※ 本記事は、Kay Singhによる”Announcing contextual notifications for simpler notifications setup“を翻訳したものです。
2022年6月29日
Oracle Cloud Infrastructure（OCI）Notificationsサービスでは、OCIおよび外部でホスティングされているアプリケーションに、安全性と信頼性が高く、低レイテンシ、耐久性に優れたメッセージを提供します。サブスクライバのエンドポイントにメッセージをプッシュすることで、ポーリング・オーバーヘッドがなくなります。Notificationsでは、次の主なユース・ケースを使用できます。
- オペレーショナル・アラート: 通知を使用して、アプリケーションのアラートによってトリガーされる通知を受信します。たとえば、通知トピックに通知を送信するようにOCIアラームを構成できます。その後、電子メールまたはPagerDutyを使用してトピックにサブスクライブできます。
- アプリケーションの統合: このファンアウト・シナリオでは、アプリケーション・イベントをNotificationsのトピックに送信できます。その後、Notificationsでは、すべてのサブスクリプションにメッセージをプッシュします。たとえば、運送管理アプリケーションでは、通知を介して運送ステータスの変更を複数のアプリケーションにブロードキャストして、プロセスを開始したり顧客に通知できます。
コンテキスト通知
これらのユース・ケースの利点を実感されたお客様ですが、運用アラートのシナリオに対する通知システムのセットアップは困難です。複数のリソース（トピック、アラーム、イベントおよびサブスクリプション・サービス）を作成し、これらのブロックをまとめて配置することが新しいOCIユーザーにとって困難な場合があります。オラクルでは、運用アラートがミッションクリティカルなシナリオだと考えています。したがって、セットアップには数回クリックするだけで済みます。
今日、コンテキスト通知を起動して、事前定義済のテンプレートを使用して通知をすばやく設定できます。コンテキスト通知では、時間の経過とともにOCIサービスに採用される一般的なフレームワークを使用します。現在有効化している最初のサービスはComputeです。すぐに開始できる、Computeユーザー向けの最も一般的な運用シナリオ用のクイック作成テンプレートのセットを作成しました。
はじめに
コンテキスト依存という言葉が示すように、Oracle Cloud Consoleですでに実行している内容のコンテキストでこれらの通知を確認できます。具体的には、インスタンスの詳細ページで、Notificationsという新しいタブがあります。
このタブをクリックすると、特定のインスタンスに対して作成したコンテキスト通知のリストが表示されます。コンテキスト通知が作成されていない場合は、クイック作成テンプレートのリストが表示されます。
「通知の作成」をクリックすると、右側のパネルが展開され、コンテキスト通知を設定できます。最初のタブ「クイック・スタート」では、1つの画面でアラームまたはイベント・ルールと通知の作成を組み合せます。テンプレートを選択すると、必要なアラームの値が自動的に入力され、開始に役立ちます。また、アラームがトリガーされるときに簡単な言葉で説明するメッセージもあります。
次に、トピックを選択します。トピックは、通知サービスのリソースで、SMS、電子メール、Slack、ポケットベル職務など、メッセージが配信されるエンドポイントのコレクションです。この画面では、そのトピック用に構成されているすべての宛先を表示する既存のトピックを選択するか、またはトピックを作成できます。
クイック作成オプションが十分でない場合は、詳細タブからアラームまたはイベント・ルールを作成するためのオプションの完全なセットにアクセスできます。
最後に、通知を作成できます。「通知の作成」をクリックすると、アラームまたはイベント・ルール、トピックおよびサブスクリプション・リソースが自動的に作成されます。
はじめに
コンテキスト通知の詳細は、次のリソースを参照してください。