この記事はPhilippe FierensによるIntroducing Incident and trace collection and, custom Grid Infrastructure images in Exadata Fleet Updateを日本語に翻訳したものです。
2024年8月7日
Exadata Fleet Updateの2つ新機能を発表できることを嬉しく思います。これにより、ExaDB-DおよびExaDB-C@Cのお客様のフリート全体のメンテナンス体験を強化し、最適化されます。
- ターゲット・グループに対して、インシデント・ログとトレースの収集の有効化
- Oracle Grid Infrastructureのカスタム・ソフトウェア・イメージ
自動診断収集の有効化をオプトインすることができます。この機能により、ターゲット・グループ(コレクション)に対する診断収集と通知を有効にできます。 そうしておけば、Oracle Cloud Operations は潜在的な問題をより迅速かつ効果的に特定、調査、追跡、解決できるようになり、全体的なエクスペリエンスが向上します。
Oracle Grid Infrastructureのカスタム・ソフトウェア・イメージを使用して、Oracle Grid Infrastructureターゲット・グループ(コレクション)を更新できるようになったため、Oracleが公開した標準のRelease Update(RU)イメージに個別パッチを適用して、カスタマイズできりょうになりました。
これらの機能をもう少し詳しく見てみましょう。
ターゲット・グループ(コレクション)のインシデント・ログとトレースの収集を有効にする
メンテナンス・サイクルの作成時に自動診断収集を有効にできるようになりました。すべてのターゲットの自動診断収集をすべてのメンテナンス・サイクルで有効にすることをお勧めします。これにより、現在のメンテナンス・サイクルと将来のメンテナンス・サイクルの両方でログを収集できます。また、現在のメンテナンス・サイクルでのみログ収集を有効にするか、ターゲットの既存の設定を使用するかを選択することもできます。

Oracle Grid Infrastructureのカスタム・ソフトウェア・イメージ
メンテナンス・サイクルの作成時に、Grid Infrastructure Imageを変更するオプションに移動して、利用するOracle Grid Infrastructureのカスタム・イメージを選択できます。Oracle Grid Infrastructureのカスタム・ソフトウェア・イメージの作成方法の詳細については、こちらを参照ください。

この新機能を利用するには、必ずカスタムGrid Infrastructureソフトウェア・イメージをクリックしてください。

このメンテナンス・サイクルで利用するカスタムイメージを選択します。

現在、これらの機能は以下の地域のExaDB-Dでご利用いただけます。
Australia East (Sydney)
Australia Southeast (Melbourne)
Canada Southeast (Montreal)
Canada Southeast (Toronto)
France South (Marseille)
Germany Central (Frankfurt)
India South (Hyderabad)
India West (Mumbai)
Japan Central (Osaka)
Japan East (Tokyo)
Netherlands Northwest (Amsterdam)
Singapore (Singapore)
South Africa Central (Johannesburg)
South Korea Central (Seoul)
South Korea North (Chuncheon)
Switzerland North (Zurich)
UK South (London)
US West (Phoenix)
その他の商用リージョンおよびExaDB-C@Cでも近日提供予定です。
詳細情報:
Enable Incident Logs and Trace Collection :
Oracle Help Center
OCI Documentation portal
Patch a Fleet of Clusters with a Custom Grid Infrastructure Image
Oracle Help Center
OCI Documentation portal