※ 本記事は、Fusion Developmentチームによる” Preview the hottest Fusion Apps AI and strategy updates” を翻訳/意訳したものです。


2024年9月9日から12日にラスベガスでOracle CloudWorldが開催されます。

本記事では、その予告編として、注目されているイベントセッションや、今後の製品の方向性に関する動向を抜粋してご紹介します。FusionApplication製品開発リーダーの基調講演やセッション、事例紹介が含まれます。

まず、エグゼクティブバイスプレジデントSteve Mirandaによるメインステージ基調講演 「Oracle Fusion ApplicationsのオラクルAIの力を探る」と AIチームのソリューション基調講演 「Fusion Appsにおける Oracle AI: Cohereの創設者兼CEOである Aidan Gomez の視点」は、誰もが必見のセッションです。これらのセッションで、今後一年(またはそれ以上)のFusion Applicationsの未来を垣間見ることができます。

次に、コンテンツ別のトピックをみていきましょう。(CloudWorldに参加予定で、セッションのいずれかが満席と記載されていても、セッション開始10分前に会場に行けば空席があるかもしれません!)

 

ERP/EPM

AIを活用したクラウドERPが財務業務にどのように役立つか:取引データを自動で取り込み、エラーがあれば自動的に訂正し、AIが提供する洞察を活用して新しい機会を見つけることができるようになります。AIがいかに財務領域のルーチン作業を自動化し、リスクを減らしながら業務の効率化を実現するかをご紹介します。

このセッションでは、Oracle Cloud ERPの新しい機能が、実際の顧客の業務にどのようにプラスの影響を与えているかが詳しく説明されます。

また、同じテーマで行われる他のセッションもおすすめです。特に、Oracleの開発リーダーによる基調講演EPM戦略セッションAIを活用して財務業務をモダナイゼーション(最適化)する方法についてのセッションは、見逃せない内容となっています。

 

HCM

AIを使った人材管理についてのロードマップと成功事例:Oracleは、社員の体験を向上させ、採用活動をサポートするために既存業務に生成AIを組み込んでいます。新しい機能やこれから追加される機能、そして顧客がどのようにこの技術を活用してビジネスを向上させるのかを紹介します。また、顧客が自分たちの生成AI機能をOracle Fusion Applicationsに拡張して活用する方法についても触れていきます。

この製品開発のセッションでは、人事において生成AI技術を成功裏に活用するには何が必要かをリアルに把握できます。特に、Oracle HCM Journeysにおける新機能として、顧客が利用中の大規模言語モデル(LLM)を業務に統合できるようにする機能が紹介されます。詳細については、関連する記事「Oracle HCMのガイド付きジャーニーに利用中の生成AIを追加する方法」で確認できます。

またHCM基調講演では今後の新機能のプレビューが行われ、クラウドへの移行と導入後の継続的な改善に関するベストプラクティスを共有する2つのパネルディスカッションもおすすめです。

 

SCM

Oracle Smart Operationsで中断のない工場運営の実現:Oracle Cloud SCM Manufacturing and MaintenanceのSmart Operationsは、工場の実行系データとビジネスデータをつなげ、AIを活用して作業を自動化し、現場の作業員に最適な提案を届けることで業務の効率を大幅に向上させます。

このセッションでは、連携したインテリジェントなサプライチェーンと製造プロセスがどのように工場のパフォーマンスを向上させるかを紹介します。

また、このセッションに参加すると、Oracle Smart Operationsのすべての機能概要を把握でき、ほぼリアルタイムの情報を現場に届けることで、従業員の判断やビジネス成果に良い影響を与える方法を知ることができるます。さらに詳しく知りたい場合は、「Oracle Fusion SCMのSmart Opsの紹介」も参考になります。

また、Oracle執行副社長Chris LeoneによるSCM戦略セッションや、「より速く、より賢いサプライチェーン:Fusion Cloud SCMプラットフォームと未来のビジョン」もおすすめです。

 

CX (Sales, Service, and Marketing)

CXの未来:企業データとAIの可能性を最大限に引き出す方法:企業は日々大量のデータを集めています。このセッションでは、OracleがAI・生成AI・自動化を活用してデータから価値を引き出し、顧客体験を向上させるために、企業をどのように支援しているかをご覧ください。データとAIを活用して、セールス・サービス・マーケティングを改善している実際のOracle CXユーザから直接お話を伺います。

その他おすすめセッションとして、「CFOのためのカスタマーデータプラットフォーム(CDP)のガイド」や「CDP導入準備の5つのサインと導入時に学んだ5つの教訓」などがあり、複数の情報源から顧客データを集約して顧客体験を向上させたいと考えている企業に役立ちます。

 

Cross Applications

業務分野に関係なく、以下4つのセッションとラボは、Fusion Applicationsをより活用するのに役立ちます。

  1. 複数部門にわたる分析でビジネスに貢献

  Fusion Analyticsが組織のさまざまなデータを組み合わせて、パフォーマンス評価やリスク管理、顧客サービスの問題点などの特定などを行うのか、デモを交えてご紹介します。         

  またFusion Appsの分析ソリューションを作成・維持する時間を短縮するためのヒントも得られます。

 

  1. フルスタックAIの実例: OCI上のFusion Applicationsと連携

  OCI(Oracle Cloud Infrastructure)サービスを使用して、Fusionが対応する既存のビジネス・ワークフローに新しい予測機能や生成AI機能を追加することは、競争上の優位性につながります。

  Oracle Labsと製品マーケティングのリーダーが、データサイエンティストを使わずにこれを実現する方法を紹介します。

 

  1. Oracle Fusion ApplicationsでAIを始める方法

  Fusion AIのスペシャリストから、実際のビジネスニーズに対応するためのAIロードマップを構築するための実践的なアドバイスを得られる貴重な機会です。

 

  1. AIキックスタート: Fusion ApplicationsでAI機能を有効化するための実践ガイド

  AIは素晴らしいツールですが、有効化しなければ使えません。

  このハンズオンラボでは、ERP、HCM、SCM、またはCXの導入においてAI機能を実際に有効化する手順を詳しく学べます。

 

次のステップ

オラクルからのお客様向けの情報を受け取るために、Oracle Cloud Customer Connectにサインアップしてください。電子メールで通知を受け取ることもできます。

オラクルのパートナーの方で詳細をお知りになりたい場合は、Oracle Partner Communityをご覧ください。

 


Fusion Development

Fusion Developmentチームは、Oracle ERP、EPM、SCM、HCM、CXを含むOracle Fusion Cloud Applications Suiteのイノベーションの構築、維持、推進を担当しています。本部は米国、インド、メキシコ、フィリピン、ルーマニアにあり、メンバーは世界中に拠点を持っています。