2024年9月5日に、「オラクル・クラウド・アプリケーション徹底解説セミナー~イノベーションを提供する最新事例と従来型ERPとの比較~」を開催しました。このブログでは、第一部 日本オラクル 執行役員 三谷 英介のセッション概要をご紹介します。

【セミナープログラム】

セミナープログラム

 


事例は理想を現実にしているエビデンスです

オラクルではこれまでも、オラクル自身のDX取り組み事例やクラウド型アプリケーションのグローバルでの先行事例をご紹介してまいりました。現在では、私たちは国内企業様での事例、しかも稼働の事例を数多くご紹介できるようになってきています。

「オラクルのクラウド型アプリケーションのユーザーはオラクルのオンプレミス製品からの移行が多いのではないか」、というご質問を受けることがあります。実は、私たちのお客様の多くは新規のお客様であり、新しいイノベーションに向けて舵を切られているお客様が多くいらっしゃいます。

導入形態をみても、大規模導入に限らず、一部業務領域をポイントソリューションで実装するケース、財務会計、管理会計を中心に実装するケース、サプライチェーン領域を含めてEnd to Endで実装するケースなど、多様なパターンがございます。理想とする姿に向かって、複雑な領域でクラウドに舵を切られた、そのようなお客様が数多くいらっしゃいます。

事例は理想を現実にしているエビデンス」です。ぜひ、先行事例から学び、先駆者に続いてほしいと思っております。

 

三谷さんお写真
第一部講師:三谷 英介
日本オラクル株式会社
執行役員
クラウドアプリケーション統括ソリューション戦略統括
ソリューション・エンジニアリング本部

 

従来の延長ではイノベーションはありません

従来型ERPにおいては、システム更改の際に従来の機能を踏襲する形でのアプローチを取るケースが増えている、という話が聞こえてまいります。この場合、既存システムにおいて独自言語などで作りこんだ大量のカスタマイゼーションや機能を踏襲する形でのシステム更改になると思いますが、大規模なシステム更改の割には、ビジネスで求められる課題解決やイノベーションでの向上が少ない、という実態があるのではないでしょうか。そして、そこにジレンマを抱えていらっしゃる企業様もいらっしゃるのではないかと思います。

これに対して、オラクルでは、従来の固定されたバージョンでアプリケーションを導入するアプローチとは違い、真のクラウド型のアプリケーションでもって、イノベーションや変化対応力をご提供しています。

Oracle Fusion Cloud Applicationsの特長

Oracle Fusion Cloud Applucationsでは、四半期ごとの自動アップデートにより最新の環境を提供しています。最新機能を無料で自動アップデートすることで、アップグレードにかかる莫大なコストを回避することが可能となります。

さらに加えますと、アプリケーションからインフラテクノロジーも含めて提供しているのはオラクルだけです。セキュリティー対策、災害対策構築に加えて、AI/機械学習のインフラを標準提供しています。お客様は、セキュリティや技術革新の価値を常に享受することできます。

 

Oracle Fusion Cloud Applicationsの特長

 

SaaSへの移行:よくある質問一挙回答します

理想を現実にするには、当然ながら様々な課題があります。ここでは、提案の現場で皆様からよく頂くご質問について回答いたします。

 

Q. どうやってFit to Standardアプローチを進めているのですか?

A. オラクルが提供するモダン・ベスト・プラクティスという方法論を提供します。これはクラウド以前より実施していたアプローチですが、事前定義済みの業務フローに基づく形でワークショップを実施し、オラクルの製品にて提示している「To Beフロー」に合わせる形で最善な業務スタイルにナビゲートします。

これに加えて、クラウド型アプリケーション専門の「コミュニティー」や「ユーザー会」で、先陣を切ってイノベーションに舵を切ったお客様の成功事例を展開、リアルな顧客体験を提供しています。実際のプロジェクトでの課題や、どのように課題を乗り越えたか、といったリアルで生々しい情報をお客様同士で共有いただく機会を設けています。

 

Q. 追加開発はどこまでできるのですか?

A.まず、標準機能を利用してパラメータで実装できる範囲があります。それに加えて、オラクルのアプリケーションと同一のUIであるOracle Applications Platformを利用した追加開発も可能です。また、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)上を使用してシステムの外側に追加開発して連携するパターンもあります。疎結合のアーキテクチャによって、SaaSアップデートを阻害しません。他システムとのインテグレーションについても、コンポーザブルなアーキテクチャのため、クラウド基盤上で既存システムとの連携が可能です。

 

Q. 業務領域はどこまでカバーできているのですか?

A. オラクルは、会計(ERP)、経営管理(EPM)、サプライチェーン(SCM)、人事(HCM)、CX(カスタマー・エクスペリエンス)と、非常に広範な範囲で業務を提供することができます。Oracle Fusion Cloud Applicationsは、単一のデータプラットフォーム上で、完全でネイティブに統合されたビジネス・ソリューション・スイートを提供しています。疎結合なアーキテクチャにより、必要な領域から段階的な導入が可能です。

統合されたアプリケーション

 

ぜひ私たちにご相談ください

クラウド型アプリケーションで数多くの国内稼働事例があることこそが、私たちの大きなアドバンテージです。私たちは、日本企業様固有の課題に対するアプローチや知見を蓄積していると、自負しております。ERPや基幹システムの移行を検討中の企業様、クラウド型アプリケーションにご興味のある企業様、ぜひ私たちまでご相談ください。

日本オラクル問い合わせ

日本オラクルプレス発表(採用事例、稼働事例のプレス発表をご覧いただけます)

 


ほんのさわりとなりますが、以上が第一部のセッション概要となります。実際のセッションでは、具体的な企業様のお名前と共に、国内における採用事例や稼働事例が数多く紹介され、また先行してSaaSに移行された国内のお客様によるメッセージも紹介されました。まさに、先行事例から学びを得られる場、となったのではないかと思います。

また、これに続く、第二部では会計領域第三部ではサプライチェーン領域に焦点を当てておりますが、ここでもやはりお客様事例を中心に据えて、各領域担当のソリューションエンジニア責任者が、それぞれの業務領域向けに提供されるソリューション概要を解説いたしました。

 

本セミナー全三部はそれぞれ、弊社オンデマンドウェビナー配信サイトにて公開中です。ご興味のある方はぜひ、ご登録の上ご視聴ください。

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