SI&Cが挑むOCI活用型インターンシップ
~学生とともに学び、成長する若手エンジニア~

こんにちは、OPN事務局です。今回は、株式会社SI&C様(以下、SI&C)から、若手エンジニアの育成を目的としてOCIを活用した実践型のエンジニアインターンシッププログラムを運営する3人の若手エンジニア、須賀 秀馬 様、仲川 紗彩香 様、木村 天太 様にスポットライトを当てご紹介します。

学生とともに学び、成長する。プログラム立ち上げの背景や運営上の工夫、メンターとしての学び、そしてSI&Cが目指すエンジニア育成の姿について伺いました。

(写真左より、仲川様、須賀様、木村様)

株式会社SI&C
Cloud Native Unit
Data Management Platform Sector
須賀 秀馬 様

Cloud Native Unit
IaaS Platform Sector
仲川 紗彩香 様

Cloud Native Unit
IaaS Platform Sector
木村 天太 様

▼IT業界の簡単な経歴と、現在の仕事内容についてお聞かせください。
・須賀様:

IT業界でのキャリアは5年、SI&Cに入社して1年になります。他業種含め、社会人としては9年目です。
クラウドエンジニアとして、AWS・OCI環境における基盤設計、試験、運用整備、IaC開発を行ってきました。
現在は中古車販売会社向けのクラウドリフト案件のIaC開発からテスト工程を担当しています。

・仲川様:
IT業界でのキャリアは5年で、SI&Cに入社して4か月です。社会人としては7年目になります。
システムエンジニアとして、AWS環境の運用保守を行ってきました。
現在は、医療機器メーカーのクラウド移行に向けたサービス比較を実施しております。

・木村様:
IT業界でのキャリアは5年で、SI&Cに入社して2年になります。社会人としては8年目です。
インフラエンジニアとして、オンプレミス環境やクラウド環境の設計、構築、運用保守を行ってきました。
現在は、医療機器メーカーのDWH製品のクラウド化に向けたPoCを実施しております。

▼エンジニアインターンシップについてお伺いします。
●エンジニアインターンシッププログラムが始まったきっかけ、意図についてお聞かせください。

SI&Cでは、若手技術者の育成を重要なミッションの一つとして掲げており、本プログラムは、新卒学生に実践的な学びの場を提供していきたいという目的で、HRグループと経営陣がスタートさせました。
私たちのような実際の現場でエンジニアとして働いている社員がメンターとして参加し、技術面・チーム運営の両面からサポートすることで、技術力の向上はもちろん、仲間とともに創り上げるチーム開発の楽しさを体感し、実践的な学びの機会を提供したいという思いでプログラムを設計しました。
カリキュラム最後の成果発表では役員が直接フィードバックを行うなど、学生が実務に即した視点からの気づきや新たな視野を得ることにより、技術者としての成長を促すことができたと感じています。

●プログラムにOCI(Oracle Cloud Infrastructure)を採用いただいた理由とプログラムの内容についてくわしくお聞かせください。
OCIがブルーオーシャンだった、というのが大きな理由です。
学生に対してクラウドとしての認知度がまだ低い中、マーケティング的な意味で訴求できると考えています。
他社のパブリッククラウドとの比較を行っている会社が多い中、他社とかぶらない内容で、短期間で実施でき、AIを使いデータ分析ができる、という点でエンジニアインターンシッププログラムに適していると思います。

気軽に参加してもらえるよう、基本的に土日2日間のコースを組んでいます。
12月と2月に実施するほか、サマーインターンを10~15人で募集をかけています。
今後は年に4~5回開催し、より間口を広げていきたいと考えています。

実際に行ったプログラム:
・OCI を使ったデータ基盤構築の実践
・SQL を中心とした ETL とデータマート設計の理解
・GitHub Actions を用いた CI/CD・自動化の体験
・Autonomous DB / Visualizer を用いたデータ分析基礎の習得

