※ 本記事は、ADEEL AMIN, Praveen Kumar Pedda Vakkalam, Sudhir Ponnachanaによる”Bring Your Own License (BYOL) for Oracle Cloud VMware Solution is Now Generally Available“を翻訳したものです。
2026年4月8日
Oracle Cloud VMware Solution (OCVS)はBring Your Own License (BYOL)の一般提供 (GA)を開始します。 – Oracleは、BYOL for OCVSの一般提供 (GA)を発表します。今回の更新は、BroadcomとのOracle のパートナーシップの継続的な進化を反映するとともに、OCVSをBroadcomのVMware Cloud Foundation (VCF)のライセンス・ポータビリティ (BYOL)モデルに整合させるものであり、お客様は明確で一貫したライセンス・アプローチの下でOracle Cloud Infrastructure (OCI)上のVMwareワークロードの実行を継続できます。
BYOLの一般提供開始により、お客様は、OCI上でOCVS環境をデプロイおよびスケールする際に、Broadcom (または認定パートナー)から調達した対象のVMware VCFサブスクリプションを利用できます。
BYOLモデルとライセンス変更
BYOLへの移行により、OCVSの課金モデルは簡素化されます。インフラストラクチャの消費はOCIベアメタル・コンピュートの価格に基づいて課金されるようになり、VMwareライセンスは BYOLモデルの下でお客様が別途調達し、管理します。
この移行の一環として、Oracleは2026年3月22日付で、新規の長期ライセンス込みのOCVS SKU (月次、1年、および3年のライセンス込みオプションを含む)の提供を終了します。ライセンス込みホストを使用してデプロイされた既存環境は、BYOLに移行するか、現在の契約期間が満了するまで現行の契約条件の下で稼働を継続し、その後BYOLに移行する必要があります。
ライセンス込みデプロイメントの移行スケジュール
2026年1月25日の発表のとおり、既存のライセンス込みモデルは、以下の定義された期間中、引き続き利用可能です:
- 新規SDDCは、2026年3月21日まで、ライセンス込みモデルを使用してデプロイできます。
- 既存のSDDCは、2026年5月20日まで、時間単位のライセンス込みのホストを使用してスケールアウトを継続できます。
これらの日付以降、すべての新規OCVS容量はBYOLモデルを使用してプロビジョニングする必要があります。
既存環境向けの詳細な移行スケジュールとガイダンスについては、OCVS BYOL移行ガイダンス・ブログを参照してください。
OCVS向けLicense Managementの導入
BYOLベースのデプロイをサポートするために、License Managementが追加され、これによりお客様はプロビジョニング前に利用資格を準備することができます。
License Managementにより、お客様は次のことが行えます:

- ライセンス容量と消費を追跡
- OCVSデプロイメント向けにOCIリージョンへライセンス容量を割り当て

動作:
- ライセンスはテナントのホーム・リージョンで登録されます。
- お客様は、OCVSリソースをデプロイするOCIリージョンでリージョン割り当てを作成します。
- その後、割り当てはプロビジョニングおよびスケールアウトのワークフローで選択可能になります。
このモデルにより、お客様は、ライセンス管理と使用状況の可視性のための一元的な場所を維持しながら、複数のOCIリージョンにVMwareライセンス容量を分配できます。
VCF BYOL Entitlementsの登録方法およびLicense Allocationsの作成方法については、公式ドキュメントを参照してください。
OCVSプロビジョニングへのBYOLの統合
BYOLのGAにより、OCVSワークフローでは、次の操作時にBYOLを選択できるようになりました:
ライセンスが登録され、割り当てが作成されると、それらはOCVSのプロビジョニング・ワークフロー内で直接利用可能になります。
OCIでVMware環境をデプロイまたはスケールするお客様は、適切なVCFライセンス割り当てを選択できます。[Pricing Interval Commitment] セクションにBYOLオプションが表示され、作成中のリソースに適用するVCFライセンス割り当てを選択します。
新しいSDDCの作成
以下のCreate SDDCワークフローに示すように、[License Model] セクションに [Bring Your Own License] を選択するオプションが追加されています。

