アプルーシッド様は、ユーザー約30万人、月間アクセス約600万回の国産のスライドシェアサービス「ドクセル」のサービス基盤をOCIへ移行されました。

本サービス基盤は従来、Google Cloudで運用してきましたが、アウトバウンドのデータ転送のコスト面での課題と、VMのサイズが柔軟に選択できず、CPUコア数とメモリサイズがアンバランスで、過剰なリソースコストを支払う必要があるなどの課題がありました。

コスト削減フレームワーク(日本オラクルが提供するコスト削減を実現するための一連のワークプロセス)を適用し、現行リソースを可視化、OCIのフレキシブル・シェイプを活用し、必要な性能に関して適切なコストで利用できるようになったことで、約65%ものコスト削減を実現されました。またMySQL Database Serviceの高可用性構成の部分は、要件を実現しつつ約50%のコスト削減を実現されました。

OCI Container Instancesを活用し、Kubernetesを利用せずに既存のコンテナアプケーションをシームレスに移行し、またコスト面で有利なContainer Instancesを必要個数、常時起動しておくことで、スピンアップの仕組みにする必要が無くなり、結果、遅延のない安定的な処理を実現されました。
他にも複数のコンテナ間の疎結合な処理にOCI Queueを、キャッシングの処理にOCI Cacheを、コンテナレジストリにOCI Registryを活用されています。

Oracle Cloud Infrastructure:2024年7月度サービス・アップデート

Oracle Cloud Infrastructure:参考情報