この記事はNigel BaylissによるSecure View Merging in Oracle Database 23aiを日本語に翻訳したものです。
2024年5月27日
データベース・パラメータのoptimizer_secure_view_mergingを使用していないのであれば、この記事の続きは関係がありません。.
Oracle Database 23aiでoptimizer_secure_view_mergingは非推奨になりました。もしこのパラメータをpfileやspfileで使用した場合、データベース起動時に以下のようなエラー・メッセージが表示されます。
ORA-32006: OPTIMIZER_SECURE_VIEW_MERGING initialization parameter has been deprecated
このエラーは警告であり、データベースの起動を妨げるものではありません。ただし、パラメータの設定は無効です。
データベース・セッションでパラメータをセットした場合、エラー・メッセージは表示されませんが、設定は無効です。
23aiより前のリリースでoptimizer_secure_view_merging = FALSEを使用しているとOracle Database 23aiへアップグレードした際に実行計画が変わる可能性があります。 この設定が必要な場合には、代わりに次の解決策を使用することを強くお勧めします。
grant merge any view to <user-name>;
セキュア・ビュー・マージを使用が必要なユーザにこの権限を付与してください。
データベース・パラメータに対する権限の大きな利点は、ビューごとに権限を使用できることです。
grant merge view on <view-name> to <user-name>;
もしこの解決策が受け入れられない場合は、SR経由でOracle Supportにお問合せください。