ワークロード・クラスタの追加
Create SDDCまたはAdd a Workload clusterワークフローでクラスタを作成するとき、以前に作成した VCF License Allocationsを選択するオプションが表示されます。

ESXiホストの作成
ワークロード・クラスタの追加と同様に、[Bring Your Own License] を使用して新しいESXiホストをプロビジョニングする選択肢が表示されます。

この統合により、既存のOCVSデプロイメントおよびスケーリング・ワークフローにBYOLライセンスを自然に組み込むことができます。
SDDCがBYOLモデルで作成された場合、そのSDDC内の以降のすべてのスケールアウト操作でもBYOLを使用する必要があります。
BYOLの可視性: どのホストがBYOLで、どのホストがlicense-includedかの確認
OCVSはまた、環境内でVMwareライセンスがどのように使用されているかについての可視性を強化し、ホスト・レベルでの明確な可視性を提供します::
- OCVSクラスタ・ビューでは、各ESXiホストのライセンス・モデルを示す新しい列が表示されます:
- Bring Your Own License
- License-Included
- License Managementでは、お客様は登録済みライセンスごとに次の詳細を確認できます:
- ライセンス総ユニット数
- 利用可能ユニット数
- 有効日
- 割り当て済みユニット数
- リージョン別の割り当て使用状況

登録済みライセンスがリージョン間で複数の割り当てに分割されている場合、[Allocations] ビューにより、現在どこでライセンス容量が消費されているかを確認できます。
既存環境のサポート
既存のOCVS環境でも、BYOLモデルの採用を開始できます。
SDDC内でライセンス込みESXiホストを実行しているお客様は、それらのホストを適切なVCFライセンス割り当てに関連付けることでBYOLに移行できます。これにより、既存環境の運用を継続しながらBroadcom VCF利用資格の利用を開始したい組織に柔軟性が提供されます。

今後の展望
Oracle Cloud VMware SolutionにおけるBYOLサポートの一般提供により、お客様はVMware Cloud Foundation (VCF)の利用資格を使用して、OCI上でVMwareワークロードをデプロイおよびスケールできるようになりました。
OCVSの運用モデルに変更はありません。OCVSは引き続き、完全にお客様管理型のVMware環境を提供し、お客様はOracle Cloud Infrastructureのパフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性を活用しながら、自社のVMwareスタックに対する完全な管理権限を保持できます。
お客様がBYOLモデルを採用するにあたり、デプロイするOCVSリソースに対する適切なVMware利用資格を管理および維持する責任はお客様にあります。これには、契約期間の満了に伴ってホストをライセンス込みモデルから移行すること、およびBYOLベースのデプロイメントが有効なVMware VCFライセンス割り当てに関連付けられていることを確認することが含まれます。
お客様は、OCVS上でVMware利用資格を管理および使用する際に、Broadcomのライセンス・ポリシーおよびコンプライアンス要件にも従う必要があります。
この柔軟なライセンス・モデルとVMwareの運用一貫性、そしてOCIのグローバル規模を組み合わせることで、Oracle Cloud VMware Solutionは、お客様が環境の完全な制御を維持しながらクラウドでVMwareワークロードを実行するための強力なプラットフォームを引き続き提供します。
詳細情報
- BYOLの機能およびワークフローに関するOracle Cloud VMware Solutionのドキュメント
- OCVS BYOL移行ガイダンス・ブログ – OCVS BYOLモデルへの移行スケジュールの概要
- Oracle Cloud Cost Estimator
- VMwareライセンス変更を発表するBroadcomブログ
- VMware Cloud Foundation (VCF)サブスクリプションの購入が必要で、現在Broadcomとの契約がないお客様は、認定Broadcomチャネル・パートナー
BYOL移行に関する質問またはフィードバックは、次の連絡先までお寄せください: oci_ocvs_product_ww_grp@oracle.com
