この記事はSinan Petrus Toma、Ricardo Gonzalez、Thomas Van Buggenhout、Julien SilverstonによるOverview of Oracle ZDM Migration Workflows to Oracle Database@Google Cloudを日本語に翻訳したものです。
2024年11月15日

Oracle Zero Downtime Migration(ZDM)が、Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure(ExaDB-D)およびOracle Autonomous Database Serverless(ADB-S) on Oracle Database@Google Cloudへの物理的および論理的な移行ワークフローをすべてサポートするようになったことをお知らせします。 さまざまな移行シナリオにより、移行プロセス中のダウンタイムを最小限に抑える必要がある、異なるデータベース・バージョンとプラットフォーム間の移行など、Oracle Database移行に対する要件を実現するための選択肢が増えました。
Oracle Database@Google CloudとOracle Zero Downtime Migrationについて
Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure(ExaDB-D)およびOracle Autonomous Database Serverless(ADB-S) on Oracle Database@Google Cloudは、Google Cloudにネイティブに統合されたOracle ExadataとOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)上で実行することで、組み込みの高可用性、スケーラビリティ、およびパフォーマンスを提供し、Google Cloudアプリケーションへの低レイテンシ接続を維持します。
Oracle Autonomous Databaseは、プロビジョニング、チューニング、パッチ適用、セキュリティ、スケーラビリティ、可用性を自動化し、運用コストを削減し、ヒューマンエラーのリスクを最小限に抑えます。Oracle Autonomous Databaseは数分で導入できるため、企業はアプリケーションやサービスを迅速に立ち上げることができます。
Oracle Zero Downtime Migration(ZDM)は、世界中のお客様から信頼されている無償の移行ソリューションであり、最小限のダウンタイムを必要とする移行を含め、Oracle Databaseの移行を簡素化および自動化します。Oracle Maximum Availability Architecture(MAA)のベスト・プラクティスに従って、ZDMはOracle Database@Google Cloudへのシングル・データベースまたはデータベース・フリート移行の事前検証と制御可能な自動化を提供します。
Oracle Exadata Database Serviceへの移行ワークフロー
次のOracle ZDM移行ワークフローを実行して、Oracle DatabaseをOracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure(ExaDB-D) on Oracle Database@Google Cloudに移行できます。
物理的オンライン移行物理的オンライン移行ワークフローは、同じデータベースバージョンとプラットフォーム間の移行をサポートします。直接データ転送と”restore from service”手法を使用してターゲット・データベースを作成するため、ソース・データベースを中間ストレージにバックアップする必要はありません。Oracle Data Guardは、ソース・データベースとターゲット・データベースの同期を維持し、ダウンタイムを最小限に抑えた移行を実現します。
詳細については、このステップバイステップガイドをご覧ください |
論理的オンライン移行論理的オンライン移行ワークフローは、同じまたは異なるデータベース・バージョンとプラットフォーム間の移行をサポートします。Oracle Data Pumpのエクスポートとインポートを使用して、ターゲット・データベースを作成します。Google Cloud Managed NFS Serverは、Data Pumpのダンプ・ファイルを保存するためのNFSファイル共有を提供します。Oracle GoldenGateは、ソース・データベースとターゲット・データベースの同期を維持し、ダウンタイムを最小限に抑えた移行を実現します。
詳細については、このステップバイステップガイドをご覧ください |
物理的オフライン移行物理的オフライン移行ワークフローは、同じデータベース・バージョンおよびプラットフォーム間の移行をサポートします。Recovery Manager(RMAN)のバックアップおよびリストアを使用してターゲット・データベースを作成します。Google Cloud Managed NFS Serverは、RMANバックアップファイルを保存するためのNFSファイル共有を提供します。
詳細については、このステップバイステップガイドをご覧ください |
論理的オフライン移行論理的オフライン移行ワークフローは、同じまたは異なるデータベース・バージョンとプラットフォーム間の移行をサポートします。Oracle Data Pumpのエクスポートとインポートを使用して、ターゲット・データベースを作成します。Google Cloud Managed NFS Serverは、Data Pumpダンプ・ファイルを保存するためのNFSファイル共有を提供します。
詳細については、このステップバイステップガイドをご覧ください |
Oracle Autonomous Databaseへの移行ワークフロー
次のOracle ZDM移行ワークフローを実行して、Oracle DatabaseをOracle Autonomous Database on Oracle Database@Google Cloudに移行できます。
論理的オンライン移行論理オンライン移行ワークフローは、同一バージョンおよび異なるデータベースプラットフォーム間の移行をサポートします。Oracle Data Pumpのエクスポートとインポートを使用してターゲットデータベースを作成します。Google Cloud Managed NFS Serverは、Data Pumpのダンプ・ファイルを保存するためのNFSファイル共有を提供します。Oracle GoldenGateは、ソースデータ・ベースとターゲット・データベースの同期を維持し、ダウンタイムを最小限に抑えた移行を実現します。
詳細については、このステップバイステップガイドをご覧ください |
論理的オフライン移行論理的オフライン移行ワークフローは、同一バージョンおよび異なるデータベースプラットフォーム間の移行をサポートします。Oracle Data Pumpのエクスポートとインポートを使用してターゲット・データベースを作成します。Google Cloud Managed NFS Serverは、Data Pumpダンプ・ファイルを保存するためのNFSファイル共有を提供します。
詳細については、このステップバイステップガイドをご覧ください |
まとめ
Oracle ZDMは、Exadata Database ServiceおよびAutonomous Database on Oracle Database@Google Cloudへの物理的および論理的なオンライン/オフライン移行ワークフローをサポートしているため、お客様はOracleのMaximum Availability Architectureによる最高の移行ソリューションが提供するすべての利点を活用できます。ボタン1つで操作できるシンプルさ、移行プロセスの自動化とオーケストレーション、そしてZDMの無償モデルによるコスト効率の良さなどがZDMの特長です。Oracle Zero Downtime Migrationは、数百のお客様と数千のデータベースをOracle Cloud Infrastructureに移行してきました。今、あなたも同じようにOracle Database@Google Cloudに移行することができます。
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Oracle Zero Downtime Migrationの技術概要およびドキュメントの詳細については、以下をご覧ください。





