※ 本記事は、Satyendra Kuntalによる”Announcing support for alarm suppression and alarm history by dimension in OCI Monitoring“を翻訳したものです。

2024年2月19日


Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Monitoringは、新しいアラーム抑制機能とアラーム履歴機能を発表します。選択したメトリック・ディメンションの過多なアラーム通知を抑制し、メトリック・ディメンション・レベルでアラーム抑制の履歴を表示できるようになりました。

いくつかのシナリオでは、アラームを受信するディメンションまたはリソースを制御することで、アラームの管理が便利で効果的であることがわかります。たとえば、メンテナンス・ウィンドウによるメンテナンス中のコンピュート・インスタンスのアラームを抑止し、メンテナンス中でない他のインスタンスでは同じアラームが引き続き起動します。選択したリソースについてのみ各アラームを抑制する今回の機能により、個々のリソースでアラームを作成する必要がなくなり、アラームが少なくなります。

特定のリソースの可用性レポートを作成することがよくあります。アラーム抑制履歴は、それを使用してリソース固有の可用性を計算するユースケースにとって重要です。

ディメンジョン別のアラーム抑制

アラームの設定がされたすべてのディメンションのアラームを抑制するのではなく、ディメンションまたはリソースを選択してアラームを抑制する機能を提供します。ディメンションに基づいてアラームを抑制するオプションを選択し、拡張アラーム抑制フローでメンテナンス中のリソース名またはOCID (ディメンション値)を指定します。次に、OCI Monitoringは、選択したリソースに対してのみアラーム抑制をスケジュールします。

Alarm suppression detail editing in the Oracle Cloud Console
Oracle Cloudコンソールでのアラーム抑制の詳細編集

必要に応じて、ディメンション固有のアラーム抑制を削除できます。この例では、メンテナンス・ウィンドウが取り消された場合にアラーム抑制を削除できます。

アラーム抑制履歴

また、ディメンションまたはリソースに基づくアラーム抑制履歴も提供されます。アラーム抑制履歴は、アラームの詳細で確認できます。抑制履歴には、抑制のタイムラインに関する情報が、アラームが抑制されたディメンションとともに表示されます。抑制履歴は90日間使用できます。

Alarm suppression history details
アラーム抑制履歴の詳細

リソースに基づくアラームの抑制は、分割通知が有効になっているアラームに対してのみ機能します。詳細は、分割通知のドキュメントを参照してください。

Getting started

拡張されたアラーム抑制およびアラーム履歴機能は、すべての商用リージョンで使用できます。これらの機能によって、既存のアラーム定義や抑制の設定、およびそれらの履歴が変更されることはありません。詳細は、テクニカル・ドキュメントを参照してください。

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