この記事はPhilippe FierensPrince MathewによるIntroducing Guest OS and ExaDB Stack Collections in Exadata Fleet Updateを日本語に翻訳したものです。

2025年10月8日


お知らせ

Exadata Fleet Updateに、さらに柔軟なアップデート・オーケストレーションを実現する2つの新しいターゲット・タイプが追加されましたので、お知らせします。
本日より、ビジネス要件に基づいてVMクラスタのコレクションを作成し、Guest OSのExadata System Softwareをアップデートできるようになりました。

Oracle DatabaseおよびGrid Infrastructureターゲットと同様に、Exadata Fleet Updateはソフトウェア更新プロセスの全段階(事前チェック、ステージング、ソフトウェア適用、各メンテナンスサイクル後のクリーンアップなど)を効率化し、高度なローリング・アップデート・オプションも提供します。

スムーズなアップデートへの取り組みはこれだけではありません。Exadata Fleet Updateでは、ExaDBスタックのアップデートにも対応し、Guest OSとGrid Infrastructureのアップデートを1つのフローで実行できるようになりました。

これにより、全体的なアップデート時間が短縮されるだけでなく、データベース・インスタンスを2回ではなく1回停止するだけで済むため、ローリング・アップデート中のセッションのドレインも大幅に抑えられます。

これまでと同様に、Exadata Fleet Updateでは簡単なロールバックやリトライ、詳細なログの出力、ターゲット・コレクション全体のアップデート進捗状況をリアルタイムに把握できる機能も提供しています。

ぜひこれらの強力な新機能を活用し、アップデート作業の体験をさらに向上させてください!

それでは、OCIコンソールで両機能の使い方を見ていきましょう。

OCIコンソール・エクスペリエンス

これらの新機能の使用を開始するには、いずれかのターゲット・タイプでコレクションを作成します。

Guest OS and ExaDB Stack Collection types

 

以下のアニメーションは、ExaDB StackがGuest OSとGrid Infrastructureのアップデートを実際にどのように統合して動作するかを示しています。

ExaDB Stack update in action

 

Availability

Guest OSとExaDB Stackコレクションは、Exadata Database Service on Cloud@Customer、Exadata Database Service on Dedicated InfrastructureとExadata Database Service on Dedicated Infrastructure for Oracle Database@Azure、Oracle Database@AWSおよびOracle Database@Google Cloudでご利用いただけます。

詳細情報

ドキュメント:

What’s new in Exadata Fleet Update

以前のブログ投稿:

Exadata Fleet Updateの発表

Exadata Fleet Update 概要

Exadata Fleet Updateでのインシデントおよびトレースの収集とGrid Infrastructureのカスタム・イメージの紹介

Exadata Fleet UpdateがExadata Database Serviceのアップグレードをサポート!