こんにちは。日本オラクルのクラウド・ソリューション・エンジニアの小西です。
はやくも4月です。新年度になって環境に変化があった方もいらっしゃるでしょうか?私は特に変わらずです。
来週 4/14(金) には、CloudWorld Tour Tokyo が開催されます。久々のリアル会場での大きめのイベントになります。
さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では、隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。
それでは、前回以降のリリースノートに掲載されているOCIの新機能を見ていきましょう!
[Java Management] March 2023 Feature Release for Oracle Java SE introduces JDK 20
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Java Managementは、Oracle Java SEの2023年3月機能リリースの一部としてリリースされたJDK 20をサポートしています。
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Java管理の詳細: Java Management user documentation.
[Java Management] Windows、Linuxプラットフォームでの新機能のサポート
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Java Management Service (JMS)が導入した新しい高度な機能(the new advanced features that Java Management Service (JMS) introduced)が、サポートされているWindowsおよびLinuxプラットフォームで使用可能になりました。Windowsでは、以下の機能も使用できるようになりました。
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拡張使用状況トラッキング(Advanced Usage Tracking)を使用してJavaライブラリをスキャン(Scan for Java Libraries)し、アプリケーションで使用されるサード・パーティのJavaライブラリに関連付けられている潜在的な脆弱性(CVE)を識別してレポートします。
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暗号化イベント分析 (Crypto Event Analysis)を使用して、アプリケーションに対するOracle JREおよびJDK暗号化ロードマップの変更の影響を評価します。
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拡張使用状況トラッキング(Advanced Usage Tracking)を使用してJavaサーバーをスキャン(Scan for Java Servers](https://docs.oracle.com/en-us/iaas/jms/doc/advanced-features.html#GUID-F1714D3A-2733-477D-969C-1786E5BA258E))し、アプリケーション・サーバーでのJavaサービスの使用状況およびデプロイメントを分析します。
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JDK Flight Recorderを実行して(Run JDK Flight Recorder)アプリケーション・インサイトを収集します
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前述の詳細、およびJMSで使用可能なJavaランタイム・ライフサイクル管理 Java Runtime Lifecycle Management (Javaランタイムのインストール/削除)の拡張機能の詳細は、 Advanced Features を参照してください。Windows管理対象インスタンスでは、ライフサイクル管理以外の高度な機能は、管理者権限で実行されているJavaアプリケーション、アプリケーション・サーバーおよびその他のプログラムでのみ機能します。
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JMSで現在サポートされているオペレーティング・システムのシステム要件(System Requirements)を参照してください。
[Java Management] Oracle Cloud Agent version 1.31のサポート
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JMSでは、Oracle Cloud Agent 1.31の最新バージョンがサポートされるようになりました。常に最新バージョンのOracle Cloud Agentソフトウェアを実行することをお薦めします。コンピュート・インスタンスがインターネットにアクセスできる場合、アクションは必要ありません。Oracle Cloud Agentでは、新しいバージョンが定期的にチェックされ、更新が使用可能になったときに最新バージョンがインストールされます。インスタンスにインターネットへのアクセス権がない場合は、Oracle Cloud Agentソフトウェアを手動で更新する必要があります。
[Data Science] Accelerated Data Science 2.8.3 のリリース
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ADS 2.8.3では、次の変更が行われました。
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カスタム・コンテナ(Bring Your Own ContainerまたはBYOC)のサポート、および
GenericModelの環境変数が追加されました。 -
デフォルトのフレックス・シェイプ、OCPU、GB単位のメモリー、帯域幅、インスタンス数など、
ModelDeploymentのパラメータを構成するためのデフォルト値が追加されました。 -
ディレクトリをジョブ・アーティファクトとして使用するための
NotebookRuntimeのサポートが追加されました。 -
シェル・スクリプトをエントリポイントとして使用するための
PythonRuntimeおよびGitPythonRuntimeのサポートが追加されました。
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詳細: Data Science
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ブログ: Data Science blog
[OS Management] リソース検出と監視
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OS管理サービスによって管理されるLinuxコンピュート・インスタンスで実行されているMySQLデータベースを自動検出およびモニターできるようになりました。
[MySQL Database] MySQL HeatWaveで小さいHeatWaveシェイプのサポート
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MySQL HeatWaveでは、最大50GBのデータを処理できる32GBのメモリーを持つ、新しいHeatWaveシェイプがサポートされるようになりました。これにより、HeatWaveでは、512GBのメモリーを持つ既存のHeatWaveシェイプとともに、50GB未満から64TBまでのワークロードに対応できるようになりました。
[Java Management] 管理エージェント version 230308.2306 のサポート
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JMSでは、管理エージェント230308.2306の最新バージョンがサポートされるようになりました。常に最新バージョンのOracle Management Agentソフトウェアを実行することをお薦めします。自動更新をすでに有効にしている場合は、エージェントが自動的に更新されます。
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管理エージェントを手動で更新するには: Upgrade Management Agents
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エージェントの自動更新を有効にするには: Enable Auto Upgrade
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[Compute] コンピュート・クラスタを使ったクラスタ・ネットワーク内のインスタンスの独立した管理
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コンピュート・クラスタと呼ばれる新しいタイプのクラスタ・ネットワークでは、クラスタ・ネットワーク内のインスタンスを個別に管理できます。コンピュート・クラスタは、空のリモート・ダイレクト・メモリー・アクセス(RDMA)ネットワーク・グループです。RDMAグループの作成後、グループにインスタンスを追加したり、グループからインスタンスを削除できます。コンピュート・クラスタ内に異なるタイプのインスタンスを含めることもできます。
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2023/4/5時点では利用可能なリージョンはAshburnのみです。
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対照的に、インスタンス・プールを使用するクラスタ・ネットワークは、グループとして管理される特定の数の同一インスタンスについて予測可能な容量を提供します。
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コンピュート・クラスタの詳細: Compute Clusters
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コンピュート・クラスタとインスタンス・プールを使用したクラスタ・ネットワークの違いの詳細:Using Cluster Networks

[DevOps] DevOps 外部接続検証のサポート
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DevOpsは、作成した外部コード・リポジトリへの接続を検証して、個人アクセス・トークン(PAT)がアクティブかどうかを確認します。これにより、実行時に接続の障害を回避できます。
以上が本日の新機能ハイライトです。
今後も引き続き新機能をお伝えしていきたいと思います。
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