こんにちは。日本オラクルのクラウド・エンジニアの小西です。

花粉が舞う季節になってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。

それでは、前回以降のリリースノートに掲載されているOCIの新機能を見ていきましょう!

 

[Language] Languageサービス 2.4 が利用可能

  • Language 2.4の機能拡張は次のとおりです。

    • 言語検出APIで、ignoringTransliterationのフラグの指定と、主要な言語を決定するために考慮されるテキスト長の指定がサポートされるようになりました。

    • 追加された言語:

      • クロアチア語(hr)

      • ハンガリー語(hu)

      • スロバキア語(sk)

      • スロベニア語(sl)

      • タイ語(th)

      • ベトナム語(vi)

    • GetModelType APIで、翻訳でサポートされている言語の取得がサポートされるようになりました

[Storage Gateway] ストレージ・ゲートウェイの End of Life

[Data Transfer] サービスの制限

  • 2024年2月28日以降、データ転送サービス(Data Transfer Service)で、以下のリージョンのデータ転送アプライアンスのサポートが制限されました。

    • India West – Mumbai (ap-mumbai-1)

    • Japan East – Tokyo (ap-tokyo-1)

    • Japan Central – Osaka (ap-osaka-1)

    • South Korea Central – Seoul (ap-seoul-1)

    • Canada Southeast – Toronto(ca-toronto-1)

    • Brazil East – Sao Paulo(sa-saopaulo-1)

  • 顧客提供のディスクを使用したデータ転送ディスクを利用したデータ転送サービスは引き続きご利用いただけます。

[MySQL HeatWave] DBシステム作成時にHeatWaveクラスタの作成

  • MySQL HeatWaveコンソールを使用して、単一の操作でDBシステムとHeatWaveクラスタを一緒に作成できるようになりました。デフォルトでは、DBシステムとともに1ノードのHeatWaveクラスタが作成されます。作成を開始する前に、デフォルト設定を変更することもできます。

  • 詳細:Creating a DB system using the Console

[MySQL HeatWave] DBシステムのECPUシェイプ

  • ECPUシェイプを使用してMySQL HeatWave DBシステムをプロビジョニングできるようになりました。ECPUシェイプはアーキテクチャに依存せず、すべてのECPUシェイプはHeatWaveクラスタをサポートします。

  • 詳細:ECPU Shapes

[Application Performance Monitoring] APMの新リリース

  • このリリースのApplication Performance Monitoring (APM)には、次の新機能および拡張機能が含まれています。

    • トレース・データ・ウィジェット・ビルダー

      • ダッシュボードの操作時に使用可能な新しいウィジェット。この新機能では、APMのトレース・データを使用して問合せベースのウィジェットを作成できます。

      • 詳細:Create a Query-based Widget Using Traces

    • トレース・エクスプローラ問合せバーの機能拡張

      • 現在のクエリーをアクティブなクエリーバーに追加するワンクリックオプション。

      • 最近使用したクエリーバーをすばやく選択できます。

[Globally Distributed Autonomous Database] Oracle Globally Distributed Autonomous Databaseのリリース

[GoldenGate] OCI GoldenGate データ変換

  • OCI GoldenGateが使用可能なすべての商用リージョンで、データ変換を使用できるようになりました。

  • 詳細: about OCI GoldenGate Data Transforms

[Anomaly Detection] Anomaly Detection の End of Life

  • 2025年3月6日以降、Oracle Cloud Infrastructure Anomaly DetectionサービスのEOLが発表されました。

  • EOL前に、Oracle Cloud Infrastructure Data Scienceサービスを使用して異常を検出するように移行することをお薦めします。

  • 影響:異常検出サービスは、2025年3月6日以降に使用できなくなります。以前に作成したモデルは、引き続きテナンシで動作しますが、サービスの中断を回避するためにすぐに移行する必要があります。

  • 対応策:Oracle Cloud Infrastructure Data ScienceサービスAccelerated Data Science Operatorを使用して、異常を検出できます。単変量および多変量の両方の異常検出をサポートします。

[Container Instances] コンテナ・レベルのメトリック

  • コンテナ・インスタンスでコンテナ・レベルのメトリックを使用できるようになりました。既存のコンテナ・インスタンス・メトリックに加えて、CPUやメモリー使用量など、個々のコンテナのメトリックを追跡できるようになりました。

  • 詳細: Container Instance Metrics

[Big Data] Big Data Service JDK 1.8.0_381とJDK 11-0-20用OSパッチ

  • Big Data Serviceは、JDKパッチをオペレーティング・システム(OS)パッチの一部としてリリースしました。ビッグ・データ・サービス3.0.23以前で作成されたクラスタがある場合、今後のすべてのビッグ・データ・サービス・アップグレードの前提条件であるため、このパッチをインストールすることをお薦めします。ビッグ・データ・サービスでは、毎月新しい機能や更新された機能がリリースされ、このパッチでは機能の更新を受け取ります。

    • ビッグ・データ・サービス3.0.23以前で作成されたクラスタには、JDK 11を使用するTrinoを除くすべてのODHコンポーネントを実行するためのJDK 1.8.0_331が含まれています。

    • JDK 1.8からJDK 1.8.0_381、およびJDK 11からJDK 11.0.20にアップグレードするために、既存のビッグ・データ・サービスのオペレーティング・システム(OS)パッチをリリースしています。

    • Oracle JDKリリース・ノート: JDK 1.8.0_381 JDK 11-0-20.

  • クラスタは、ビッグ・データ・サービス・クラスタがビッグ・データ・サービス3.0.23.4に更新されている場合にのみ、このOSパッチの対象となります。

  • 影響:

    • インストール中に停止時間が必要なため、少なくとも1時間のメンテナンス・ウィンドウをお薦めします。

 

以上が本日の新機能ハイライトです。

 

今後も引き続き新機能をお伝えしていきたいと思います。

 

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