OCIが提供する運用監視製品の紹介記事の第2回目です。


第2回目の本記事では、Loggingをご紹介します。

システムの動作を定期的に監視することは重要です。ログを監視することによって、気付いていないエラーの情報を取得できるのみでなく、システムの正常な動作について理解を深めることもできます。正常な動作を理解しておくことで、なんらかの不正な動作がある場合に状況を容易に認識できるようになります。
OCIでは各サービスのログを管理するLoggingサービスが提供されています。
Loggingは監査、インフラ、データベース、アプリケーションなどのセキュリティ・コンプライアンスに必要なあらゆるタイプのログを収集できます。
LoggingではOCIの各サービスで取得されるログはもちろん、OCI外のログもカスタム・ログとして管理可能です。Loggingで収集可能な3つのログをご紹介します。

Logging00

 

監査ログ
監査ログにはOCIで全てのログが記録されます。
以下はObject Storageのバケットが削除された際に出力されるログです。
削除されたテナント、コンパートメント、日時などを確認できます。
監査ログは無償で収集・閲覧可能です。

Logging02


サービス・ログ
サービスログはOCIの各サービス(オブジェクト・ストレージやロード・バランサ等)が出力するログです。
サポートされるログはこちらから確認できます。
例えばオブジェクト・ストレージのログでは、読み取りイベントのログと書き込みイベントのログを出力することが可能です。

Logging04.
サービス・ログ



カスタム・ログ
カスタムログはOSやミドルウェアなどのコンピュートのOSで管理されるログを管理できます。
コンピュートの管理エージェントを有効化することで収集できます。
Linuxのログであればログが格納されているファイルまでのパス、Windowsのログであればイベント・チャネルを指定してエージェント構成に記述します。

logging_custom
エージェント構成
Logging03
Secureログ

 

 

今すぐ始めましょう!

Loggingは10GBまで無償でご利用いただけます。(監査ログについては永久無料)
是非OCIで使用しているサービスのログや以下記事を参考にカスタムログをLoggingで確認してみてください。

参考