※ これはAnnouncing the OCI DevOps service: A complete CI/CD platformの翻訳です
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)DevOpsサービスの継続的インテグレーション(CI)機能が一般提供されたことをお知らせします。 このリリースは、既存の継続的デプロイ(CD)機能に加えて構成され、OCI商用提供リージョンにて、完全なend-to-endのCI/CDプラットフォームを提供します。開発者は、ソースコードをDevOpsコード・リポジトリにコミットし、build runnerを使用してソフトウェアのアーティファクト(成果物)をビルド、テストし、成果物(アーティファクト)をOCI Repositoriesに保存してから、OCIのプラットフォームへのデプロイを実行できるようになりました。
新しいCloud Nativeアプリケーションを構築する場合でも、既存のアプリケーションをOCIに移行する場合でも、DevOpsサービスはソフトウェアのデリバリーのプロセスをシンプルにします。 DevOpsサービスを使用すると、開発者はソフトウェアのデリバリー・ライフサイクルの各フェーズを自動化して、より迅速により少ないエラーでリリースできます。

ソフトウェアのデリバリー・ライフサイクルをシンプルに
DevOpsとは、開発チームがソフトウェアを提供する方法を継続的に改善するプロセスです。 開発チームの機能に関する最近の調査によると、DevOpsはビジネスの成功と正の相関関係にあります。競合他社よりも頻繁に機能を安全にリリースできる場合、顧客はソフトウェアからより多くの価値を得ることができます。
OCIのCI/CDプラットフォーム
DevOpsサービスにおけるCode RepositoryとBuild Pipeline機能のリリースにより、完全なCI/CDプラットフォームを利用できるようになり、OCIでのソフトウェアのデリバリーを簡素化および改善することができるようになりました。 新しいプロジェクトに着手する場合は、OCI上の完全なCI/CDプラットフォームとして使用できます。 既存のGitHubやGitLabリポジトリをOCI Code Repositoryにミラーリングして、ビルドを高速化します。 コミットし、Build Pipelineを使用して同時ビルドをすばやく実行し、OCIプラットフォーム(仮想マシン、ベアメタルサーバ、Oracle Kubernetes Engine(マネージドKubernetes)クラスタ、およびOracle Functions(サーバーレス実行環境))へのデプロイを開始します。
また、既存のアプリケーション(オンプレミスまたは他社クラウドから)をOCIに移行し、ソフトウェアのデリバリー/デプロイもOCIプラットフォームに移行したい場合もあります。 OCI DevOpsサービスには、既存のCI/CDワークフローと統合する柔軟性があります。 移行の際にJenkinsなどの既存のCIのワークフローを維持したい場合は、デプロイ・プロセスをDevOpsに移行し、既存のCIパイプラインからデプロイをトリガーして、DevOpsのDeployment Pipelineを使用してリリース・ステップを調整できます。
OCI DevOpsサービスはOCIプラットフォームのファブリックの一部であり、かつそれと連携します。 別のCI/CDプラットフォームでチームを管理する代わりに、Identity and Access Management(IAM)ユーザーとポリシーを使用して、チームのアクセスを設定できます。 OCI DevOpsを使用すると、必要なOCIリソースへの最小限の特権アクセスで、ビルドとデプロイメントを保護できます。 ビルドによって生成され、デプロイメントで使用される成果物(アーティファクト)は、OCI Artifact Repositoriesに保存されます。 ビルドの実行とデプロイメントからのログは、監査とガバナンスのためにOCI Loggingに保存され、Notificationサービスを介してDevOpsパイプラインのイベントから通知を受け取ることができます。

開発者フレンドリーなDevOps
DevOpsサービスはユーザーごとの課金はなく、Build PipelineとCode Repositoryが使用するコンピューティングとストレージに対してのみ料金を支払います。 DevOpsサービスは、サービス管理のBuilde Runnerをチームでスケーリングします。 そのため、同時ビルドを実行でき、基盤となるBuilde Runnerのホストを管理または操作する必要はありません。 DevOpsプロジェクトは、完全なソフトウェア・デリバリー・ライフサイクルのためのホームを提供します。Code Repository、Builde Pipeline、Deployment Pipeline、および成果物(アーティファクト)と各環境へのポインター全てが一箇所になります。
DevOpsのスピードと信頼性
Build Pipelineを使用すると、ビルド命令にテストを統合できます。 Deployment Pipelineを使用すると、プログレッシブ・デリバリー・リリースを作成して、開発環境とステージング環境の直近の変更を検証してから、本番ユーザーにリリースできます。 DevOpsデプロイメントから、デリバリー・ステージをロールバックすることで、本番環境の問題から回復できます。
顧客の声
Thomson Reutersは、DevOpsサービスを使用してOCIへの移行を加速しました。 Thomson ReutersのSRE技術リードであるNagaraju Kammaraは、次のように述べています。
「当社のクラウドチームは、完全に自動化されたクラウドアプリケーションの設計と実行にすでに精通しているため、Oracle DevOps サービスは採用が容易であり、OCIネイティブのツールであるため満足しています。 Landing Zone Serviceチームは、OCI DevOps サービスを使用することで開発者の効率が大幅に向上し、OCIでのデプロイを合理化できるようになりました。」
BizDoc StorageはOCI DevOpsサービスを使用して、ソフトウェア・デリバリー・パイプラインを高速化しています。 BizDocStorageのテクノロジー・ディレクターであるJim Geldermannは次のように述べています。
「BizDocStorageは、ドキュメントの変換および管理ビジネスに携わって来ました。 マイクロサービスには、人気が出る前から長い間使取り組んできました。 Oracle DevOpsサービスは、以前に使用していたソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)システムに取って代わり、90〜120秒でコードをビルドおよびプッシュできるようになりました。」
OCI DevOpsをどのように使用するかを聞くのを楽しみにしています!
今すぐ始めましょう
今日から始めましょう。Oracle Cloud Free TierにサインアップしてOCI DevOpsサービスを試すには、ドキュメントで詳細を確認してください。 リファレンス・アーキテクチャを使用して、サンプルのCI/CDパイプラインを自動的にセットアップし、サンプルWebアプリケーションをビルド、テストして、Kubernetesにデプロイします。
