以下のメールアドレスまでお問合せ下さい。

hsgbu-oracle_jp@oracle.com

 

最後までお読みいただき有難うございました。