こんにちは。日本オラクルのクラウド・ソリューション・エンジニアの小西です。
いよいよ来週はラスベガスでOracle CloudWorldが開催されます!今年もOCIに関して様々な発表が行われると思いますのでワクワクしています。ぜひ皆様もチェックしてみてください!
https://www.oracle.com/cloudworld/
さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では、基本的に隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。
それでは、 前回に引き続き、OCIの新機能を見ていきましょう!
[NoSQL Database Cloud] OCIコンソールの新機能
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OCIコンソールに以下の新機能が追加されました
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テーブル行の一括アップロード:「テーブルの詳細」ページの 「データのアップロード」ボタンを使用すると、ブラウザーを介してローカル・ファイルからテーブルにデータを一括アップロードできます。一括アップロード機能は、数千行未満をロードするような場合に利用することを意図した機能です。
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クエリ実行計画:OCIコンソールから SQL クエリのクエリ実行計画にアクセスできるようになりました。「テーブルの詳細」ページにクエリ実行プランを表示するためのボタンがあります。
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[Stack Monitoring] OCIコンピュート・インスタンスとオンプレミス・ホストの両方をサポート
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スタック監視で、OCI コンピュート・インスタンスとオンプレミス・ホストの両方に対する完全な監視サポートを追加するため、使用可能なホスト・リソースの状態とアプリケーション・スタック全体の状態をより詳細に把握できるようになりました。
[Access Governance] アクセス・ガバナンスの新しいレビュー機能
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以下の新機能がOracle Access Governanceで使用可能になりました。
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イベント・ベースのアクセス・レビュー: Oracle Access Governanceからイベント・ベースのアクセス・レビューを開始できるようになりました。これは、新規ユーザーのオンボーディング、部門の変更、ジョブ・コードの変更、場所の変更、ユーザーの退職または終了、または管理者の変更など、ユーザーのライフサイクル状態またはユーザー属性で変更が検出されるたびに開始されます。設定が完了すると、1 つ以上の事前定義されたイベント・タイプが発生したときに、これらが自動的にトリガーされます。
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アクセス レビュー スケジューラ: アクセス・レビュー・キャンペーンを定期的にスケジュールして実行できるようになりました。
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[Media Streams] メディア・ストリームでOCIエグレスが課金対象に
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メディア・ストリームのエグレス通信が外部データ転送費(Outbound Data Transfer)の課金対象になりました。
[Operations Insights] Solaris & Windows プラットフォームのサポートとホスト・トップ・プロセス特定の改善
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Operations Insights は、Solaris と Windows の両方のホスト・プラットフォーム・タイプをサポートするようになりました。ホストのトップ・プロセスが表形式で表示されるようになり、個々のプロセスの詳細にアクセスして、ホスト・プロセスの問題の表示と分析が改善されました。
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詳細:About Oracle Cloud Infrastructure Operations Insights とAnalyze Host CPU UsageのSupported Targets
[Data Integration] データ統合の新リリース (revised)
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データ統合の新しいリリースが利用可能になりました。
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データ・ソースに接続し、パブリックまたはプライベート REST API へのエンドポイントのベース URL を使用してデータを抽出
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データ・フローまたはデータ・ローダー・タスクでオブジェクト・ストレージ、S3、または HDFS ソースを設定する場合は、Excel ファイルタイプを使用
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データ・フローで flatten 演算子を使用して、JSON、Avro、および Parquet ファイルからの階層配列データをリレーショナル形式に非正規化
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パイプラインで決定演算子を使用して、ブール値に評価される条件式に基づいて分岐フローを指定
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データ・フローまたはデータ・ローダー・タスクで BICC Fusion アプリケーション・ソースを構成するときに、ターゲット属性として含める列のタイプを選択
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データ・ローダー・タスクで BICC Fusion アプリケーション・ソースを操作する場合は、複数のデータ エンティティ・ロード・タイプを使用
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論理エンティティ修飾子を含むデータ・ローダー・タスクでファイル・パターンを使用して、複数のオブジェクト・ストレージ、S3、または HDFS ソース・データ・エンティティを選択し、一致するファイルを実行時に論理エンティティに統合
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REST タスクでポーリングを構成するときに、json_path 関数を使用して CAST 式で JSON_TEXT タイプを使用
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JSON データ型の応答出力 SYS.RESPONSE_PAYLOAD_JSON および SYS.RESPONSE_HEADERS_JSON をパイプライン REST タスクで使用
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非推奨:
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REST タスク文字列出力パラメーター SYS.RESPONSE_PAYLOAD および SYS.RESPONSE_HEADERS は非推奨です。既存の使用法を、それぞれ SYS.RESPONSE_PAYLOAD_JSON および SYS.RESPONSE_HEADERS_JSON に相当する JSON データ型に変換することをお勧めします。
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[Application Performance Montitoring] トレース・エクスプローラーの機能拡張
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以下の新機能が可能になりました
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スパンの詳細ページでドリルダウンを使用して、スパン属性を含むカスタマイズ可能なURLを使用して、他のOracle Cloud Infrastructureサービスまたはカスタム・サービスにリンクします。 スパンの詳細 ページでは、使用可能なドリルダウンを使用および編集したり、新しいドリルダウンを作成したりできます。
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後で使用するためにグローバル・フィルターを保存し、新しい 保存されたグローバル・フィルターパネルから保存されたグローバル・フィルターを開いて編集できます。この機能は、トレース・エクスプローラーのクエリを保存して、後でトレース・データをフィルター処理するために使用できる、保存されたクエリ機能に似ています。
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[Application Performance Monitoring] 合成管理履歴(Synthetic Monitor History)の利用可能期間
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これまで合成監視履歴は過去 7 日間しか利用できませんでしたが、合成監視履歴とスクリーンショットや HTTP アーカイブ (HAR) ファイルなどの付随するリソースが 90 日間利用できるようになり、過去 90 日間の任意の 7 日間の監視履歴をフィルターして表示できます。
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詳細: View Monitor History.
[Application Performance Monitoring] APMのエクスポート・ダッシュボード
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カスタム・ダッシュボードを JavaScript Object Notation (JSON) 形式でエクスポートできるようになりました。 JSON ファイルにはダッシュボードの構成情報が含まれており、API を使用してダッシュボードを別のテナンシーまたはリージョンにインポートする際に利用できます。
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詳細: Export a Dashboard.
[Application Performance Monitoring] APMダッシュボードのトレース・データのフィルタ
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APM ジオマップおよび APM トレース・テーブル・ウィジェット用に次の Oracle 定義フィルタを構成して、トレース・データをディメンションでフィルタリングできるようになりました。
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トレース・ディメンション・フィルタ
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スパン・ディメンション・フィルタ
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[GoldenGate] GoldenGateの新規デプロイメント・タイプと接続
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新しい GoldenGate のリリースでは、Oracle Database、MySQL、および Big Data のデプロイメント・タイプと、これらのデプロイメントをサポートするさまざまな接続タイプが導入されています。デプロイメントの種類と接続は、IAD、PHX、SYD、および FRA では現時点では利用できません。
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詳細:Learn more.
以上が本日の新機能ハイライトです。
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