※本ページは、”New Release Schedule for Exadata System Software Maintenance and Security Updates“の翻訳です。
Exadata System Softwareの更新頻度を高め、より迅速に対応
Exadataを最新の状態に保つことで、最新のセキュリティ修正と製品の不具合修正を適用できます。AIツールによって、脆弱性の発見や攻撃手法の開発が容易になっています。また、攻撃者は深刻度の低い脆弱性を組み合わせ、より重大な攻撃経路を作り出すこともできます。
更新が提供され次第、適用することをお勧めします。重要なセキュリティ更新を継続的に適用しやすくするため、Exadata System Softwareのメンテナンスリリースに、より予測しやすい新しいリリースサイクルを導入します。新しいスケジュールは次のとおりです。
毎月第3火曜日の定期リリース
Exadata System Softwareの主要なメンテナンスリリースは、Oracle Database Release Updateの公開日と同じ、毎月第3火曜日に公開されます。オンプレミス向けとクラウド向けのメンテナンスリリースを同時に公開します。
各Exadataメンテナンスリリースには、その月の第1火曜日ごろまでの、Exadata System Software、Linux、ファームウェア、およびサードパーティ製ソフトウェアの重要なセキュリティ更新とソフトウェア更新が含まれます。この予測可能なリリースサイクルにより、更新内容を確認し、導入を計画する時間を確保できます。
最新のセキュリティ更新を提供する、翌月第1火曜日の追加メンテナンスリリース
2026年11月からは、翌月の第1火曜日にも追加のメンテナンスリリースを公開します。このリリースには、前月の最終火曜日ごろまでに提供されたセキュリティ修正が含まれます。
これにより、主要リリースの締め切りに間に合わなかった修正を、テスト済みのバンドルとして入手する選択肢が増えます。
追加のメンテナンスリリースは推奨リリースに合わせて提供
Exadata System Softwareでは、複数のリリースが同時に提供される場合があり、そのうちの1つを、お客様が導入対象とすべき推奨リリースとして指定しています。第1火曜日の追加リリースは、現在の推奨リリースと、次に推奨リリースとなるリリースを対象に提供されます。次に推奨リリースとなるリリースについては、推奨指定の2か月前から第1火曜日の追加リリースの提供を開始します。 新しいリリースが推奨リリースに指定された際の導入を促進するため、その新しいリリースにも、推奨指定の2か月前から第1火曜日の追加メンテナンスリリースを提供します。
たとえば、Exadata System Software 25.2が推奨リリースである間は、25.2に追加更新が提供されます。Exadata System Software 26.1に対しても、26.1が推奨リリースになる2か月間前から、追加のメンテナンスリリースが提供されます。それ以外の提供中のリリースには、引き続き通常の月次メンテナンスリリースを提供します。
新しいスケジュールの概要

リリースの識別方法
リリースバージョンの25.2はソフトウェアの系列を表し、25.2.15の3番目の数値はメンテナンスリビジョンを表します。第3火曜日と第1火曜日のイメージでは、この製品バージョンとメンテナンスリビジョンは共通です。両者を区別するには、YYMMDD形式の日付コードを使用します。
たとえば、261011(第3火曜日のリリース:2026年10月11日)と261102(第1火曜日のリリース:2026年11月2日)は、2つの25.2.15イメージを識別するコードです。インストール済みのイメージバージョンを確認するには、`imageinfo -ver`を実行します。日付コードはイメージを識別するものであり、公開予定日を示すものではありません。
たとえば、25.2.15の第3火曜日のリリースは、25.2.15.0.0.261011です。
# imageinfo
Kernel version: 5.15.0-308.179.6.16.el8uek.x86_64 #2 SMP Thu Sep 18 11:19:34 PDT 2025 x86_64
Uptrack kernel version: 5.15.0-324.217.5.3.el8uek.x86_64 #2 SMP Thu Sep 17 01:58:22 PDT 2026 x86_64
Image kernel version: 5.15.0-308.179.6.16.el8uek
Image version: 25.2.15.0.0.261011
Image activated: 2026-10-23 18:03:27 -0700
Image status: success
Exadata software version: 25.2.15.0.0.261011
Node type: KVMHOST
System partition on device: /dev/mapper/VGExaDb-LVDbSys1
その後の第1火曜日のメンテナンスリリースは、25.2.15.0.0.261102です。
# imageinfo
Kernel version: 5.15.0-308.179.6.16.el8uek.x86_64 #2 SMP Thu Sep 18 11:19:34 PDT 2025 x86_64
Uptrack kernel version: 5.15.0-325.221.6.6.el8uek.x86_64 #2 SMP Thu Oct 22 23:39:20 PDT 2026 x86_64
Image kernel version: 5.15.0-308.179.6.16.el8uek
Image version: 25.2.15.0.0.261102
Image activated: 2026-10-31 20:30:37 -0700
Image status: success
Exadata software version: 25.2.15.0.0.261102
Node type: KVMHOST
System partition on device: /dev/mapper/VGExaDb-LVDbSys1
更新を計画する際は、インストール済みのソフトウェアと更新先のバージョンの両方について、完全なバージョン番号と日付コードを確認してください。詳細は、Exadataソフトウェアイメージのバージョンについてを参照してください。
推奨リリースの詳細は、My Oracle Support Note KB153930(888828.1)を参照してください。
更新を適用するための選択肢
メンテナンスリリースは累積的であるため、途中の月次リリースをすべてインストールする必要はありません。適用対象の更新ガイダンスに従って、より新しいリリースへ直接更新できます。
Exadataの次の機能も、業務への影響を抑えながら修正を適用したり、メンテナンスを計画したりする際に役立ちます。
- Exadata Live Updateでは、対応する修正をオンラインで適用できます。更新内容によっては、データベースを中断せず、即時の再起動も不要です。ただし、一部の更新作業では、後から再起動が必要になる場合があります。
- Exadata VM Live Migrationでは、稼働中のKVMゲストを別のホストへ移動できるため、元のホストの保守が容易になります。切り替え時に短時間の一時停止が発生しますが、ゲストの可用性は維持されます。この機能は、X10M以降の環境でExascaleボリュームを使用します。
- Exadata Autonomous Kernel Updateは、Exadata System Software 26.2.0で導入された、利用を選択できる機能です。データベースサーバーとストレージサーバーで、対象となるOracle Linuxカーネル更新を取得し、即時の再起動なしで適用できます。ExadataのメンテナンスリリースおよびLive Updateと併用できます。
Linux DNFリリースチャネルを使用して、定期リリース以外のタイミングでパッケージを更新することもできます。これらの更新を適用した後でも、後続のExadataメンテナンスリリースを適用できます。
更新計画を着実に進めるために
月次リリースを利用して定期的な更新を計画し、より新しい修正を早期に適用したい場合は、追加リリースや定期リリース以外の更新方法を検討してください。まず適切な環境で更新をテストし、その後、運用に合わせて本番環境での作業を計画してください。リリースの内容、対象範囲、および手順については、Exadataソフトウェアの更新ガイダンスを確認してください。
