X

オラクルエンジニア通信では、オンプレミスからクラウドまで、オラクルテクノロジーの最新情報をお届けします

Oracle Cloud observability and management platform発表

Mikako Shimizu
Business Development Representative

*この記事は、"Announcing the Oracle Cloud observability and management platform"の翻訳になります。

新しく Oracle Cloud Observability and Management platform を発表できることを嬉しく思います。このプラットフォームは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) のサービスセットであり、マルチクラウド環境またはオンプレミス環境のどちらにデプロイされているかにかかわらず、クラウドネイティブテクノロジーと従来のテクノロジー全体の可視性と洞察を可能にし、幅広い標準ベースのエコシステムをサポートします。 これは、企業がますます多様化する分散ITポートフォリオをより適切に管理できるように設計されており、トラブルシューティング時間を短縮し、システム停止を防ぎ、IT がビジネスの観点からアプリケーションを管理できるようにします。

システム管理の現状

可観測性および管理サービスの一般的なモデルは数十年にわたって進化してきましたが、それでも全体的なアプローチが欠けている一方で、レイヤーごとまたは製品中心のアプローチに焦点が当てられています。
クラウドベンダーは、それぞれのクラウド用のツールを提供しています。
単一ソリューションベンダーでは、APMやロギングなどのそれぞれの専門に特化したツールを提供しています。
テクノロジープロバイダーは、ストレージやデータベースなど自社製品用のツールを提供しています。
しかし、実際のシステム環境には上記の全てが混在しています!

ポリグロットアプリケーションモデル、サーバーレスコンピューティング、クラウド内のレガシー仮想マシンサービス、オンプレミスで実行されるクラウドネイティブサービスの台頭により、ツール、リポジトリ、およびメソッドのつぎはぎが増えています。
その結果、IT運用者とDevOps担当者ではオンプレミスと複数のクラウドにまただるアプリケーションのサービスレベルを高く維持できないことがよりあります。さらに、全てのレイヤーとプラットフォームに対応したIT資産全体の可視化に課題があります。部分的にしか対応していない専用ツールを使って得た洞察は、ツール間で競合するかもしれません。

このギャップは明白で Unisphere Research によると、システム停止の80%以上が最初にエンドユーザーによって報告され、監視ツールでは発見されていません。アプリケーションの所有者はリアクティブな対応を行うため、最大性能を実現するためのチューニング作業を調整する良い方法はありません。お客様は、コアのインフラからアプリケーション応答のユーザーエクスペリエンスまでを確認することができる統合されたプラットフォーム横断型のソリューションを必要としています。

オラクルがこの状況をどのように解決するか

オラクルは、お客様のこの問題に対処するユニークな立場にあります。クラウドインフラストラクチャと複雑なエンタープライズSaaSの両方のクラウドプロバイダーとして、クラウドソリューションの運用と提供に豊富な経験があり、ITとDevOpsのさまざまなレイヤーに起因する複雑性を理解しています。また、データ管理と、企業内でのミッションクリティカルなオンプレミスアプリケーション、データベース、およびシステムの提供において数十年の経験があります。 このシステム管理課題にどのように取り組んだか、そして新しいプラットフォームの機能をお見せしたいと思います。

このニュースは一流のアナリストに注目されています。

"新しい『Oracle Cloud Observability and Management Platform』により、オラクルは業界初となるサービスをもう1つ提供することになります。"と、Constellation Researchのバイスプレジデント兼プリンシパル・アナリストであるホルガー・ミューラー(Holger Mueller)氏は述べています。"オンプレミスとマルチクラウドの管理に対するこのエンドツーエンドのアプローチは、お客様に明らかなメリットを提供するだけでなく、パートナー企業が各社のサービスをブラグインするためのオープン・プラットフォームも提供します。Grafana、PagerDuty、Slackとの統合、Cloud-Native Computing Foundationが定めるCloudEventsやOpenTracingなどの標準のサポートは、相互運用性に対するオラクルのコミットメントを示しています。"

一方、Omdia Researchは、ハイブリッドおよびマルチクラウド管理ソリューションのリーディングプロバイダーとしてオラクルを選択しました。

一元化されたログ管理

私たちのプラットフォームは、重要なデータを1か所にまとめることを起点としています。現在利用可能なOracle Cloud Infrastructure Loggingを使用すると、DevOps、サイト信頼性、およびIT運用エンジニアは、OCI環境でのロギングをオンにするだけで、1つの安全なサービスからのイベントを管理、検索、および関連付けることができます。私たちは、イベントの相関関係とパーサーの簡素化という2つの主要な顧客の課題の解決に焦点を合わせました。

