来年、MySQL は 30 周年を迎えます。私が MySQL を使い始めたのは、Web 開発者として最初の仕事を始めた 2001 年のことでした。それ以来、バックエンドでのデータの保存と取得に MySQL を使用するプロジェクトに常に携わってきました。今年の アドベントカレンダーでは、MySQL を振り返り、主な出来事を紹介します。
2005年
企業での利用に適したサポートとナレッジ・ベース、自動アップデートとアラート、柔軟なオープンソース・ライセンス、知財補償などプロダクション・レディ・ソフトウェアとしての特徴を備え、「MySQL Network」と名付けられた商用版サブスクリプションが2月に開始されました。また、ストアドプロシージャ、トリガ、ビューに対応した MySQL 5.0 がリリースされました。
2006年
2006 年は、1 月の MySQL Connector/PHP for MySQL 5.0 の Windows 版の発表で幕を開けました。2月には、Nokiaが次世代電話加入者登録システムにMySQL Clusterを採用する計画を発表し、10月にはMySQL Enterprise Editionが発表されました。
2007年
9月にMySQL Server 5.1.22-RCがリリースされました。このリリースでは、パーティショニング、行ベースのレプリケーション、プラグインAPI、イベント・スケジューラ、サーバ・ログ・テーブル、クラスタ・レプリケーション、クラスタ・ディスク・データ・ストレージ、XML機能がサポートされました。
2008年
2月、サン・マイクロシステムズ社が MySQL AB社 を買収しました。
2010年
オラクル社がサン・マイクロシステムズ社を買収し、MySQLの管理者となりました。オラクル社はMySQLのサポートを継続することを表明しました。
2012年
MySQL 5.6でGTIDが導入されました。
2013年 & 2014年
MySQL 5.6の一般提供開始が発表され、 MySQL 5.7の各リリース(5.7.1~5.7.5)が提供されました。
この期間も継続してMySQLは成長し、普及しました。以降の 10 年間では、我々の愛するオープンソース・データベースはさらに大きな発展を遂げます。