●回を重ねて参加する学生に合わせてチューニングしてきた過程についてお聞かせください。
初期のプログラムでは、最後に学生が発表する際にチームごとの完成度に差が出てしまったため、同じ結果が出やすくなるよう、チーム分けの時点で、メンター社員を含めて3~4人になるようにし、各チームのバランスをチューニングしました。
また、内容の難易度が高く学生がつまずきやすかった設定には調整を入れ、説明を尽くして道筋をつけつつ、同時に説明しすぎてしまわないようバランスを心がけています。

運営メンバーである私たちは学生時にインターンシップに参加した経験がなかったため、学生と話す機会があまりない中、プログラムを一緒に取り組むことは新鮮な経験で、お客様対応とも異なるので大変勉強になっています。
参加してくれた学生が弊社で内定を得たときは、メンバー皆で喜びました。
また、所属部署においても同じメンバーで今年度入社の新卒社員の育成も担当していますが、インターンシップの経験からすでに成長を感じていますし、新人育成を今後もしっかりリードしていきたいです。

●どのようなメンバーが参加していらっしゃいますか。
関東近郊の学生に加え、地方の学生も半数ほど参加しています。
土日に開催することで、地方からも来やすいように、また、まだどの企業がよいか学生が決め切れていない状態でSI&Cをしっかり知ってもらう、という意図もあります。
学びを通じて、SI&Cの社風を知ってもらうよい機会だと考えています。

●プログラムを運営するメンバーが決まった経緯についてお聞かせください。
※上司の春日様にお伺いしました。
学生と年齢が離れすぎておらず、バックグラウンド的に人に教えることに抵抗がなく、かつ疑似的な先輩後輩の経験が積めるので、その経験を糧にしてくれるメンバー、というポイントでこの3人を集めました。

企画・骨子は私とHRグループ、そしてコンテンツを立ち上げたことのあるメンバーで決定し、実際の運営や改善は現在のメンバー3名で行っています。
1回目から参加している須賀が前回までの課題の棚卸しや面談の質問内容のテンプレート化を担当し、他のメンバーは主にメンター社員として各チームに入り、参加しています。

●プログラムを運営するにあたり、個人として準備されていることがあればお聞かせください。
プログラム内で扱う技術要素について、学生からの質問に対応できるよう、各自で事前準備をしています。
先日はOCIのリソースを実際に構築し、動作確認などを行いました。OCIもTerraformも未経験だったメンバーは、自分自身が経験を積む意味でも参加できてよかったと思っています。

●プログラムを運営する上で心がけていることをお聞かせください。
学生に自発的に考え動いてもらうことを一番に、時間管理や体調確認をはじめ、チームバランスの調整などの細かいところを運営側でフォローするよう心がけています。

●プログラムを運営するにあたり工夫された点を教えてください。
OCIやTerraformが未経験のメンバーは、インターンシップで使う資料や教材を読んでもすぐ理解ができなかった部分がありました。ですが事前準備を入念に行い、参加学生に対応しながら自分もその場でキャッチアップしていくことで理解を深め、学生からの質問にも回答できるようになりました。

また、学生もTerraformは未経験だったので、事前にtfファイルの読み方をまとめておいて、学生に説明できるようにしたり、教材の中で理解しづらい箇所は運営側に共有し、学生向けにわかりやすく記載してもらうなど工夫しています。

学生はそれぞれバックボーンが異なるので、技術知識レベルもさまざまです。様子を見ながら随時学生のサポートにあたっています。

●今後どのような展開を考えていらっしゃいますか。
クラウドに初めて触れる学生に向けての難易度は概ね適切だったと思うので、今後は学生の長期休暇期間に合わせて、開催数を増やしたいと考えています。
具体的には、開催日程をこれまでの2日から3〜5日程度に増やし、Terraformを書く経験をしてもらうなどのプランを検討中です。

また、学生たち=新卒社員は、会社の未来のカルチャーを作る重要な存在だと思っています。インターンシッププログラムもゆくゆくは新卒社員が運営を担い、今後も若手技術者の育成と実践的な学びの場を提供できるよう、継続していきたいと考えています。

●関連リンク
https://www.siac.co.jp/community/all/event/1130.html

▼ご自身がこれまでに取得したOracle認定資格を教えてください。
・須賀様:
 取得済み:

-Oracle Cloud Infrastructure Certified Architect Professional
-Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Developer Professional
-Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Associate
-Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Foundations Associate

