KDDI様が「Oracle Database」などのオラクル製品を導入し、auブランドの決済およびポイント・サービスのシステム基盤を刷新したことを発表します。今後、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を活用し、システム拡張、BCPサイト構築などを進めていきます。(2023年3月発表)
KDDI様は、業界における圧倒的な信頼性を評価し「Oracle Database」を採用、au PAYとau Ponta ポイントプログラムのシステム基盤を刷新しました。クラスター環境を構成する「Oracle Real Application Clusters」やデータベースの自動同期機能を提供する「Oracle Data Guard」も使い、増え続けるデータ処理量に十分に対応できる高い性能と高可用性を実現しました。また、スムーズなデータ移行・同期を可能にし他社データベースにも対応する「Oracle GoldenGate」により、サービスへの影響をゼロにするという厳しい目標の下で旧システム基盤からの切り替えを行いました。新システム基盤は、au PAYが2022年6月、au Ponta ポイントプログラムは2022年8月に稼働開始しました。COBOLからJavaへのコード切り替えも含め移行を1年で完了、新サービスのリリースや更新もサービスを止めずに短時間で実行できる基盤としました。
さらに、これらのシステム基盤においてオラクルのクラウド・ソリューションの採用も随時拡大していく方針です。au Ponta ポイントプログラムではBCPサイトの基盤にOCIを採用し、2023年8月に運用開始の見込みです。一方、au PAYのシステム基盤では、構築済みのオンプレミスでのBCPサイトに加え、他システムとの連携に関する処理のオフロードや決済に関わる取引明細情報の電子保存、データ分析などを担うサブシステムでOCIを活用する計画で、2023年4月に稼働開始を予定します。
Oracle Cloud Infrastructure:2023年7月度サービス・アップデート