Oracle Coherenceの新しいリリース 3.7 のプレス・リリースがありました。
(日本での出荷は2011年6月頃を予定しています。)
Oracle Fusion Middleware ファミリーの一つであるOracle Coherenceは、インメモリ・データグリッド・ソリューション製品として、頻繁に使用されるデータに対して、高速かつ信頼性の高いアクセスが可能なため、ミッションクリティカルなアプリケーションを計画的に拡張できます。
以下、プレス・リリースにある”New Facts”の記述を少し訳してみます。
- Oracle Coherence 3.7は大規模なデプロイメントの構成、管理を単純化し、劇的なデータ・ストレージ能力、知的でダイナミックなクライアント接続のロード・バランシングを顧客に提供します。
- Oracle Coherence 3.7の新しいElastic Data機能は、データ・グリッド・ストレージにおけるメモリとディスク・ベースのデバイス(SSD, SANなど)間をレバレッジし、キャパシティおよびリソース・プランニングにおいて、ストレージ媒体やより大きな柔軟性とは関係なく、データへのアクセスをメモリ・スピードに近くなることを可能とする画期的な技術です。
- メモリとディスク・ベースのデバイス全体でシームレスにデータを管理するために、低レイテンシなデータ・アクセス条件(例えば、投資情報サービス会社、オンライン小売業など)と結合されるとても高いデータ能力を要求する顧客は、Elastic Dataを使うことができます。
- 顧客がより賢くクライアント接続を割り振り、管理することができるCoherence*Extendクライアント(例えばOracle Coherenceのデータ・グリッドにアクセスしているアプリケーション・サーバーあるいはデスクトップ・アプリケーション)のために、Oracle Coherence 3.7はダイナミック・ロード・バランシングと自動プロキシ・ディスカバリを取り入れています。
- F5 BIG-IP Local Traffice Manager and SSL Acceleration技術との統合により、クラスタにおける多くのサーバー間およびCPU集約型SSL暗号化に関するハードウェア・アクラレータで、Coherence*Extendクライアントから生成されるアプリケーションのトラフィックをセキュアで、最適に、そしてロード・バランスするため、既存インフラストラクチャのコンポーネントをレバレッジすることをユーザーに許可します。
- Oracle Coherence 3.7にはCoherence*Web SPI for GlassFish (ActiveCache for GlassFish)によるOracle GlassFish Serverとの統合があります。「コードの変更なし」にCoherence*Webのインストールと構成で、アプリケーションをスケールすることがOracle GlassFish Serverで簡単に実現できます。
- Oracle Coherence 3.7はOracle Fusion Middleware 11gのコンポーネントの一つであり、Oracleのミドルウェア・スタックにおいて他のコンポーネントとしっかりと統合されています。Oracle CoherenceはOracle Exalogic Elastic Cloudのコンポーネントの一つでもあります。
Oracle Coherenceに興味ある方はぜひ以下のリンク先にもアクセスしてみてください。
- 弊社ホームページにあるOracle Coherenceのページはこちら。
- Oracle Technology Network Japan (OTN-J)にあるOracle Coherenceのページはこちら。
- Oracle Coherence 3.7のダウンロード・ページ(US)はこちら。 (OTN-Jのダウンロード・ページも数週間のうちに新リリースに切り替え予定。)
- 製品ドキュメントにある新機能説明(英語)はこちら。最新のドキュメントは英語のままですが、日本語のドキュメント・ページはこちら。
以上です。
P.S.
このOracle Blogsサイトは2011年4月下旬から5月上旬にかけて、新しい環境への移行を予定しているため、その期間はブログの更新ができません。(その期間であっても参照いただくことは問題ありません。)