・仲川様:
 取得済み:

-Oracle Cloud Infrastructure Certified Foundations Associate
-Oracle Cloud Infrastructure Certified AI Foundations Associate
 取得予定:
-Oracle Cloud Infrastructure 2025 Certified Architect Associate

・木村様:
 取得済み:

-Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Foundations Associate
-Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Associate

▼今後のキャリアプランをお聞かせください。
・須賀様:

今後もお客様の課題をクラウドの力でどんどん解決していきたいです。さまざまなケースに対応できるエンジニアになりたいと思います。

・仲川様:
幅広いクラウドの知識を取得したうえで、マネジメントもできるエンジニアになりたいと考えています。

・木村様:
クラウドやインフラ関連の知識を深め、様々な状況に適したシステムを構築できるようなエンジニアになっていきたいと思います。

▼同じエンジニアの皆さまへメッセージをお願いいたします。
・須賀様:

資格取得をしたり、業務経験を積んで、どんどん力をつけていきたいです。
皆さんも一緒に頑張りましょう!

・仲川様:
目まぐるしく変化のある業界ですが、その分、最先端に触れられる面白さややりがいもあると思います。
ぜひ一緒に挑戦しながら頑張っていけたら嬉しいです。

・木村様:
AIが台頭したりで働き方も変わり、目まぐるしい変化が続いていますが、様々な最先端技術に出会えるチャンスでもあると思っています。
一緒に頑張っていきましょう!

▼上司の方にお伺いします。
※上司の春日様にお伺いしました。

●SI&C様がエンジニアインターンシップを支える社風や社内の雰囲気のようなものがあればお聞かせください。
新しい技術をはじめ何事にも興味・関心を持って成長・育成できるような雰囲気作りを重視しています。
チームメンバー同士も仲が良く、プライベートでは一緒にウィンタースポーツに行くなど交流が盛んです。
また、四半期ごとに開催するUnit会後の懇親会では、毎回ゲームを厳選して持ち込んでくれるので、Unit全体の団結力も高まり、非常に盛り上がっています。

●SI&C様が会社としてエンジニアを育成するにあたって心がけておられることをお聞かせください。
社員の資格取得を会社として支援する制度が整っており、業務時間内であっても必要な知識習得であればセミナー参加も許可しています。
また、知識に関してはインプットだけではなくアウトプットする習慣によって成長角度が変わってくるので、今後は組織としての知識・ノウハウを強化するCoE機能を立ち上げていく予定です。

その他にも、AIも使用可能な情報共有ツールの活用や、組織を横断した情報共有ができる勉強会を定期開催しています。勉強会では半年に1回はメンバー全員に発表担当が回るよう計画し、発表を受け持つことで、インプットとアウトプットのバランスを取り、お客様へ説明する際に頭でっかちにならないようなエンジニア育成を心がけています。

●SI&C様の今後のオラクルビジネスの取り組みについてお聞かせください。
OCIを皮切りに、企業のミッションクリティカルな業務をCloud Nativeで支える事例を多く生み出していきたいと考えています。
伝統ある日本企業では、オンプレミスのシステムが未だに主流です。
それを保持することでビジネススピードが遅くなっているケースも散見されるので、我々はクラウドシフトを通じてそのスピードを加速させる集団でありたいと考えています。

【OPN編集後記】

今回は、株式会社SI&C様より、須賀 秀馬 様、仲川 紗彩香 様、木村 天太 様にスポットを当ててお話を伺いました。

今回のお話で印象的だったのは、インターンシップが学生のためだけでなく、運営する若手エンジニアの成長機会にもなっている点です。OCIやTerraformといった技術を学びながら、学生の理解度に合わせて説明し、主体性を引き出す。その経験は、若手エンジニアにとっても、現場でお客様と向き合う力にもつながっているように感じました。

新しい技術を前向きに取り入れ、学びを共有し合うSI&Cの文化が、この先どのようなエンジニア育成やオラクルビジネスの広がりにつながっていくのか、そして拡大予定のエンジニアインターンシッププログラムの今後に引き続き目が離せません!

皆様の今後ますますのご活躍を、心よりお祈りしております!