OPNエンジニアスポットライト:
2023年3月卒の若手メンバーが相次ぎ資格取得! Oracle SaaS事業へ積極投資!
~短期間でSaaS資格取得を、社内で初めて成し遂げた学習グループの強みとは~
こんにちは、OPN事務局です。今回は、2023年3月卒の若手メンバーを中心にOracle Financials Cloud等の資格を相次ぎ取得されている、株式会社クロスキャット(以下クロスキャット) 京野様、清水様、須藤様、横山様にスポットライトを当てご紹介します。
クロスキャット様はOCIやBIに携わりながら、独自のフレームワーク「CC-Dash」を活用してお客様のDX推進を支援しています。最近では新たにSaaS事業にも着手し、若手メンバーのみで構成されるグループを結成されました。今回のご紹介では、彼らが資格取得に向けてどのように取り組んでいるかや、社内でのOracle SaaS人材育成に関する情報をお伺いしました。クロスキャット様のこれからの展開にご期待ください。
株式会社クロスキャット
DX事業部 クラウドビジネス部
※写真左から
清水 祥太様(2023年度入社)
京野 華歩様(2021年度入社)
横山 智美様(2023年度入社)
須藤 健和様(2023年度入社)

Oracle SaaS事業チームの取り組み
▼今回の取り組みの経緯を教えてください。
弊社はBI分野で豊富なノウハウや経験があり、多くのお客様をご支援しています。
そして、約1年半前より、新たにSaaS事業のチームを立ち上げました。立ち上げメンバーは、既にそれぞれプロジェクトで業務を行っています。今回、メンバーを増員するにあたり、今年の新卒社員の配属が決定しました。また、既に配属されている2021年入社のメンバーも途中から加わり、若手メンバーでの資格取得を推進しました。
若手メンバーで社内グループを結成
▼社内の若手でグループを組んでOracleの資格試験を受けるきっかけは何でしたか?
新人研修後、配属後のタイミングでのミッションでした。ERPチームに配属された当初、知識も経験もなく、プロジェクトに参加することは難しいという状態でした。また、社内でもERPチームが発足して1年ほどであったため、比較的時間も取りやすい状況でした。そのため、プロジェクトに参加するにあたって必要な知識を身に着けること、資格取得者を増やすことで社外にアピールするという2点がきっかけだと思います。
ERPに関する知識や経験がない中で、ERPに関する知識や実機の操作方法について学ぶ必要があり、そこでOracle ERPの資格取得を1つの目標としました。さらに、資格保有数が案件獲得などにもつながると聞いていたため、自分自身のスキルアップだけでなく会社としても1つレベルアップすることに貢献できると思ったので資格試験を受験しました。
まずは製品を理解することを目的にOracle Cloud ラーニング・サブスクリプションに取り組みました。講義コースの中に受験の内容も含まれているので、資格取得する目標にも有効でした。
プロジェクト参加後もグループでの勉強会を継続して活動
▼現在のグループとしての資格試験への取り組みを教えてください。
以前は、勤務時間をすべて学習に費やすことができていたため、週に一度集まり、不明点や学習に役立つ情報の共有を行い、グループ全体でスキルアップできるような工夫をしておりました。現在は、プロジェクトに参加するようになり、まとまった学習時間を確保することが難しくなったため、各々で継続して「ERP Financials」の資格取得を目指し、学習に取り組んでおります。グループとしても、連絡ツールを用いて学習した内容のまとめや英語動画の翻訳作業、Oracleウェビナー情報など、知識や情報の共有を協力して積極的に行っております。
試験対策としては、主にOracle Universityを活用しており、そこで学んだ内容をナレッジ化しています。併せて、実際に出題された問題の傾向や分野についても共有することで、全体での知識の共有化を図っています。
