次のSQL文をご覧ください。これらのSQLはOracle で使用できるでしょうか?
SELECT SYSDATE;
CREATE TABLE IF NOT EXISTS emp1 (id NUMBER, name VARCHAR2(10));
INSERT INTO emp1 VALUES (1, ‘Scott’),(2,’Allen’);
COMMIT;
これらのSQLは、Oracle Database 19cで実行しようとするとエラーになりますが、Oracle AI Database 26aiではエラーにならずに実行できます。
手軽に試してみたい、と思いませんか。そんな時にお勧めなのが、FreeSQLです。FreeSQLはブラウザから使用できるSQLの実行環境で、従来のLiveSQLの後継とお考えください。
簡単に使い方をご紹介します。
初めてFreeSQLにアクセスすると、英語でナビゲーション(ガイドツアー)が表示されるので、Nextで進めます。ナビゲーションは後で見返すこともできるので、ひとまずNextで進めてしまっても大丈夫です。
ナビゲーションが終わったら、

① バージョンを選択します。
② SQLを入力します。複数のSQL文を入力することもできます。
③ Run Scriptボタンをクリックします。
④ スクリプトの出力が表示されます。
⑤ 左側にはオブジェクト・ブラウザがあります。
⑥ オブジェクト・ブラウザの上にあるプルダウンでサンプル・スキーマのオブジェクトを確認できます。予めHRスキーマやOEスキーマなどが用意されています。
⑦ SQLのチュートリアルがあります。
⑧ オブジェクトの作成やデータの更新などを行う場合はサインインが必要です。サインインを促されたら、oracle.comアカウントでサインインしてください。
⑨ 使用方法のナビゲーションを再度見ることができます。
他にもSQL履歴を表示したり、実行計画を表示したりすることができます。
さて、冒頭でご紹介したSQL文 について簡単に解説します。
① SELECT SYSDATE;
② CREATE TABLE IF NOT EXISTS emp1 (id NUMBER, name VARCHAR2(10));
③ INSERT INTO emp1 VALUES (1, ‘Scott’),(2,’Allen’);
COMMIT;
① 「FROM dual」を省略しています。
② 「IF NOT EXISTS」で、もともとemp1表が存在しない場合だけemp1表を作成します。
③ 値コンストラクタを使って、2行分のデータを1つのINSERT文で挿入します。
百聞は一見にしかずと言いますが、SQLの学習においても実際にSQL文を発行して結果を確認することが重要です。SQLの学習にFreeSQLをご活用ください。
