前回の記事「Oracle Cloud InfrastructureのWebLogic Serverサービス」でご紹介した “WebLogic Server for OCI” および “WebLogic Server for OKE” について、構築のステップやご利用イメージを掴んでいただくためのチュートリアル・ハンズオンをご用意させていただきました。
今回ご案内させていただくチュートリアルは以下の3種類です。
- WebLogic Server for OCIをプロビジョニングしてみよう
- WebLogic Server for OCIにアプリケーションを移行してみよう
- WebLogic Server for OKEをプロビジョニングしてみよう
WebLogic Server for OCIをプロビジョニングしてみよう

WebLogic Server for OCIはOCI Compute上のOSにデプロイされたWebLogic Serverを利用いただくための従来型の運用に近いクラウドサービスです。
このチュートリアルでは、WebLogic Server for OCIのプロビジョニングを行うための必要な手順を理解し、どのようなリソースが自動で構成されるのかを理解いただけます。
また、作成されたWebLogic Server for OCIの環境にデータベースにアクセスするアプリケーションをデプロイして動作を確認する手順も含まれますので、OCI上のデータベース・サービスとの接続の手順も含めて一連のWebLogicアプリケーション環境を構築する手順を学んでいただけます。
WebLogic Server for OCIにアプリケーションを移行してみよう

WebLogic Server for OCIは一般的なオンプレミス環境で運用されているWebLogicのシステムをOCI上にシンプルに移行していただくことをターゲットとしたサービスです。
このチュートリアルでは、WebLogic Server for OCIでプロビジョニングされた環境に、既存の環境から「WebLogicアプリケーションを移行する」という観点にフォーカスして学習いただけます。中でも、WebLogic Serverのアプリケーションを移行するためのツールとして提供されている WebLogic Deploy Tooling (WDT) を利用した移行方法についてご理解いただく内容になっています。
WebLogic Server for OKEをプロビジョニングしてみよう

WebLogic Server for OKEはOracle Cloud Infrastructureのコンテナ・プラットフォームであるOracle Container Engine for Kubernetes (OKE) 上のコンテナ・アプリケーションとしてWebLogic Serverとそのアプリケーションを稼働させる、新しいアプローチのソリューションです。
このチュートリアルでは、WebLogic Server for OKEのプロビジョニングを行うための必要な手順を理解し、どのようなリソースが自動で構成されるのかを理解いただけます。
また、WebLogicドメインをデプロイするためのCI/CDツールであるJenkninsを利用して、WebLogic Server for OKE上で容易にWebLogicドメインを構成する方法もご体験いただくことが可能です。
おわりに
本記事でご紹介させていただいたチュートリアルはOracle Cloud Free Tierの30日間無料トライアルでもご体験いただけるように構成されておりますので、是非お気軽にお試しください。
Oracle Cloud Infrastructureのチュートリアルでは、本記事でご紹介させていただいたWebLogicサービスの他、Oracle Cloud Infrastrutureの入門編/応用編やOracle Databaseサービスはもちろんのこと、Cloud Native編やデータサイエンス/ビッグデータ編など、バラエティに富んだチュートリアルをご用意させていただいています。
是非この機会に、Oracle Cloud Infrastructureで提供されるサービスをお気軽にご体験ください。
参考情報
Oracle Cloud Infrastructureチュートリアル
WebLogic Serverサービスのチュートリアル
WebLogic Serverサービスの公開ドキュメント
WebLogic Serverサービスのご紹介資料