こんにちは。日本オラクルのクラウド・ソリューション・エンジニアの小西です。

昨夜はきれいに皆既月食が見えましたね。朝晩は冷え込んできた今日この頃ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では、隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。

それでは、前回以降のリリースノートに掲載されているOCIの新機能を見ていきましょう!

 

[Cloud Guard] クラウドガードにディテクタ・ルールとイベント・タイプの追加

  • クラウド・ガードで以下の新機能が利用できるようになりました。

    • 新しい構成検出ルール

    • 新しいイベントの種類

      • これらの新しいイベント・タイプの詳細については、Configuring Notificationsを参照してください。

        • Cloud Guard – Announcements – Cloud Guard が新機能を発表したときに通知を受け取ることができます。

        • Cloud Guard – Status – Cloud Guard の有効化ステータスが変更されたときに通知を受け取ることができます。

[Compute] X9ベース(Intel)とE4ベース(AMD)の新GPUシェイプ

[Language] Language バージョン2 の提供開始

  • Languageサービスのバージョン 2 Language service, version 2 では、事前構築済みモデルに加えて、独自のビジネスドメインに基づいたカスタム・モデルをトレーニングし、それらをビジネスに展開する機能が提供されます。カスタムのテキスト分類モデルと固有表現認識モデルを作成できます。

  • カスタム・モデルに加えて、テキストを 21 の言語に翻訳できるようになりました。日本語も対応しました!

[MySQL] MySQLデータベース・サービスでMySQL Version 8.0.31をサポート

  • MySQL データベース・サービスは、MySQL 8.0.31 をサポートするようになりました。新しい MySQL DB システムは、この最新のMySQLデータベース・バージョンに基づいています。既存のDBシステムの場合、バージョン 8.0.30 から 8.0.31 など、手動でMySQLサーバーをアップグレードする必要があります。新しいマイナー・バージョンには、改善と不具合修正が含まれています。

  • 詳細:MySQL 8.0.31 Release Notes.

[Database Management] データベース管理のダッシュボード

  • データベース管理のダッシュボード機能を使用して、解釈しやすいウィジェットでデータベース パフォーマンス・メトリックを視覚化、調査、分析できるようになりました。 「ダッシュボード」ページでは、次のことができます。

    • オラクル定義ダッシュボードを使用して、一連のダッシュボードまたは単一のダッシュボードのパフォーマンスを監視

    • 特定の要件を満たすカスタム。ダッシュボードを作成

  • 詳細:Work with Dashboards.

[GoldenGate] GoldenGateの新規リリース

  • GoldenGate for Oracle の新しいバージョンが利用可能になりました。できるだけ早くデプロイメントを更新するようにしてください。 GoldenGate が利用可能なすべてのリージョンで、デプロイメントの種類と接続が利用できるようになりました。

  • 詳細:Learn more.

[Operations Insight] オペレーション・インサイトのExadataデータ・オブジェクトと事前定義ダッシュボード

  • 新しい Exadata 集約セル・ディスク・データ・オブジェクトが Exadata Explorer で使用できるようになりました。このリリースには、事前定義された新しいExadataダッシュボードも含まれています。

  • 詳細: Data Object Reference and Using Data Object Explorers (Save and Share SQL Queries)

[Data Science] Accelerated Data Science 2.6.8 のリリース

  • ADS 2.6.8 と ADS 2.6.7には以下の変更点が含まれます。

    • 2.6.8

      • Fixed a bug in ads.dataset.helper to support Python 3.8 and Python 3.9.

    • 2.6.7

      • Fixed a bug in PyTorchModel. The score.py failed when torch.Tensor was used as input data.

      • Fixed a bug in ads opctl conda publish command.

      • Added support for flexible shapes for Data Flow Jobs.

      • Loading a model from Model Catalog (GenericModel.from_model_catalog()) and Model Deployment (GenericModel.from_model_deployment()) no longer requires a model file name.

      • Switched from using cx_Oracle interface to the oracledb driver to connect to Oracle Databases.

      • Added support for image attribute for the PyTorchModel.predict() and TensorFlowModel.predict() methods. Images can now be directly passed to the model Deployment predict.

    • The following APIs are deprecated:

      • OracleAutoMLProvider

[Database] Oracle Database Service for Azure: MySQL HeatWaveが利用可能

[Vulnerability Scanning] 脆弱性スキャンの新エージェント

  • OCI 脆弱性スキャンは、Qualys VMDR と統合されました。コンソールを使用して、独自の Qualys ライセンスを使用してコンピューティング (ホスト) スキャン レシピを作成し、コンソールまたは Qualys ダッシュボードで結果を表示できます。

  • 詳細: create a compute (host) scan recipe using your own Qualys license

 

以上が本日の新機能ハイライトです。

ODSAでBase DB/ExaCS/ADB以外にMySQL HeatWaveが作成できるようになり、ますますマルチクラウドの勢いが加速してきています。

 

今後も引き続き新機能をご紹介していきます。

 

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