Logging は、広く採用されている fluentd のオープンソースデータコレクターを使用するため、顧客は監査、インフラストラクチャ、データベース、およびアプリケーションログを一元化できるだけでなく、カスタムソースからログを簡単に取り込むことができます。ログは CNCF CloudEvents 互換の形式で保存されるため、移植性に優れ、全てのログを1つの綺麗なクロススタックビューで表示できます。お客様はログにより自動的に動作するファンクションを作成したり、PagerDuty を使用して通知を送信したり、ほぼ全ての宛先にログを送ったり、Kafka 互換のストリーミングサービスを使用するルールを作成することができます。

ログの収集、保持、配信についてお客様に請求するのではなく、Logging サービスはログストレージに対して課金が発生します。料金は月額GBあたりわずか0.05ドルで、最初の10GBは常に無料です。これにより、お客様はポートフォリオ全体で Logging を採用し、シンプルかつ低価格で相関関係とコンプライアンスの目的で適切な履歴を保持することができます。

画像 1. 複数ログソースの単一時系列でのログ表示

強力なネイティブ ログ分析

ITインフラストラクチャとクラウドサービス分析のすべてのベストプラクティスと経験を、新しいOracle Cloud Infrastructure Logging Analyticsサービスに組み込みました。Logging Analyticsは、顧客がパターンや外れ値をすばやく見つけるのに役立つ組み込みのファセットと視覚化により、複雑性を解決します。お客様は、クラスターやリンクなど、データサイエンティストの介入を必要とせずに、大量のログデータから即座に洞察を提供する組み込みの機械学習(ML)を適用して、異常を特定できます。

私たちの多くのお客様で、大規模なオンプレミスIT環境と複数のクラウドプロバイダーを使用しています。Logging Analyticsは、Oracle Cloud Infrastructure Loggingへのアクセスに加えて、OracleおよびOracle以外のテクノロジーコンポーネント用に250を超えるパーサーを提供します。Amazon CloudWatchやAzure Monitorとは異なり、Oracle Cloud Logging Analyticsは、他のクラウドで実行されているアプリケーションからのログと、オンプレミステクノロジーのフルスタックを明示的にサポートします。ワークフローを簡素化し、コストを最適化するために、ポリシーごとにログをアーカイブして呼び出すことができます。

画像 2. トラフィックタイプ毎のネットワークトラフィック負荷(上)と影響を受けるシステム(下)のビュー

ユーザーエクスペリエンスの深い可視性

アプリケーションを成功させるための最も重要なのはエンドユーザーエクスペリエンスです。多くの場合、IT と DevOps はインフラストラクチャ中心の見方をしています。完全な可視性には、外側からの視点が必要です。お客様はOracle Cloud Infrastructure Application Performance Monitoringを使用して、ネイティブサービスとしてデジタルエクスペリエンスモニタリング機能を利用することができますが、まだこれは Limited Availability です。Application Performance Monitoringは、実エンドユーザー性能監視と合成エンドユーザー性能監視、サーバー監視、およびオープンソースの OpenTracing および OpenMetrics フレームワークと互換性のある分散トレースを提供します。次に、この情報をエンタープライズダッシュボードの形式で提供し、IT資産全体にわたるエンドツーエンドの可視性を提供します。このサービスには数十のダッシュボードが事前構成されており、カスタムビューを提供するように拡張することもできます。分散トレースは、最新のマイクロサービスアプリケーションにすぐに使用できるインストルメンテーションを提供しますが、一方で従来のアプリケーションは、ブラウザやサーバー側のインストルメンテーションなど、業界をリードするさまざまな手法で監視できます。これらの収集手法を使用して、顧客は、ロード時間、最初のバイトまでの時間など、各インタラクションでのエンドユーザーエクスペリエンスを監視し、Apdex などの業界標準のユーザー満足度スコアを導き出すことができます。グローバル拠点から合成トランザクションを実行することでアプリケーション全体の可用性と性能を確認することができます。

画像 3. IT環境全体をエンドツーエンドで一目で確認できるカスタマイズ可能なエンタープライズダッシュボード

クラウドサービスとして最高のOracle Enterprise Managerのデータベース管理

世界中の何万ものお客様が、最も重要な Oracle Database および Oracle Exadata のデプロイメントに Oracle Enterprise Manager を使用しています。現在、これらの機能を Oracle Cloud Infrastructure Database Managementと呼ばれるクラウドサービスとして利用できるようにしています。このサービスには、次の機能が含まれています。
 

  • Performance Hub

  • Automatic Workload Repository (AWR)

