この記事はCatalin AndreiによるDNS resolution for Oracle Database at AWSを日本語に翻訳したものです。
2025年7月31日
はじめに
クラウド・コンピューティングの進化により、企業はマルチクラウド・ソリューションを採用し、さまざまなプロバイダが提供する最適な機能を活用できるようになりました。Multicloud Oracle Database at AWS(ODBAWS)は、企業がAWSの堅牢なインフラストラクチャとOracleの専門的なデータベース製品を活用できる強力な例です。この構成における重要な要素の1つが、円滑なクロスクラウド運用を実現するための効果的なDNS解決です。
この記事では、Oracle Database at AWSサービスをデプロイする際のDNSオプションについて説明します。この記事の執筆時点で利用可能な2つの製品は、Exadata Cloud Service Dedicated(Exa-D)とAutonomous Database Dedicated(ADB-D)です。
先に進む前に、サービスおよびデプロイの前提条件に関するドキュメントを読むことをお勧めします。
ODBAWSの文脈でネットワーキングについて説明する場合、中心となるのはODB Networkです。ODB Networkは、AWSコンソールからOCIネットワーキング・コンポーネント(VCN、DNSなど)をプロビジョニングします。
このサービスのネットワーク・トポロジについて学びたい場合は、このリファレンス・アーキテクチャを参照し、また、このステップ・バイ・ステップのドキュメントでODB Networkのデプロイについても確認してください。
ODB Networkのデプロイ時のDNSオプション
ODB Networkのプロビジョニング時には、DNSに関して次の2つの選択肢があります。
- サービスにoraclevcn.comを使用するデフォルトDNSドメイン。ドメイン名プレフィックスを定義できます(15文字まで)。
- カスタム・ドメイン名。お客様が任意のプライベート・ドメインを利用できます(253文字まで)。
以下は、ODB Networkのプロビジョニング中に取得したスクリーンショットです。

デフォルト・ドメインはEXA-DとADB-Dの両方で使用できますが、カスタム・ドメインはEXA-Dでのみ使用できます。
カスタム・ドメイン名をデプロイする場合でも、デフォルト・ドメインも作成されます。EXA-Dはレコードにカスタム・ドメインを使用します。同じODB Network内にADB-Dをデプロイする場合、このサービスはデフォルト・ドメインを使用します。
DNS解決アーキテクチャ
ODB Networkの作成後、2つのOCI DNSエンドポイントがプロビジョニングされます。
- リスナー・エンドポイント。AWSコンソールのODB Network配下に表示され、AWSまたはオンプレミスDNSがDBエンドポイントを解決するために使用されます。

- フォワーダ・エンドポイント。サービスがデプロイされているVCNから、AWSまたはオンプレミス上のDNSリソースへのDNS解決を有効化するために使用できます。フォワーダはOCIで確認できます。

以下はDNSのネットワーク・アーキテクチャです。

AWS内のEC2インスタンスからoraclevcn.comまたはサービスのカスタム・ドメイン名を解決するには、AWSのドキュメントに記載されているように、アウトバウンドDNSエンドポイントを構成し、DNS問合せをOCI DNSリスナー・エンドポイントへ転送するリゾルバ・ルールを作成する必要があります。AWSのDNS解決についてはこちらでも詳しく確認できます。
まとめ
要するに、DNS解決は、IPアドレスを覚える必要なくアプリケーションをOracle Database at AWSへ接続できるようにするための基盤となる要素です。
