OCI Connector Hubサービス・ログの提供を発表

※ 本記事は、Yash Kumarによる”Announcing the availability of OCI Connector Hub service logs“を翻訳したものです。

Oracle Cloud Infrastructure Connector Hubサービス・ログの一般提供を発表できることを嬉しく思います。これにより、コネクタ機能の可視性が高まります。これらのサービス・ログを使用すると、コネクタの問題を簡単にトラブルシューティングできるため、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)内外のソースからターゲットにデータを簡単かつシームレスに転送するなど、最も重要なことに集中できます。

Connector Hubサービス・ログ

ログの主な用途は、コネクタ・ハブを介したデータ移動の問題を特定することです。コネクタ・ハブからログを使用して、ソースからターゲットへのデータ・フローの詳細を取得し、転送の任意のステージで問題を識別できます。たとえば、OCI LoggingからOCI Streamingにデータを送信するコネクタを作成したが、ストリームにデータが表示されない場合は、どのようにして問題を特定しますか?

この例では、ストリーム・ターゲットに書き込むポリシーがないことが問題である可能性があります。このケースおよびその他の多くのケースでは、サービス・ログは、サポート・チケットを上げる必要なく、問題の内容と場所を自由に把握できる強力なツールとなります。ログを使用して、コネクタの管理について情報に基づいた迅速な意思決定を行うことができます。

Connector Hubログは、データ転送が正常に行われた場合のコネクタ実行に関する情報、および移動されたデータ(メッセージ)の詳細、または障害が発生した場合にエラーの詳細を提供します。詳細は、成功およびエラー・ログのサンプルを参照してください。

はじめに

次の3つの方法を使用して、Connector Hubサービス・ログを有効にできます。ワークフローに最も適したものを選択します。

• コネクタの作成時にログを直接有効にします。

  

• 「ログ」リンクを選択し、「ログの有効化」スライダをクリックして、コネクタ詳細ページのログを有効にします。

  

• 中央のログ・ページで、「サービス・ログの有効化」をクリックし、「Connector Hub」を選択します。

  

ログが正常に有効化されると、「ログの有効化」オプションが有効になります。

ログ名をクリックすると、「ログ詳細」ページが開きます。

ログ・フィールド

成功およびエラー・ログのサンプル

次の抜粋は、成功およびエラー状態でのログの外観を示しています。

成功ログ

{
  "datetime": 1690935026859,
  "logContent": {
    "data": {
      "level": "INFO",
      "message": "Run succeeded - Read 2 messages from source and wrote 2 messages to target",
      "messageType": "CONNECTOR_RUN_COMPLETED"
    },
    "id": "f83205ef-0bef-47d0-b6b2-362afc4a2e9a",
    "oracle": {
      "compartmentid": "ocid1.compartment.oc1..aaaaaaaa77y4rj3njic7xkz2qgw6xzzvhm4qacla6zz4jc3s3g4dcg2iypfa",
      "ingestedtime": "2023-08-02T00:10:28.990Z",
      "loggroupid": "ocid1.loggroup.oc1.phx.amaaaaaaqlphkzyaw5qvgypsmjxyjsbnuvypfa4pgxzlwc4s5leyhbgo4ima",
      "logid": "ocid1.log.oc1.phx.amaaaaaaqlphkzyavka6hf3gxqcxftnqiepqa5hfvqsnc4olmfgucghghjlq",
      "resourceid": "ocid1.serviceconnector.oc1.phx.amaaaaaaqlphkzya3jmx5iwl6tsuyqxlv4vq5xieeqm5mtgzollkrk5sv44a",
      "tenantid": "ocid1.tenancy.oc1..aaaaaaaahifpge3gx5meuvbvjldmlnr55syzsyadugu6hfaerndttvnr57za"
    },
    "source": "KP_SourceStream1_TargetStream1",
    "specversion": "1.0",
    "time": "2023-08-02T00:10:26.859Z",
    "type": "com.oraclecloud.sch.serviceconnector.runlog"
  },
  "regionId": "us-phoenix-1"
}

エラー・ログ

{
  "datetime": 1690936656793,
  "logContent": {
    "data": {
      "level": "ERROR",
      "message": "Run failed due to Destination error, Error Code : 404 NotAuthorizedOrNotFound. For troubleshooting tips, see https://docs.oracle.com/iaas/Content/service-connector-hub/troubleshooting.htm.",
      "messageType": "CONNECTOR_RUN_COMPLETED"
    },
    "id": "cbe82e67-4fed-4a2e-91e8-582f6c881eba",
    "oracle": {
      "compartmentid": "ocid1.compartment.oc1..aaaaaaaa77y4rj3njic7xkz2qgw6xzzvhm4qacla6zz4jc3s3g4dcg2iypfa",
      "ingestedtime": "2023-08-02T00:37:42.973Z",
      "loggroupid": "ocid1.loggroup.oc1.phx.amaaaaaaqlphkzyaw5qvgypsmjxyjsbnuvypfa4pgxzlwc4s5leyhbgo4ima",
      "logid": "ocid1.log.oc1.phx.amaaaaaaqlphkzyavka6hf3gxqcxftnqiepqa5hfvqsnc4olmfgucghghjlq",
      "resourceid": "ocid1.serviceconnector.oc1.phx.amaaaaaaqlphkzya3jmx5iwl6tsuyqxlv4vq5xieeqm5mtgzollkrk5sv44a",
      "tenantid": "ocid1.tenancy.oc1..aaaaaaaahifpge3gx5meuvbvjldmlnr55syzsyadugu6hfaerndttvnr57za"
    },
    "source": "KP_SourceStream1_TargetStream1",
    "specversion": "1.0",
    "time": "2023-08-02T00:37:36.793Z",
    "type": "com.oraclecloud.sch.serviceconnector.runlog"
  },
  "regionId": "us-phoenix-1"
}

価格

Connector Hubを使用しても料金は発生しません。ただし、サービス・ログはOCI Loggingサービスに格納され、月当たりの最初の10 GBストレージの月後、価格は$0.05/GBログ・ストレージです。

今すぐ機能をお試しください!

Connector Hubには、Oracle Cloudコンソールの「分析およびAI」セクション、ソフトウェア開発キット(SDK)、CLI、REST APIおよびTerraformからアクセスできます。コネクタ・ハブについてさらに学習するには、Connector Hubのドキュメントを参照してください。

Connector Hubを自分で試すには、Oracle Cloud Free Tierにサインアップするか、アカウントにサインインします。