こんにちは。日本オラクルのクラウド・ソリューション・エンジニアの小西です。
今週は水曜日がお休みだったため木曜投稿です。
さて、「Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト」では、隔週でOracle Cloud Infrastructure(OCI)の主な新機能をご紹介していきます。
それでは、前回以降のリリースノートに掲載されているOCIの新機能を見ていきましょう!
[Stack Monitoring] スタック・モニタリングでTCPS有効化されたOracle Databaseのサポート
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スタック・モニタリングは、安全な Oracle データベース通信のために TCP over SSL (TCPS) ネットワーク暗号化プロトコルを利用する Oracle データベースをサポートするようになりました。
[Management Agent] 管理ゲートウェイの新バージョン
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管理ゲートウェイの新しいバージョン 221019.0021.1667404647 が利用可能になりました。
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このリリースには、アップロードを管理ゲートウェイ内でバッファリングし、接続と応答時間を短縮する新機能 ゲートウェイ・バッファが含まれています。
[Resource Manager] 以前適用したジョブへのロールバック
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以前の適用ジョブにロールバックできるようになりました。
[Big Data] BDSのアップデート
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BDSのアップデート:
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ODH 2.0 が利用可能になりました
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以下のサービスがアップグレードされました
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Apache Hive 3.1.3
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Apache Spark 3.2.1
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Apache Hadoop 3.3.3
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Trino 389
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Delta Lake 1.2.1 は BDS Spark サービスの一部としてサポートされます。Delta Lake は、BDS Spark サービスのクラウド・オブジェクト・ストア上に ACID 対応のストレージ レイヤーを提供します。
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Apache Flink 1.15.2 が、BDS クラスター バージョン 3.0.17 以降でサポートされています。
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既存のクラスタに Edge ノードを追加できます
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[Data Flow] データ・フローでSCANプロキシのサポート
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プライベート ネットワークを使用したデータ フロー を使用する際に、RAC 環境でデータベースにアクセスするために SCAN プロキシがサポートされるようになりました。
[Data Integration] データ統合の新リリース (Security and bug fixes)
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様々な修正を含んだリリースです。
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詳細:https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/changes/c92ee654-d42b-4132-ab90-c796002f847e/
[Resource Manager] リソースとジョブ出力のリスト
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コンソールに加えて、SDK、CLI、および API を使用して、スタック・リソース、ジョブ・リソース、およびジョブ出力を一覧表示できるようになりました。
[Data Science, Data Flow] データ・サイエンスからデータ・フローへの接続
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データ・サイエンス・ノートブック・セッションから データ・フローに接続し、Apache Spark アプリケーションを実行できます。これらのセッションでは、Apache Livy 統合を介して、持続的なデータ・フロー・クラスターでインタラクティブな Spark ワークロードを実行できます。
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データ・フローとデータ・サイエンスの統合(Data Flow integration with Data Science )では、フル・マネージドの Jupyter Notebook を使用して、データ・サイエンティストとデータ・エンジニアがデータ エンジニアリングとデータ サイエンスのアプリケーションを作成、視覚化、コラボレーション、デバッグできるようにします。これらのアプリケーションは、Python、Scala、および PySpark で作成できます。また、データ・サイエンス・ノートブック・セッション( Data Science)をデータ・フローに接続してアプリケーションを実行することもできます。 Data Flow Studio のカーネルとアプリケーションは、 Oracle Cloud Infrastructure Data Flow 上で実行されます。
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データ・フローは、インフラストラクチャをデプロイまたは管理する必要なく、非常に大規模なデータセットに対して処理タスクを実行する、フル マネージドの Apache Spark サービスです。
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詳細:Data Flow
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[APM] Application Performance MonitoringのジオIPマッピング
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Application Performance Monitoring で、APM ドメインにアップロードされたジオロケーション・マッピング・ファイルにカスタム IPを使用するように構成できるようになりました。
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この機能を使用すると、正確な場所の名前がわかっている IP 範囲を上書きまたは追加できます (プライベート・サブネットを使用するオフィスの場所など)。このカスタム IP アドレス マッピング ファイルは、Trace Explorer で使用され、この情報を使用して Geomap またはテーブル ビューを作成します。
[Cloud Shell] クラウド・シェルでOracle JDK 11がデフォルトに
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Cloud Shell は、デフォルトで Oracle JDK 11 を使用するようになりました。これを変更するには、Cloud Shell ドキュメントの Managing Language Runtimes を参照してください。
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https://docs.oracle.com/iaas/releasenotes/services/data-flow/)
[Data Integration] データ統合の新リリース (security and bug fixes)
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いくつかの修正を含んだリリースです。
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詳細:https://docs.oracle.com/iaas/releasenotes/changes/264a831f-eff3-4463-869e-53da74973293/
[Media Flow] メディア・フローでOCIロギングのサポート
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メディア・フロー(Media Flow)を使用すると、OCIロギング(Oracle Cloud Infrastructure Logging) を使用してメディア・ワークフロー・ジョブの実行ログを提供できます。
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メディア フローでのロギングの有効化の詳細:Media Flow documentation
以上が本日の新機能ハイライトです。
今後も引き続き新機能をご紹介していきます。
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