こんにちは。日本オラクルのクラウド・ソリューション・エンジニアの小西です。
12月に入りました。めっきり寒くなってきて冬を感じる今日この頃です。一年が過ぎるのが年々早くなっていきます。
さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では、隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。
それでは、前回以降のリリースノートに掲載されているOCIの新機能を見ていきましょう!
[Stack Monitoring] エンタープライズ・サマリーの改善
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スタック・モニタリングの改善されたエンタープライズ・サマリーでは、主要なパフォーマンス・メトリクスに簡単にアクセスして、企業内でパフォーマンスが最も悪いシステムや使用率が最も高いシステムを特定できます。エンタープライズ・サマリーにより、次のことが容易になります。
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リソース停止を特定し、エンタープライズ全体でアラームを発する
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アプリケーションのパフォーマンスと、アプリケーションが実行されるリソースに関する重要な洞察を得る
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任意のリソースに対して動的トラブルシューティングを実行する
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[Logging Analytics] IDCSの保護と監視のためのOracle Marketplaceアプリ
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Logging Analytics ユーザーは、監査ログを収集して Identity Cloud Service (IDCS) インスタンスから Security and Governance Insights を取得するための Terraform スタックをデプロイする Oracle Marketplace app を利用できるようになりました。 監視に役立つOracle定義のダッシュボード「IDCS監査ログ」および「IDCS管理ガバナンス」が自動的に作成されます。
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詳細:
[APM] APM Java Agent and Tracer Version 1.8
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APM Java エージェントおよびトレーサー バージョン 1.8 が利用可能となり、以下の新機能が含まれました。
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Enterprise Java Bean (EJB) の監視: APM Java エージェントを使用して、EJB バージョン 3.x および 4.x の呼び出しを監視できるようになりました。セッション Bean、非同期 EJB 呼び出し、タイマー EJB、および EJB クライアント呼び出しが監視されます。
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Helidon 3 のサポート: APM Java トレーサを使用して、最新の Helidon バージョン 3 を監視できます。詳細:Use APM Tracer in Helidon.
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構成とエージェントの更新プロセスの簡素化: カスタム プローブ構成ファイル (DirectivesConfig.acml) は、標準のエージェント構成ディレクトリ (oracle-apm-agent/config) から読み取られるようになり、Java の起動コマンドラインにパラメーターとして追加する必要がなくなりました。詳細: Configure a Custom Probe.
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[APM] APMでPeoplesoftアプリケーション監視の新機能
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最新の APM Java エージェント 1.8 リリースには、Peoplesoft アプリケーション監視用の次の新機能が含まれています。
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実際のユーザーを監視するためのブラウザ エージェントの自動挿入。 APM Java エージェントは、生成された Peoplesoft HTML ページにブラウザー エージェントを自動的に挿入して、実際のユーザーの監視 (ブラウザーの対話) を行うように構成できます。詳細:Configure Automatic Injection in APM Agent.
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Tuxedo サービス呼び出しを監視するための JOLT プローブ。 APM Java エージェントは、Weblogic から Tuxedo へのアウトバウンド JOLT 呼び出しのスパンを自動的に生成します。この機能は、Peoplesoft アプリケーションのより完全なエンド ツー エンドのトレース ビューを提供します。
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Peoplesoft ユーザー名のキャプチャ。ブラウザ エージェントおよび Java エージェント スパンの一部として Peoplesoft ユーザー名のキャプチャを有効にするオプション。詳細:「 Modify or Disable Default Settings.」の「capture_username」
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[Container Instances] コンテナ・インスタンスのリリース
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コンテナ・インスタンス(Container Instances)は、サーバーを管理せずにコンテナをすばやく簡単に実行できるサーバーレス・コンピューティング・サービスです。 Container Instances は、仮想マシンと同じ分離を提供するコンテナー・ワークロード用に最適化されたサーバーレス コンピューティングでコンテナを実行します。
[DevOps] DevOpsデプロイでステージ・レベル・パラメータのサポート
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DevOps Deployments は、デプロイがトリガーされたときに追加できるステージ レベルのパラメーターをサポートするようになりました。パイプライン パラメーターは、ステージ パラメーターによって上書きできます。
[Resource Manager] BitbucketにTerraform構成を保存
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Bitbucket に保存されている Terraform 構成からスタックを作成できるようになりました。
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詳細: Creating a Stack in Bitbucket Cloud and Creating a stack in Bitbucket Server.
[Resource Manager] 外部リポジトリ(DevOps)にTerraform構成を保存
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OCI DevOps サービスを使用して、外部リポジトリに保存されている Terraform 構成からスタックを作成できるようになりました。
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詳細: create stacks from Terraform configurations stored in external repositories.
以上が本日の新機能ハイライトです。
運用や開発関連の新機能、新サービスが出てきましたね。
今後も引き続き新機能をご紹介していきます。
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