先輩社員もプロジェクトに関わりつつ、すでに取得した3人から勉強でまとめた資料を連携することで、効率よく学習でき、約一か月で資格取得することができました。システムに触ってから理解できた部分もありました。3人の合格に続いて自身も取らねばと良い緊張感をもって取り組めたのもよかったです。
グループとして取り組めた強み
▼個人ではなく、グループとして取り組んでよかったと思えるできごとをお聞かせください。
良かったと思えたことは、「モチベーション維持ができたこと」です。簿記2級取得済みでしたが、チームに配属された当初、社内に誰もまだ試験について理解している人がいない状況の中で、資格を取得するというミッションを与えられ、当時の私は「自分にできるだろうか」と不安に思っていました。しかし、毎週決まった時間に集まり、認識が違う事柄の意見交換やわからないことに対して質問し合うことなど、グループとして資格取得に取り組んだことで、2つの「ERP Financials」の資格を取得することができました。個人で挑戦していたら、この成果は出せなかったと考えております。
弊社でまだ誰も取得経験がない資格試験を受験するにあたり、勉強法が本当に正しいかどうかわからないまま、手探りで勉強を行っていたので「本当にこの勉強方法で合格できるのか?」と不安になることが多かったです。勉強法の確立までに苦労しましたが、他のメンバーと不明点を共有したり、自分とは違う視点で学んだことを吸収することができたり、どのように勉強しているかを話すことで不安な気持ちを和らげることができました。
例えばAccount Payable(買掛)を学んでいた際、どうしても処理の流れが読めないところがあったのですが、Account Receivable(売掛)を学んだ二人からAR側の視点で教えてもらい、理解することができました。
実際に、1人で取り組むよりもグループで力を合わせて取り組むことで、効率よく勉強を進めることができていたと思います。
また、若手の社員で構成されたグループとして、社内、社外へのアピールの一つになれたと思います。今回のインタビューでも、弊社の取り組みを知ってもらえる機会になれればと思います。
資格取得後のメリット
▼Oracle SaaS資格を取得するメリットについて、どのようにお考えでしょうか。
「社内でのメリット」は「資格取得難易度の低下」ということだと考えております。Oracle SaaS資格取得者が増えることで、勉強方法や用語の理解などノウハウが社内で蓄積されます。ノウハウが蓄積された環境で資格取得に臨むことができるため、誰にも聞くことができない状況で勉強するよりも、資格を取得しやすくなるという点がメリットだと考えております。
資格の取得という明確な目標があることで、モチベーションアップにつながりより高い技術の取得につながる。また、資格を取得した社員にとっての自信にも繋がるメリットがあると思います。
「社外でのメリット」は「信頼性の向上」ということだと考えております。私は新人研修で、「医師免許を持っている人と持っていない人のどちらに手術をしてもらいたいか」という話を聞きました。極論ではありますが、資格を持っていると持っていないとでは、信頼性が違います。資格取得は、弊社の社員がどの程度のスキルを持っているのかを明示的に証明することができるため、信頼性向上につながり、そこから新たな仕事につながる可能性があるという点がメリットだと考えております。お客様にも安心して任せることができるというメリットもあると思います。
現在の業務、今後に向けて
現在は、一部のメンバーはプロジェクト経験を積むために、OCIのプロジェクトにも参画し、実際のプロジェクトではどのような作業があり、どのような点に注意しながら作業を行う必要があるのかを学んでいます。今後ERPのプロジェクトに配属された際には、今まで学んだ知識を生かして、お客様に貢献できるようにがんばりたいです。
会社としての資格取得への取り組み
▼会社としてもOracleエンジニア育成の取り組みをされていますか?
