こんにちは。日本オラクルのクラウド・ソリューション・エンジニアの小西です。
シルバーウィーク、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。
それでは、前回に引き続き、ここ2週間の新機能を見ていきましょう!
[Database, Database Managment] データベース管理の新リリース
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データベース管理サービスの新しいリリースが利用可能になりました。
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ベアメタル、VM DBシステムとExadata Cloud Service上で動作するOracle Databaseでデータベース管理を有効化して利用することが可能になりました。
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単体データベースやデータベース・グループで、SQLジョブのスケジュール実行が可能になりました。スケジュールは、その後のある時点もしくは特定の頻度で繰り返し実行が可能。
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[Resource Manager] ジョブの機能拡張
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リソース・マネージャのジョブ実行時の拡張オプションが追加になりました。
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ログレベルを選択し、Terraformの詳細ログをダウンロード可能
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パラレル操作数の指定
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ジョブ実行前のリソースのステータスのリフレッシュ
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ジョブの強制キャンセル

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[Data Science] PyTorch 1.9 conda 環境
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コンピュータ・ビジョンや自然言語処理のアプリケーション向けに、新しいPyTorch 1.9 condaが利用可能になりました。このconda環境はCPUとGPUで利用可能です。
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slug名:pytorch19_p37_cpu_v1 and pytorch19_p37_gpu_v1.
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詳細: Data Science 、 Data Science API.
[Console] コンソールのセッション・タイムアウト設定
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これまでOCIコンソールのセッション・タイムアウトは60分固定でしたが、タイムアウト時間を変更可能になりました。
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15, 30, 60, カスタム(5~60の間)で設定可能
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設定変更するにはテナンシーレベルのポリシーが必要

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[Database] Exadata Cloud Service, ベアメタル及びVM DBシステムのデータベースでパフォーマンス・ハブとメトリックが利用可能
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Exadata Cloud Service, ベアメタル及びVM DBシステムのクラウド・データベースで、パフォーマンス・ハブを利用してメトリックを参照することが可能になりました。これにより、追加のモニタリングや管理機能を提供します。
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詳細: Analyzing Exadata Cloud Service Database Performance and Analyzing Virtual Machine / Bare Metal Database Performance .
[Compute] シールド・インスタンス(保護インスタンス)
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シールド・インスタンスが利用可能になりました。シールド・インスタンスでは、VM、BMインスタンスのファームウェア・セキュリティを強化し、悪意のあるブート・レベル・ソフトウェアから防御します。
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以下3つの仕組みでインスタンスのファームウェアのセキュリティーを強化
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Secure Boot
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承認されていないブートローダーとOSのブートを妨げるUEFI機能
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測定ブート(Measured Boot)
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ブートプロセス内のすべてのコンポーネントに有効な署名のリストに含まれる署名があることを確認
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セキュア・ブートと組み合わせると強力
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Trusted Platform Module (TPM)
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ブート測定値を格納するために、測定ブートで使われる特殊なセキュリティーチップ。
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VMインスタンスでは、測定ブートを有効にするとTPMが自動的に有効化される。
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[Data Science] データ・サイエンスのジョブとジョブ実行
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ジョブ機能を使用すると、完全に管理されたインフラストラクチャ上で繰り返し可能な機械学習タスクを定義して実行できます。ジョブはカスタム・タスクを有効にし、データ準備、モデルト・レーニング、ハイパーパラメータ最適化、バッチ推論など、あらゆるユースケースを適用できます。
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ジョブによって、お客様はOracle Cloud Infrastructureでコンピュート・ワークロードを簡単かつコスト効率よく実行できます。データ・サイエンス・ジョブは、サブミットされたジョブのブロック・ボリューム、シェイプ、およびネットワーク構成に基づいて、必要なコンピュート・リソース(CPUやGPUなど)を自動的にプロビジョニングします。
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データ・サイエンス・ジョブを使用すると、ジョブを実行するためのコンピュート、サーバー・クラスター、またはソフトウェアをインストールして管理する必要がないため、ユースケースやビジネス上の問題を解決することに集中できます。
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詳細: Data Science 、 Data Science API.
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ブログ: Data Science blog.
以上が本日の新機能ハイライトです。
今後も引き続き新機能情報をお伝えしていきたいと思います!
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