30周年をひかえ、アドベントカレンダーのMySQL回顧録として、今日はInfoMagicディストリビューションで広く利用されるようになったMySQLの最初のバージョンについて説明します。
それは、MySQL 3.20 です!

 

InfoMagic Linux 1997

1997 年、InfoMagic は MySQL 3.20 を RedHat Contrib CD-ROM の一部として組み込みました(MySQL 3.20.25)。さらに、バージョン 3.20.13-beta もディスク 6 のソースから入手できるようになりました(Sunsite pt2)。

MySQL 3.20

私がPerlのCGI用に Sprite をMySQLに置き換えたのと同じ時期です 😉

ここで過去にさかのぼってみましょう(1997年のLinuxを再インストールするのは難しかった):

MySQL Version

当時、MySQLは3333ポートを使っていたことをご存知でしょうか?1998年10月にリリースされたMySQL 3.21.2から3306に変更されました。この変更は、ポート 3333 を使用する可能性のある他のサービスとの競合を回避し、MySQL 専用のポートを確立するために行われました:

MySQL port 3333

mysqladmin version

これらの初期のバージョンでは、go コマンドもサポートしていました:

MySQL go command

この仕様は MySQL 3.23.23 で変更されましたが、まだ有効にすることができます:

3.23.23 manual

そのため、MySQL 3.20ではデフォルトで “go”, “\g” (小文字のgであることに注意) および “;” を使用することができます:

ending commands

MySQL 3.22.11 では縦方向に結果を出力するオプション (\G) が追加されました。

MySQL 3.20 では-l オプションで mysqld を起動すると、すでに更新ログが存在していました。更新ログは一般ログの祖先になります。

マニュアルを見る限りでは、更新ログはレプリケーション方法として使用することができました:

Database replication with update log

以下は MySQL 3.20 の更新ログの内容です: 

MySQL update log

なんという30年の旅路だったのでしょう!