※本記事は、Caroline Firerによる”Keeping Sustainability in mind for CloudWorld 2022“を翻訳したものです。

Safra Catz は CloudWorld の基調講演で「私たちは、最もパフォーマンスが高く、最も持続可能で、最も費用対効果の高いプラットフォームを構築しました」と述べています。13,000 人を超える参加者が参加した Oracle CloudWorld は、10 月にネバダ州ラスベガスで直接開催されました。

Safra Catz

ラスベガス市には、環境のサステナビリティに焦点を当てたさまざまなプログラムがあります。1つは、州の投資家が所有する公益事業NV Energyとの再生可能エネルギー契約です。市が所有するすべての街灯、都市公園、コミュニティ センター、消防署、サービス ヤード、公共の建物に100% 再生可能エネルギーを提供しています。オラクルでも、2025 年までに 100% 再生可能エネルギーでオラクルのグローバル オペレーションとデータセンターのすべてに電源を供給するという目標を設定していますので、目標が一致しています。

 2019 年の前回の CloudWorld 以降、多くの変化がありました。重要な変更の 1 つは、CloudWorld で提供される ESG/サステナビリティに関するセッションの数です。これらのトピックは、世界中のお客様にとって緊急優先事項になりつつあります。CloudWorldでは、ESG/サステナビリティに対して、組織課題に対処する方法や、オラクルがどのようにサポートできるかについて実践的な学習セッションを多く開催しました。セッションのリストはこちらからご覧いただけます。

 各セッションでは、基調講演でサプライ チェーン全体を管理する方法から、効果的な環境、社会、ガバナンス (ESG) 戦略を結果に結びつける方法、さらには Oracle アプリケーションによって実現される完全な ESG ソリューションにまで及びました。

 Cloud Worldのサプライチェーン業界のアナリストフォーラムでは、「変化のための設計、お客様のための構築された自動化され、持続可能な、デジタル サプライ チェーン」というテーマで会話が進められました。このフォーラムでは、オラクルのチーフ・サステナビリティ・オフィサーであるジョン・チョーリーなど、さまざまな分野のスピーカーが参加しました。さまざまなトピックについて話し合いが持たれ、例えば、人間の直感と自動化されたサプライ チェーンを結び付けることや、持続可能なサプライ チェーンのためのテクノロジー フレームワークの構築等が紹介されました。また、このファーラムは、顧客およびオラクルのリーダーと、 36人以上 のアナリスト エンゲージメント (いくつかはサステナビリティのトピックに特化したもの) とともに、CloudWorld の成功の重要な部分でした。

 静かさと自然との再接続というテーマで、グリーン ラウンジを主催した IBM様などのパートナー企業の皆様は、サステナビリティの取り組みを支援する上で非常に重要な役割を持っていただきました。Deloitte 様では、計画、報告、分析による ESG 目標の達成に関するセッションを主催され、KMPG様では、Johnson Controls と提携して、Oracle Cloud による脱炭素化に焦点を当てたセッションを主催されました。PWC様は、Oracle アプリケーションに焦点を当てたセッション「A Complete ESG Solution Enabled by Oracle Applications」を主催されました。これらのパートナー様は、オラクルのパートナー ネットワークの他のパートナーの皆様とともに、ESG のストーリーを伝えることに大きく関与されています。

 Oracle の CEO である Safra Catz と共にステージに上がったお客様の会話も非常に重要なハイライトでした。Safra Catz の基調講演の中でのインタビューの 1 つでは、Grupo Bimboの CTO である Raul Obregon様が登壇されました。Obregon 様によると、過去 10 年間、サステナビリティは Grupo Bimbo の戦略の重要な部分だったとのことで、その戦略には、電気自動車の導入、再生可能エネルギー源による運営への移行、Sustainability by Designと呼ばれる取り組みの推進が含まれていますというコメントがありました。

このようにCloud World2022では、さまざまなセッションの中でOracleのサステナビリティへの戦略や取組みが非常に重要な位置付けで取り上げられていました。