※ 本記事は、Tamer Karatekinによる”Announcing Operational Metrics for OCI Logging’s Unified Monitoring Agent“を翻訳したものです。

2023年11月1日


OCI Loggingの統合モニタリング・エージェント (UMA)で運用メトリックの利用開始を発表できることを嬉しく思います。この機能を使用すると、UMAのパフォーマンスおよび状態に関連する様々なメトリックを追跡および分析できます。

UMA運用メトリックは、エージェント構成を最適化するための貴重なインサイトを提供します。これらのメトリックを使用すると、停止やパフォーマンスの低下が発生する前に、UMAの潜在的な問題を特定できます。これらのメトリックは、OCIダッシュボードまたはOCI Monitoringサービスを使用してビジュアル化できます。これらのメトリックが優先しきい値の外で動作する場合、OCI Monitoringを使用してこれらのメトリックにアラームを設定することもできます。

運用メトリック

このリリースでは、統合モニタリング・エージェントについて次の運用メトリックがサポートされています:

  • Heartbeat: UMAの状態を報告します。1はエージェントが稼働中であることを示し、0はエージェントが停止していることを示します。

  • RestartMetric: エージェントが起動または再起動するたびに発行されます。

  • EmitRecords: 発行されたログ・レコードの合計数を示します。

  • BufferSpaceAvailable: 不足分として表される使用可能なバッファ領域。

  • SlowFlushCount: 低速フラッシュの合計数。

  • RollbackCount: エージェントがトランザクションをロールバックする合計回数。

  • RetryCount: 障害発生後にエージェントがデータ送信操作を再試行する回数の追跡。

 

A screenshot of the Oracle Cloud Console dashboard showing operational metrics.

今すぐ始めましょう!

エージェント構成の作成または編集時に、「拡張オプション」でエージェントのOCI Loggingの運用メトリックを有効にできます。メトリックがOCI Monitoringのカスタム・ネームスペースに収集され、OCI Monitoringの価格が適用されます。UMA運用メトリックの詳細は、ドキュメントを参照してください。すべての商用リージョンで運用メトリックを使用できるようになりました。Loggingは、コンソール、ソフトウェア開発者キット(SDK)、CLI、REST APIおよびTerraformを介して使用できます。ご質問やご意見はお気軽にお問い合わせください