若きチームリーダーとして抜擢! 若手メンバーを引っ張りながらOCIプロジェクトをハンドリング
~営業職も兼任しながらチームを牽引する女性エンジニアの活躍~
こんにちは、OPN事務局です。
今回は、プロジェクト参加1年目にしてリーダーに抜擢され、現在入社5年目でご自身も若手ながらチームリーダーとして若手メンバーを牽引していらっしゃる女性エンジニア、株式会社シイエヌエス(以下シイエヌエス) 太田 奈菜様にスポットライトを当てご紹介します。

株式会社シイエヌエス
システムプラットフォーム事業部
クラウドサービスプロモーション部
太田 奈菜 様
▼これまでの仕事内容についてお聞かせください。
入社してまずは、金融系システムの大型プロジェクトに参画させていただきました。環境設計から参画し、環境構築、テスト、移行、運用保守と一通りのフェーズを経験させていただきました。
計2年ほどプロジェクトに関わる中、1年目の途中からはリーダーを任せていただき、マネジメント力を身に着けることができました。
その後はExadataを使用したDB環境の提供業務や、OCI (Oracle Cloud Infrastructure)案件に携わり、維持保守案件を通して、DBやRAC、Data Guardの基礎知識を身に着けたり、受入検証をする中で一通りの機能を経験させていただきました。
さらに弊社が提供する以下のOCIサービス開発に携わるようになりました。
1. OCI環境自動構築案件
Terraform/OCI CLI/Python SDKを組み合わせてOCI環境を自動構築するIaC (Infrastructure as Code)を開発しました。
2. 新規サービス立ち上げ
U-Way Lite OCI ModelというOCIの基本的な構成をパッケージ化したサービスの開発をしました。
自動構築のコードの開発はもちろん、サービスとしてリリースするにあたり、社外向けの資料作成など新たな経験を積むことができました。
また、サービスリリースに向けてメンバーのOCI知識習得を目的とし、資格取得推進をしておりました。
加えて、2でリリースしたサービスを始め、プライム案件獲得に向けて営業活動に関わらせていただくようになりました。初めてのことだらけで戸惑うこともありましたが、お客様と直接お話をできる機会はとても刺激的で、今までのエンジニアとしての経験を生かしながら、営業としてもお客様の要望に応えらえるようになりたいと感じました。
▼クラウド案件に取り組むにあたり、個人としてどのような準備や勉強をしていますか。
基礎的な知識をつけるという観点では、主に資格取得に向けた勉強をしています。
また、トレンドを知るという観点でOracle様実施のセミナーも活用させていただいています。
特にワークショップ系セミナーでは、グループディスカッションを通じて他のパートナー社エンジニアの皆様とOCIを軸に様々な会話をすることができ、良い刺激をもらっています。熟練のエンジニアの方々から実案件に関わる部分を実績ベースで伺うこともでき、プリセールスに活かしていけると感じました。
▼現在お持ちのOracle 認定資格を教えてください。
・Oracle Cloud Infrastructure Foundations 2021 Associate
・Oracle Cloud Infrastructure 2022 Architect Associate
・Oracle Cloud Infrastructure 2023 AI Foundations Associate
▼クラウド案件に関わる際に心掛けていることがあればお聞かせください。
クラウドに移行後の環境のみを考えるのではなく、現状のお客様の環境理解を大事にしています。
オンラインの打ち合わせだけでは理解が難しい環境の場合、実際にお客様の元へお伺いし、業務を見せていただきながら理解を深めたこともあります。
お客様の元に伺って現場で直接見せていただくことで、お客様の業務フローを正しく確認することの重要性を感じています。
▼クラウド案件に関わる中で、特に苦労された点をお聞かせください。
営業活動をする中で、クラウドにあまり明るくない方とお話する機会もあり、そういった方の要望を汲み取ったり、クラウドって何ができるの?というところから分かりやすく説明するのが難しいと感じることがあります。
お客様の実現したいことをクラウドではこう実現できる、既存のオンプレミスのこの部分はクラウドではこういうサービスで可能です、というような説明を心がけています。
▼現在の部門のメンバー構成を教えてください。
私が所属する、システムプラットフォーム事業部 クラウドサービスプロモーション部は、現在メンバーが13名~14名で、男女比としては4:6で女性が多くなっています。
その中で、Oracle Cloud Infrastructure Architect Professional を取得済みが3名、Oracle Cloud Infrastructure Architect Associate を取得済みが10名という状況です。
▼リーダーとして苦労した点をお聞かせください。
チームの構成が同期+年上のメンバーという中で、年上のメンバーとの話し方については試行錯誤する面もありました。同期2名が一緒に先頭に立って進めてくれる仲間なので、現在は前よりもやりづらさを感じなくなっています。
▼リーダーとして、部門の中で他のメンバーとの情報共有やスキルの底上げについて、どのような取り組みをなさっていますか?
