※ 本記事は、Harsh Keswaniによる”Announcing log metadata optimization and service log support expansion in OCI Logging“を翻訳したものです。

2023年9月19日


このブログ投稿では、DevOpsのお客様向けのOracle Cloud Infrastructure (OCI) Loggingサービスのいくつかの重要な機能強化に注目したいと思います。ログ・メタデータの最適化とサービス・ログの拡張サポートです。OCI Loggingは、1つの統合エクスペリエンスですべてのログ・データをシームレスに取り込んで分析し、操作できる、スケーラビリティの高いフルマネージド・ロギング・プラットフォームです。OCI Loggingの詳細は、Oracle Cloud Infrastructure Loggingの一般提供の発表を参照してください。

ログ・メタデータの最適化

ログ行が格納するメタデータが最適化され、その結果、サービスはログ行ごとに100バイトのメタデータのみを格納するようになりました。ログ行レベルに格納されるメタデータは”id”および”time”で、収集後にツールがログ行を個別に識別するのに役立ちます。この最適化により、カスタム・ログを使用する顧客のログ・データを格納するために必要なストレージが削減されたため、コストが削減されました。

幸いなことに、この機能の利点を確認するためにこれ以上のアクションは必要ありません。ログ・メタデータのほとんどは、ログ行ごとのレベルではなく、リクエストごとのレベルで格納されるようになりました。1つのログ・リクエストに数千のログ行を含めることができます。カスタム・ログ・メタデータの詳細は、ドキュメントを参照してください。

サービス・ログ・サポートの拡張

また、Loggingサービスが提供するサービス・ログの数も拡大しています。OCIは、サービスの内部動作を可視化するためのサービス・ログを提供します。ワンクリック有効化プロセスを使用してサービス・ログの受信をオプト・インできます。このプロセスは、それぞれのサービスに移動するか、Oracle Cloudコンソールのナビゲーション・メニューから「OCI Logging」、「Logs」および「Enable service log」を選択します。

A screenshot of the Enable Service Log one-click enablement process in the Oracle Cloud Console.

このサービスでは、次の例を含む21のサービス・ログが提供されるようになりました。:

これらのサービス・ログの詳細またはサポートされているサービス・ログの完全なリストについては、サービス・ログ・リファレンスを参照してください。

今すぐ始めましょう!

Oracle Cloudコンソール・メニューの「Observability and Management」の下の「OCI Logging」にアクセスします。Loggingは、コンソール、ソフトウェア開発者キット(SDK)、CLI、REST APIおよびTerraformを介して利用できます。すべての商用リージョンでアクセスでき、政府リージョンも近日公開されます。詳細は、ロギングのドキュメントとFAQを参照してください。

また、サービス・コネクタ・ハブについて学習することもお薦めします。これにより、ログを移動してアクションを実行できるようになります。サービス・コネクタ・ハブとロギング・サービスを自分で試すには、Oracle Cloud Free Tierにサインアップするか、アカウントにサインインします。