この記事はGlen HawkinsによるAscend to the Diamond Tier: Introducing the Next-Gen Oracle Maximum Availability Architecture (MAA)を日本語に翻訳したものです。

2026年2月3日


現実を直視しましょう:データベースの世界では、downtimeは決して聞きたくない8文字の言葉です。深夜3時に必死でサーバーを再起動しているあの人には誰もなりたくありません。 だからこそ、OracleのMaximum Availability Architecture(MAA)は、不適切なDROP TABLEコマンド(人為的ミス、あなたにはわかります)から大規模なサイト障害まで、あらゆる種類の混乱からデータベースを守るための、信頼できるスーパーヒーローのマントとして機能してきました。

このたび次世代版のMAAをご紹介できることをうれしく思います。次世代のMAAでは基本構造を5段階に拡張し、新しいテクノロジーとよりシンプルなライフサイクルのベストプラクティスを組み込むことで、最も厳しい目標復旧時間(RTO)および目標復旧時点(RPO)要件をに対応します。また、SilverからPlatinumでより多くのアーキテクチャの選択肢を提供することで、極めて高い可用性を実現するためにExadataが必要な理由を示し、MAA SilverおよびGoldソリューションをOracle Cloudおよびマルチクラウドで利用可能にするとともに、Oracle AI Database 26aiおよびGoldenGate 26aiの継続的な改善を強調したまったく新しいDiamondレベルを確立します。

MAAの進化: データベースの理想郷を実現する5段階

MAAはこれまで、4段階のアーキテクチャ(Bronze、Silver、Gold、Platinum)で構成されていました。しかし、今日のテクノロジーの世界では、どんなに優れたソリューションでも改善の余地があります。そこで私たちは、究極のレジリエンスと、実現困難なデータ損失ゼロの保証を提供するために、Diamondを導入しました。 これは、データベースのニーズを最適なRTO/RPOの組み合わせに当てはめ、あらゆるアーキテクチャ要件に対応できる柔軟性とレジリエンスを備えるものと考えてください。

更新されたMAA構成の詳細は以下の通りです。

  • Bronze Tier(開発/テスト): この基礎的なレベルはシングルインスタンス・データベースに焦点を当て、基本的な再起動機能、Flashback Technologies、従来のRMANによるバックアップ/リストア手順を提供します。復旧目標は通常、数分から数時間の範囲です。
  • Silver Tier(本番/開発): Bronzeをベースに、このレベルではReal Application Clusters(RAC)またはローカルのData Guardスタンバイ・データベースによって、データベースの高可用性(HA)を追加します。クライアントのフェイルオーバーに対応するため、Application Continuity のベストプラクティスも取り入れます。インスタンス障害時のRTOは60秒未満を目標としています。
  • Gold Tier(ビジネス・クリティカル): このレベルでは、Active Data Guardによるデータベース・レプリケーションと自動フェイルオーバーを用いて、堅牢な災害復旧(DR)機能を導入します。データ破損に対する包括的な保護も提供し、災害時のRTOは5分未満を目標とています。
  • Platinum Tier(ミッション・クリティカル): このレベルは、Gold MAAの機能にExadataの最適化されたインフラストラクチャを組み合わせたものです。GoldenGateを利用したActive/Activeレプリケーション、またはOracle AI Database 26aiによる Active Data Guardの高度なアプションを2つを提供します。災害復旧時のRTOは大幅に短縮され、30秒未満を目標とします。
  • Diamond Tier(NEW)(極限の可用性): レジリエンスの頂点に位置付けられるレベルで、Oracle AI Database 26aiExadataRACActive Data Guardおよび GoldenGate 26aiのレプリカを必要とします。この組み合わせは、最高水準の可用性とレジリエンスを実現し、RTOは0〜10秒、データ損失はほぼゼロを目標とします。

それをすべて可能にするテクノロジー

このデータベースの理想郷をどうやって実現するのでしょうか?

  • Exadataの優位性: Exadataはレジリエンスとスケーラビリティにおいてまさに唯一無二の存在です。データ破損を能動的に検知して修復し、ノード障害からのリカバリはExadata以外のシステムと比較して15倍高速です。可用性を最大化し、Platinum MAAレベルのHAを実現するインフラストラクチャです。
  • 400%高速化したData Guard: Oracle AI Database 26aiでは、Data Guardのロール移行は最大400%高速になります。ただ単に速いだけではなく、すさまじく速いです。RTOを大幅に短縮し、AIが映画をおすすめするだけではないことを示しています。
  • マルチクラウドへの拡張:パーティーは拡大中!次世代MAAは、AWS、Azure、Google Cloudを含むハイパースケーラー環境を正式サポートします。Oracle Database@Hyperscalersにおいて、リージョン間でMAA Goldレベルの達成が正式に実現しました。OCI、Azure、Google Cloud、AWSなど、どのリージョンであっても、ミッション・クリティカルなExadata Database Serviceをリージョン間で保護できるようになります。

5段階の次世代MAAは、これまで以上に柔軟性、レジリエンス、データ損失ゼロの選択肢を提供します。皆さまが”ダイヤモンド・レベルへ昇格”し、データベースのダウンタイムを過去のものにできるよう支援できることを楽しみにしております!

Diamond MAAを含む次世代MAAのガイドラインの公開にご期待ください。詳細は以下のMAA関連情報を参照ください。