私の所属する部門は入社5年目までの若手が大半を占めており、エンジニアとしての経験が不足する部分を、まずは資格取得することでカバーしたく、部門をあげて皆でOCIの資格取得推進をしております。
週次で部門会を実施しており、メンバーから資格取得に向けた取り組みを報告してもらっています。
実技の受験をいちはやく受けた者が情報共有する、という流れもできています。
勉強方法や受験した所感などを共有することで、いい意味でプレッシャーをかけあいながら、お互いにモチベーションの維持や試験対策ができているように感じます。
新規サービスの立ち上げも、メンバーのスキル向上に役立っていると感じています。
▼シイエヌエス様の現在のOCIへの取り組みや、会社としての強みをお聞かせください。
※同社執行役員 古藤 貴士よりお話をいただきました
オラクル社の2019年の東京リージョンスタート時に、社内管理ツールの刷新でAPEXを導入したのがOCIとの最初の接点になります。
オンプレミスをよく知っているからこそ、その経験をクラウドに生かしていけると考えています。
オラクルコンサルティングの有償サービスも活用しながら、事業部としてOCIの知識習得を推進しています。
また新規サービスの立ち上げにあたり、業務以外でもOCIに触れる機会を作ってきました。
現在はシステムプラットフォーム事業部を筆頭に、全社をあげてOCIビジネスへの参入を目指しています。
シイエヌエスはもともとアプリケーション開発から始まった会社で、アプリケーション開発に関わる社員数が多いということもあり、要件定義から運用、アプリケーションからインフラ、全てに対応できることが強みだと思っています。
今後は自社プライム案件も増やしていきつつ、より多くの案件を提案していけるようプリセールスの人材を拡充しております。
現在はERPも立ち上げ中です。
▼今後の個人のキャリアプランをお教えください。
現在全社をあげてOCIの拡販に力を入れています。
私自身もともとエンジニアとして活動をしていましたが、直近半年は営業活動にも携わらせていただきました。
今後はエンジニアとしての経験を活かしつつ、営業職としてのスキルを身に着け、全社の中心となってOCI拡販を推進できるようになりたいと思っています。
特にプリセールスの役割で、メンバーに案件として形にしたものを渡せるところに注力していきたいです。
マネージャーとしては、チームに自分と同じことができる人材を増やすのが目標です。目上の方々に助けてもらいながら、今後は自分なりのビジョンを持ってメンバーを引っ張りたいですし、メンバーにもそれぞれビジョンを描いてもらいたいと考えています。
▼今後活躍される若手エンジニアへメッセージをお願いいたします。
私自身もまだまだ若手の部類だと思っています。一緒に切磋琢磨して頑張っていきましょう。
【OPN編集後記】
今回は株式会社シイエヌエスの太田様にお話を伺いました。
若き女性エンジニアであり、現在は営業職も手掛けていらっしゃるリーダーとしての経歴や、苦労された点、心掛けていることなどをじっくりお聞かせいただきました。
仕事を頑張れる理由としては、「仕事のことを忘れる時間」を息抜きとして大切にしているとのこと。
また、ご同席いただいた、執行役員の古藤様からも、シイエヌエス様の今後の取り組みなどについてお話しいただきました。上司としては、自信がついてきている点に注目されており、これからは太田様が得意な部分を伸ばしていく部分に期待している、と語ってくださいました。
太田様のこれからのますますのご活躍に、心より期待しております!
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