はい。今まで属人化していたスキルや知識をナレッジ化することで、どのエンジニアも一定のスキルや知識を有した状態になり、少数の経験者に負担が偏らないようにする取り組みを行っています。
加えて、Oracle Universityの活用や、実際にOCIを触ってみるなどしてOracleに関する技術取得を促しています。
ERPチームに配属されてからの4か月間、Oracle ERP Financialsの資格取得勉強に取り組んでおり、業務時間のすべてを資格試験の学習に充てることができていました。そのため、会社としてもOracleエンジニア育成の取り組みを積極的に行っていると感じております。
新卒で業務経験がない中、短期間で社内初のOracle SaaS資格取得は素晴らしいと社内でも評価されており、会社としては、来年入社予定の新人にも、同様な資格取得への取り組みを促す計画を立てています。
■これまで取得された資格
京野様:
Oracle Financials Cloud: General Ledger 2022 Certified Implementation Professional
清水様:
Oracle Financials Cloud: General Ledger 2022 Certified Implementation Professional
Oracle Financials Cloud: Receivables 2022 Certified Implementation Professional
須藤様:
Oracle Financials Cloud: General Ledger 2022 Certified Implementation Professional
Oracle Financials Cloud: Receivables 2022 Certified Implementation Professional
横山様:
Oracle Financials Cloud: General Ledger 2022 Certified Implementation Professional
Oracle Financials Cloud: Payables 2022 Certified Implementation Professional
今後のOracle SaaS事業展開に向けて
▼会社としてどのようなOracle SaaS事業を手掛けていますか?
Oracle ERPを導入するにあたって、弊社の強味であるBI分野での豊富なノウハウや実績を活かすことができると思っております。SaaS事業の立ち上げ開始から1年半ほどですが、今後、自社でプライム案件を獲得するために、プロジェクトの流れを理解することを目的として、Oracle ERPの上流・下流工程の事業を手掛けているという認識です。
現在は、Oracle SaaS資格取得と並行して、プライムベンダー様の案件に各個人が参画し、実務経験を積むことで今後の案件獲得などにつながるように活動しています。
▼会社としてのアピールポイントを教えてください。
ERPチームが発足してから1年半ほどしか経っておりませんが、4人の資格取得者を輩出しました。その中の3人は2023年に入社して間もなく、ERP Financialsの資格を2つ取得しました。これから弊社のERP事業を盛り上げていくような熱量の高いところがアピールポイントだと感じております。
また、Project Management Office組織によるプロジェクトの監視強化など徹底した品質管理に努めることで、顧客満足度の向上に取り組んでいること。今までのBI分野での豊富なノウハウや実績を活かすことができる点が、弊社の強みです。
現在SaaSではERPに力を入れており、今後も規模を拡大しつつ成長していきます。
みなさんへのメッセージ・アドバイス
▼これから同様の資格取得を目指す皆さまへメッセージをお願いいたします。
京野様:Oracle Cloud ラーニング・サブスクリプションは動画学習や講義全体の時間も分かるため学習計画が立てやすかったです。無償でのセミナー開催、受験など資格情報の提供も多いので資格取得に向けて挑戦していただければと思います。
清水様:ERPに関する知識や経験があまりない状態でも、目標を決め計画をたてることで資格取得につながると思います。資格を取得することで、自分のスキルアップや自信に繋がるだけでなく会社や社会貢献にも繋がっていくと思うので一緒にがんばりましょう。
須藤様:Oracle Universityの動画講座視聴やStudent Guideなどを利用して、資格を取得しました。動画講座は長く、学習時間を確保することは大変だと思いますが、毎日コツコツと学習を積み重ねていけば、資格を取得することができると思っております。私も現在、Payables Implementerの資格取得に向けて学習を行っているので、一緒に頑張っていきましょう。
横山様:一つ一つの動画は短くなっており、隙間時間にも進められます。日々学習を重ね、加えて機能のつながりや一連処理の流れをくむと資格取得に大きく近づくと感じています。現在もOracle Universityを活用してさまざまな資格を取ろうと学習の最中です。一緒に頑張っていきましょう!
【OPN編集後記】
今回は株式会社クロスキャット様の若手グループの皆様にお話を伺いました。
クロスキャット様はOCIやBIを手がけていらっしゃるパートナー様ですが、この度新たにSaaS事業にも取り組み、社内初のOracle SaaS資格を取得されにあたって大変だったこと、どう軌道に乗せていったか、今後のお話など、たっぷりお聞かせいただきました。これからSaaS事業を始めるパートナー様にとって、またこれから同様の試験に取り組む方々にも大変参考になるお話ばかりだったかと思います。
これからも会社としてOracle SaaSの人材育成に取り組まれていくとのこと! 今後のますますのご活躍に期待しております!
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