本記事は、Five Things to Try in MySQL Workbench 26.7の日本語訳です。

MySQL Workbench 26.7では、最新のテクノロジーとMySQL Shellを基盤として構築した、新世代のMySQL Workbenchを導入しました。

Alfredo Kojimaによるブログ「MySQL Workbench 26のご紹介」では、新しいアーキテクチャと今回のリリースで利用できる機能について分かりやすく紹介しています。ここではその内容を繰り返すのではなく、Workbench 26.7をインストールしたら、ぜひ試していただきたい機能をいくつか紹介します。

すぐに確認できるものもあれば、新しいインターフェースを使い込んでいくうちに初めて気付くような機能もあります。

1. Notebookを使う、またはSQL Scriptを使い続ける

SQL Notebookでは、クエリ、結果、説明用のテキストを1つのインタラクティブなドキュメントにまとめることで、SQLを扱う新しい方法を提供します。

ただし、Notebookは従来のSQL Script Editorを置き換えるものではなく、もう1つのオプションです。

エディタ上部にある+ボタンを見てみましょう。ここから、NotebookとSQL Scriptのどちらも簡単に作成でき、作業内容に最適なスタイルを選択できます。

試行錯誤しながら進める作業、トラブルシューティング、デモ、記録として残したい分析にはNotebookが非常に便利です。単純にSQLを記述して実行したい場合には、使い慣れたScriptも引き続き利用できます。

ヒント: どちらか一方を選ぶ必要はありません。私は、作業内容に応じてNotebooksとScriptsを切り替えて使うのが便利だと思います。

SQL Notebooks

SQL Script Editor

2. 接続一覧だけではないClient Connectionsを使ってみる

Client Connections画面は、新しいWorkbenchで特に試していただきたい機能の1つです。

これは単なるアクティブなセッションの一覧ではありません。

接続を選択すると、以下の5つのビューから詳細を確認できます。

  • Details
  • Summary
  • Locks
  • Statement
  • History

これらのビューを組み合わせることで、個々の接続で何が実行されているのかを、より詳しい情報を得ることができます。

セッションに関する情報を確認したり、実行中のステートメントを調べたり、ロックを確認したり、最近実行されたステートメントの履歴を確認したりできます。

そして状況を把握したら、同じインターフェースから直接操作することもできます。現在実行中のステートメントを終了したり、必要に応じて接続自体を終了したりできます。

ヒント: アプリケーションが停止しているように見える場合は、まず接続のSummaryを確認し、次にStatementとLocksを見てみましょう。特定のステートメントが原因なら、接続全体を切断せずにそのステートメントだけを停止できることがあります。

3. 新しいMySQL Enterprise Backupの操作を試す

MySQL Enterprise Backupを利用しているお客様向けに、Workbench 26.7には新しいグラフィカルなバックアップ機能を提供しています。

WorkbenchからMySQL Enterprise Backupを使用して、フル・バックアップや増分バックアップの作成、スケジュール設定、およびそれらのバックアップからのリストアを行うことができます。

これにより、DBAがすでにMySQLの管理やトラブルシューティングに使用している環境に、重要な運用ワークフローを実行できるようになります。

ヒント: すでにコマンドラインからMySQL Enterprise Backupを使用している場合でも、新しいWorkbenchインターフェースでは、一般的なバックアップおよびリストア操作をGUIから管理するという新たな選択肢が加わります。

4. クエリプランを視覚的に確認する

Visual Explainも、新しいWorkbench向けに再設計されました。

Visual Explainでは、MySQLがクエリをどのように実行する計画かをグラフィカルに確認でき、ハイパーグラフ・オプティマイザやHeatWaveのクエリプランなど、新しいMySQLの機能にも対応しています。

Visual Explainは低速なクエリを調査するときに役立ちますが、何か問題が起きるまで待つ必要はありません。

ヒント: 重要なクエリや複雑なクエリでは、開発中に実行計画を確認してみましょう。実行計画を拡大・縮小でき、個々の要素にカーソルを合わせると詳細を確認できます。また、Visual Explain Analyzeを使用するとクエリを実行して、実行計画と実際の動作を比較することができます。

SQL Editorで作業している際は、SQL Formatterとアップデートされた自動補完も試してください。小さな改善ですが、日常的な編集作業に欠かせない機能になるでしょう。

5. GUIプラグインを確認する

Workbench 26.7で私が特に期待している点の1つは、拡張性です。

新しいWorkbenchアーキテクチャはGUIプラグインをサポートしており、開発者やMySQLコミュニティがWorkbench内に機能を追加したり、新しいワークフローを作成したりできます。

これは、製品にとって興味深い新しい方向性を切り開くものです。

MySQLチームは今後もWorkbench自体に機能を追加していきますが、有用なMySQLのワークフローすべてをコア製品から提供する必要はありません。開発者自身が試行し、他のツールと統合したり、自分たちにとって重要なワークフローのための拡張機能を作成することもできます。

ヒント: MySQLに関して繰り返し行っている作業で、「これがWorkbenchから直接できれば」と思うものがあれば、GUI pluginのサンプルを一度確認してください。それは、皆さん自身、あるいはMySQLコミュニティの誰かが作成しているかもしれません。そして、皆さんが作成したものが広く役立つものであれば、MySQLコミュニティへのコントリビューションもぜひ検討してください。

今後も発展し続けられる基盤

MySQL Workbench 26.7は、単なるバージョン番号の変更ではありません。次世代のWorkbench開発に向けた基盤となるものです。

また、これは現在のMySQL Workbenchリリースでもあります。Workbenchはシングルリリース・モデルに従うため、常に最新のリリースを使用することを推奨します。MySQL Workbench 8.0.47を引き続き使用しているお客様は、MySQL Workbench 26.7への移行を検討してください。

Workbench 26はゼロから再構築されているため、Workbench 8にあったすべての機能が現時点で利用できるわけではありません。今後も機能を追加していきます。また、ユーザーの皆様からのフィードバックは、どのワークフローや機能が最も重要なのかを判断するうえで役立ちます。

ぜひMySQL Workbench 26.7をダウンロードし、上記の機能を試してみてください。バグを見つけた場合は報告し、感想をお聞かせください。

また、GUIプラグインを作成した場合も、ぜひお知らせください。

いつもMySQLをご利用いただきありがとうございます!