SUBARU様が、車両設計シミュレーション向け衝突解析・流体解析および3D可視化用高性能コンピューティング(High Performance Computing : HPC)ワークロードの実行環境に「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を導入したことを発表しました。同社は、衝突安全性能や走行性能の品質向上を担う衝突解析やソフトウェアを用いた計算数値流体力学(Computational Fluid Dynamics : CFD)シミュレーションおよび3D可視化のワークロードを高性能な「OCI」で実行することで、計算時間を約20パーセント短縮し、開発効率向上およびコスト最適化を図っています。

SUBARU様は、製品開発において、同社の提供価値として掲げる「安心と愉しさ」を支える技術の向上や次世代技術への柔軟な対応に向け、設計・開発効率やアジリティの向上を推進しています。同社ではこれまで、ドライバーの「安心」を支える衝突安全性能と「愉しさ」を支える優れた走行性能の品質向上において、膨大で複雑なシミュレーションやテストを実行するために、計算負荷の高いHPCワークロードをオンプレミス環境で運用してきました。昨今の自動車業界におけるCAEやHPCにおけるクラウド活用の取り組みやさらなる設計・開発効率の向上の一環として、SUBARUはこれまでオンプレミスで稼働していた最大数万コアに及ぶ大規模HPCワークロードを「OCI」に移行しています。

Oracle Cloud Infrastructure:2022年6月度サービス・アップデート

Oracle Cloud Infrastructure:参考情報