  • Active Session History (ASH) analytics

  • Blocking session details

  • Real-time SQL monitoring

 オラクルのお客様は、データベースがオンプレミスであるかクラウドであるかに関係なく、構成、ストレージ、ユーザー、オブジェクトを含むデータベースフリート全体の一元ビューを期待しています。セッションから個々のSQLクエリについて監視とパフォーマンスチューニングをしたいと思っています。Database Management を利用することでお客様はOCI、他社クラウド、およびオンプレミスにデプロイされたOracle Database の監視、管理、およびパフォーマンスの最適化のための統一されたビューを利用することができます。

画像 4. Oracle Enterprise Manager でよく利用される Performance Hub をクラウドサービスで提供

システム停止の未然防止

履歴データに基づく洞察とMLベースの予測手法を使用して将来を予測するのはどうですか?Oracle Cloud Infrastructure Operations Insights サービスは、長期にわたってテレメトリデータを保持および分析して、将来のリソース需要とアプリケーションのパフォーマンスに関する洞察を提供します。このキャパシティプランプランニング機能により、お客様はリソース要件と差し迫った問題を予測できます。SQL Warehouse 機能は、お客様が一度に1つの SQL クエリではなく、パフォーマンスの低下や実行プランの変更など、体系的で繰り返し発生する SQL の問題を特定して全体的に対処するのに役立ちます。これらの機能を利用することで、お客様は今日の行動で、明日の問題を防ぐことができます。

画像 5. Operations Insights を使用して、季節的な需要の急増、システム上の問題、および長期間にわたる需要の増加に対処する方法に関する洞察を取得

お気に入りのツールと何百ものパートナーのエコシステムとつながる

Oracle Cloud Infrastructure Service Connector Hub は無料で利用でき、ログデータの移動、追跡、および Oracle とパートナーツールにおけるお客様のデータワークフローの保護を一元化します。お客様はシングルクリックで、ログベースのメトリックを発行したり、Oracle Cloud Object Storageにアーカイブしたりできます。Service Connector HubはFunctions や Notifications を自動的にトリガーにすることにより、是正やアラートを行うことができます。このサービスには、一般的なツールの他に最もよく使われているPagerDutyやTwilioを介した通知をサポートしています。Oracle Cloud Infrastructure Streaming にデータを出力することもできます。これにより、人気のある Kafka Connect を使用して、100 を超える他のテクノロジーやクラウドサービスターゲットにデータをプッシュできます。Grafana の様なパートナーと即座に連携することができます。

”DevOps の採用が、簡単になりました。” PagerDuty の戦略的エコシステム開発担当シニアディレクターであるSteve Gross氏は、次のように述べています。「Oracle CIoud Infrastructure と PagerDuty とのワンクリック統合により、お客様はインシデント管理への既存投資を活用できます。この機能により、お客様はOCI上のインフラストラクチャとワークロードの構成、管理、重要なリアルタイム・アラートの受信を簡単に行えます。」

「オラクルとTwilioのパートナーシップにより、新型コロナウイルス感染者は医療提供者に連絡でき、研究者は薬物治療の有効性を把握できます。」と Twilio の CTO であるOtt Kaukver氏は、次のように述べています。「オラクルと Twilio は、お客様が Oracle Cloud Infrastructure でメッセージングをより簡単に利用できるようにするためのSMSメッセージングでも連携しています。」

Grafana の CTO であるAnthony Woods氏は、次のように述べています。「 Oracle Cloud Infrastructure 向けの2つの Grafana 認定プラグインを発表できることを嬉しく思います。開発者が Grafana を採用する理由がもう1つできました。」

画像 6. Service Connector Hub は、Oracle とパートナーツール間のデータ移動の一元管理機能を提供し、それらに関連付けられたワークフローを保護します

Oracle Observability and Managementを活用されているお客様とパートナー

アプリケーション層、デプロイ環境、およびツールのエコシステム全体を簡単に確認できるようにこのプラットフォームを設計しました。一元的ビューと問題の迅速な解決にこのプラットフォームを使い始めた皆さまをご紹介します。

「オラクルの可観測性および管理ソリューションを使用して、ユーザーが影響を受ける前に、重大な問題の95%を解決できています。」KingoldGroup の CIOである StevenChang 氏は次のように述べています。「当社の開発者は、コードレベルのパフォーマンスの問題を10倍速く特定することもできます。」

「OCI はシングルポイントオブインフォメーションです。」Green の CEO であるGenilson Cavalcanteは次のように述べています。「単一の多機能データプラットフォームにより、Oracle Cloud は、ユーザーエクスペリエンス、アプリケーションとデータベースのメトリック、トレース、およびログを使用してテレメトリデータをシンプル化しました。」

