※ 本記事は、Pankaj Chandiramaniによる”Announcing Limited Availability: Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure with Built-in Replication and Compute-Storage Separation“を翻訳したものです。

2025年2月5日


革新的なデータベース・テクノロジーの導入に向けたオラクルの継続的なコミットメントの一環として、限定提供(Limited Availability:LA)を開始Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureの詳細をお伝えできることを嬉しく思います。分散アプリケーションの需要に対応するために設計されたこのサービスは、Raftレプリケーションとコンピュートとストレージの分離を組み込んだ統合データベース・プラットフォームを提供し、複数のリージョンにまたがる低レイテンシー・アクセス、高可用性、スケーラブルなパフォーマンスを実現します。

この度、LAプログラムにご参加いただき、エクサスケール基盤上のグローバル分散Exadataデータベースにアクセスし、貴重なご意見をいただく機会をご提供できることを大変嬉しく思います。参加申し込み方法の詳細は以下をご覧ください。

Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureの主な特徴

Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure は、包括的なデータ分散、レプリケーション、および展開方法を提供し、企業に極めて高いパフォーマンスと柔軟性を提供します。特定の地域にデータを保存する機能により、企業はデータレジデンシー要件に対応できます。また、コンバージドアーキテクチャにより、多様なデータタイプとワークロードを管理する最新のアプリケーションに最適です。マルチテナント・モデルの効率性とExadataの卓越したパフォーマンスを組み合わせることで、Exascale Infrastructure上のGlobally Distributed Exadata Databaseは、極めて高速かつ低コストのアプリケーション実行を可能にします。

  • コンピュートとストレージの分離: 疎結合アーキテクチャにより、従来はサイロ化されていたリソース管理(コンピュート、メモリ、ストレージ容量)に対する硬直的な制約をなくすことが可能です
  • 水平方向への拡張性: ノードを迅速に追加してデータベースを容易にスケールアウトし、ピーク時のパフォーマンスとキャパシティを向上させます。自動データリバランシングにより、ノード間でワークロードを効率的に分散し、シームレスな運用を実現します
  • 低コスト: サーバーレス環境でExadataのパフォーマンスを得ながら、インフラストラクチャーの初期費用が不要な従量課金モデルを活用できます。
  • ゼロ・データロスでの迅速なアプリケーション・フェイルオーバー: 複数のアベイラビリティ・ドメインやリージョンにまたがるRaftベースのレプリケーションにより、データ損失ゼロの高速な自動フェイルオーバーを実現します。このビルトイン・レジリエンスにより、企業は予期せぬ障害に直面しても、高可用性とビジネス継続性を維持することができます。
  • データ主権とレジデンシー: 指定された地理的な場所にデータを保存することで、地域の規制要件への対応を支援する。
  • 一元管理: 数百の分散ノードを統一された論理データベースとして監視・管理することで、管理を簡素化します。
  • AI Vector Search:  Oracle Database 23ai AI Vector Searchのサポートにより、非構造化データの高速かつ効率的なクエリが可能になり、最先端のAI機能で最新のアプリケーションを充実させることができます。また、独自のAI Smart Scanを使用して主要な検索機能をExadata Exascaleストレージにオフロードすることで、AI主導のワークロードのパフォーマンスとスケーラビリティをシームレスに強化します。

 

Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure User Interface

Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure User Interface

 

グローバル企業に新たな機械を提供

このサービスは、極めて高い可用性を求める企業や、複数の地域で事業を展開する企業に最適で、世界中で一貫性のある効率的なデータベース体験を提供します。

Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure は、グローバルなデータ分散、組み込みのレプリケーション、コンピュートとストレージの分離、マルチクラウド機能を統合することで、企業のデータベース変革を支援します。グローバルなスケーラビリティ、データの一貫性、運用効率の課題に対処することで、このサービスは企業が自信を持ってイノベーションを起こせるようにします。

 

Globally Distributed Exadata Database on Exascale InfrastructureのLAプログラムに参加するには

Globally Distributed Exadata Database on Exascale InfrastructureのLAプログラムは、この新しいサービスを検討し、開発作業を迅速に開始するのに最適な方法です。この限定プログラムに参加することで、最先端の機能と性能にいち早くアクセスできるようになり、高度な分散データベース・テクノロジーでアプリケーションを最適化、強化できるようになります。

  • Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructure のパワーをアプリケーションに活用しましょう
  • プログラム期間中、専門家によるサポートとガイダンスを受けることができます
  • この画期的な技術の未来を形作るために、ご意見をお寄せください。

詳細については、オラクルのサポートにお問い合わせください。Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureの幅広い利点をご体験いただけることを楽しみにしています。