「OracleCloudInfrastructure のアプリケーション、データベース、インフラストラクチャの複数階層にまたがるビューにより、問題を数時間ではなく数分で解決することができます。」Integra LifeSciences のグローバルインフラストラクチャ担当シニアディレクターである Peter Gawroniak 氏は次のように述べています。「さまざまなソリューションを使用する代わりに、OCIダッシュボードを介して、使用率、正常性、およびネットワークトラフィックフローをより便利に確認できます。」

「パフォーマンスの異常を90パーセント削減することで学生のエクスペリエンスを向上させ、管理に必要な労力とコストを低減できました。」Lone Star College のエンタープライズ・アプリケーション担当副学長であるLongin Gogu 氏は、次のように述べています。「データセンターとクラウド環境全体での可観測性を向上させるために単一ビューを使用することに期待しています。」

「タイムリーで正確な洞察の可用性と提供は、あらゆるビジネスにとって不可欠です。」Promata の CEO である MichaelWolf は、次のように述べています。「オラクルの可観測性および管理ソリューションの組み込み機械学習を使用して、トラブルシューティング時間とアプリケーションのダウンタイムのリスクを50%削減しています。 拡張された機能により、不要な可観測性ツールを排除することでコストを削減できます。」

Safexpress のシニアプログラムマネージャーである Sanjay Bakhshi 氏は、次のように述べています。「Safexpress は、パフォーマンスの問題を数日ではなく数分で解決し、オラクルの可観測性および管理ソリューションを使用してノンストップのロジスティクス運用をサポートします。」

「Drop Tankは、ロイヤルティ・テクノロジーおよびリワードの先進企業です。」Drop Tank の CEO である Timothy Miller 氏は、次のように述べています。「私たちは Oracle テクノロジーを使用して、ガソリンスタンドの事業者向けのロイヤルティアプリケーションの監視と管理を自動化しています。監視とパフォーマンス管理のための古い手動プロセスを削除することで、成長を促進し、ガソリンスタンド事業者との強力なパートナーシップを構築するイノベーションに集中できます。より重要なアプリケーションを Oracle Cloud に移行するにつれ、オラクルの最新の監視および管理ソリューションを使用して、クラウドおよびオンプレミス環境全体の可視性と洞察を獲得し、成長を促進し、パートナーシップを拡大できることに興奮しています。」

「私たちは、いくつかの企業が Oracle Applications 環境を Oracle Cloud Infrastructure に移行するのを支援してきました。」Wipro のバイスプレジデント兼オラクルサービスライン担当グローバル責任者である SankarVenkatraman 氏は、次のように述べています。「私たちは、お客様がオンプレミスで重要なデータとアプリケーションを管理する上で戦略的な決定を下すのを引き続き支援します。オラクルの統合された可観測性および管理ソリューションは、将来の移行の障壁を取り除き、クラウドとオンプレミスのワークロードを管理するためのゲーム・チェンジャーです。」

「オラクルの可観測性および管理ソリューションを使用して、ネットワークトラフィックログの監視とアラートを自動化します。」Capgemini のマネージングコンサルタントであるJason Lester 氏は、次のように述べています。「すべてのログを分析するための単一のビューは、ネットワークの問題の根本原因と影響をすばやく把握するために非常に貴重であることが証明されました。」

「Mythics は受賞歴のある Oracle パートナーであり、多くの顧客を Oracle の第2世代クラウドに移行することに成功した経験があります。」Mythics のバイスプレジデントであるErik Benner 氏は、次のように述べています。「ネイティブサービスとして利用できる強化された可観測性および管理ソリューションの追加により、顧客はクラウドとデータセンターで実行されるアプリケーションの比類のないコストとパフォーマンスのメリットを実現できるようになりました。」

Bridge Consulting and the Kirey Groupの CEO 兼マネージングパートナーである Marco Bettini 氏は、次のように述べています。「当社の顧客中心のビジネスは、オラクルの可観測性および管理ソリューションに依存しており、一元化されたビューを使用してアプリケーションのパフォーマンスを追跡し、問題の根本原因に20%速くドリルダウンすることで、卓越したユーザーエクスペリエンスを提供します。」

もっと知りたい?

本日、この発表を皆さんと共有できることをうれしく思います。 詳細を確認したり、試したりするには、次のリソースを参照してください。

-Clay

Be the first to comment

Comments ( 0 )
Please enter your name.Please provide a valid email address.Please enter a comment.CAPTCHA challenge response provided was incorrect. Please try again.